「楽しい(1)」_感情の波数スペクトル

(その24)

 

 

 「意識の科学としての名言と名言対」で述べてきていますように、言葉は人間の意識(アクシオン場)の波動関数の測定値とみることができます。言葉はエゴの発育とともに現れますが、E. H. Walkerらの実験結果を踏まえ「磁流理論」ではエゴは脳の扁桃体でのアンダーソン局在だと見ています。そこで言葉も波動関数が「測定」によって収縮したものと見なせます。(1)(2)

 感情も同様で、感情の中枢でもある脳の扁桃体がカオスになると真の霊能力・サイ能力が一切発揮できなくなることをお伝えしてきていますが、その感情、実は一昨年(2022年)ノーベル物理学賞の「量子エンタングルメント」しているすごく精密な存在であることが判明しました。「喜」「怒」「哀」「楽」は測定(観測)によって波動関数が収縮した幻であり、実在は量子エンタングルメントしている「喜怒哀楽」だったのです。だから「苦」を測定(観測)したので「楽」があり「楽」を測定(観測)したので「苦」ということになるということです。心理学でいう「幸せ」は実はネガティブ感情で「うつ」を測定したので出てくる幻でした。そして測定(観測)しないでエンタングルメントのままでいるとその「幸せ」を凌ぐ「愉しさ」と真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮されるという機構があることも判明しています。(3)

 その感情がどんな波数スペクトルとして測定(観測)した結果なのかを、小説家や作家の感情表現用語とそういう表現をしているその小説家や作家の波数から求めてみました。その小説家・作家が測定(観測)しない感情は表現されませんので、小説家・作家の波数によってどういう感情表現をするかには実は偏りがあるわけです。

 ある感情の波数スペクトルが判明すればそれと足して99・・・となる感情の片割れあるいは組にすぎないと認識できますので、真の霊能発揮の境地、悟りの境地に役立ちます。

 感情の波数スペクトル第24回目は「楽しい」です。

「楽しい」の感情表現例:


「それから五六日、おりつは心たのしい時をすごした。」
(『ちいさこべ』山本周五郎 1903年6月22日生まれ、波数+6+→5)

 

「帰りの汽車は楽しいものだった。」
『友情』武者小路実篤 1885年5月12日生まれ、波数+5+3→3)

 

「舟と舟とでにぎやかさが、またたのしかった。」
(『冬のつり』瀧井孝作 1894年4月4日生まれ、波数→3)

 

「この藤の実は、光沢があって、眺めているだけで楽しい。」
(『私の机』庄野潤三 1921年2月9日生まれ、波数+2+9→6)

 

・・・

 これらから集計すると波数分布は下図のようになります。


「楽しい(1)」の波数スペクトル

 「楽しい」という感情は、波数4を強くもつ人が測定(観測)しやすい感情だということがわかります(χ2乗検定、p 値<0.03)。

 

 波数4の典型的神経伝達物質であるセロトニンはこころが安定して「楽しい」とき分泌されますのでこのグラフはそのことを反映していると思われます。

 

 ところで上記は、年から出る波数、月から出る波数、日から出る波数、それぞれの波数による分布です。年月日それぞれの波数を足して出る全体の波数の分布もみると実は全く別の分布になります。この辺りは上記の「愉しい」との関連で興味深い事実ですので、次回改めてご報告します。

 

 波数とホルモン(神経伝達物質)の関係については「ドーパミンな人びと-明石家さんまはドーパミンだった」もご覧ください。


文献
(1)佐佐木康二 「波動関数を収縮させない生き方」 東北日本サイ科学会 2011.8
(2)佐佐木康二 「意識の科学としての名言と名言対」 東北日本サイ科学会 2013.4
(3)佐佐木康二 「感情は量子エンタングルメントだった!」 東北日本サイ科学会 2023.4 

(4)中村明編 「感情表現辞典」 東京堂出版 2003

 

 

◎セロトニンの量子状態テレポート装置:

 

 

 

◎生年月日から求める波数の出し方はこちら:

 

 生年月日は本来の性格を表している - 波数による性格診断

 

(c) 2024 NLL物理研究所