剣の究極……二刀流/二刀流 八重波会 -4ページ目

剣の究極……二刀流/二刀流 八重波会

古流剣術山口流を再編纂した「玄黄二刀流(げんこう にとうりゅう)」剣術・居合を稽古している
「二刀流 八重会(にとうりゅう やえなみかい)」です。

2014年3月30日(日)、南城市文化センター シュガーホール(沖縄県)にて開催された、「南城市佐敷文化協会 第20回記念公演 『若水にするてぃ』」において、「二刀流 八重波会」が、「玄黄二刀流」演武をおこないました。

以下その時の動画です。ノイズが入りますが、どうぞ気にせずご覧下さい!

「玄黄二刀流」居合形演武



「玄黄二刀流」剣術形演武


600人収容のホールがほぼ満席とあって、小学生会員たちも緊張したようです。その緊張でかえってうまくいきました。
さて、3日間におよぶ稽古が終わって、各会員は日常生活に戻りました。

今まで開催された沖縄稽古会でもダントツにキツい内容でした。しかし楽しかった! みな「キツかった」とは言っていましたが、もっと稽古したい! と思っているのでは?



個人的にも実にいろいろな所で発見があり、本当に面白かったです。


例えば刀の振り方(斬り方)について。

ただ刀を持って振るだけならば、素人でも子どもでも出来ます。しかし物を斬ることが出来るように振るためには、かなりの修練が必要です。動いている対象を斬るためには、さらに修練が必要。

さらに、「相手が避けられないように斬る」ためには大変な稽古が必要です。相手にはこちらの刀も太刀筋(刀の進む方向)も見えている、しかし避けることが出来ず斬られてしまう…稽古すればこれが出来ます。

これは二刀であれ一刀であれ同じことです。この振り方に到る方法が、今回の御宗家ご指導の稽古の中から見えました。


また体捌きについて。これについても数えきれない発見がありました。例えば左右の体捌きにかぎらず、前後、上下の体さばき。「玄黄二刀流」にはこれらが全て出てきます。しかも巧妙に!



稽古後、御宗家より「二刀流を徹底して指導せい!」とメッセージを頂戴しましたが、これからも徹底して修練し、指導しようと思います。

ご指導いただきました新名玉宗御宗家、ならびに稽古に参加して最後まで頑張った会員のみなさま、ありがとうございました。



気を緩めず稽古を続けましょう!


さて稽古最終日16日です。昨日に引き続き沖縄県立武道館・第二錬成道場にて。

御宗家が「さあ今日は何にしようか。昨日稽古した剣術形15本を繰り返して、きっちり覚えてもらうか!」おっしゃったので、今日はみなで繰り返し。

まずは形の細部を確認。御宗家自ら打太刀に立たれて指導されました。御宗家の打ちは速く、重いので二刀を持った仕太刀は真剣勝負です。





形通りに動くといっても、決められた形の中に駆け引きがあります。また決められた動き、わかっているはずの動きにも関わらず、御宗家の打ちに対応できず、ボカリと殴られるもの多数。形稽古は深いです。




お昼はこれまた非常に沖縄的な沖縄そば屋にて昼食。サプライズ誕生パーティーがあって楽しかった。


午後は、参加者全員が15本の剣術形の仕太刀、打太刀が経験できるよう、総当たり式で。



以上3点、撮影:御宗家

これはハードでした。反応の速い人、遅い人、間合いの近い人、遠い人、腰の高い人、低い人それぞれに対応する必要があるので、緊張せざるを得ない。これまた真剣勝負になります。


また夕方までこれをみっちり繰り返しましたから、参加者は否でも覚えたのではないでしょうか? 稽古終了時にはみなボロボロに…。よく最後までたどり着きました。頑張った自分を褒めてあげたい。

御宗家も、「東京でもこれくらいみっちり長時間、二刀流の稽古をしたいなァ」とおっしゃっておられました。


稽古最終日の夜は、沖縄合宿恒例のステーキハウスでした。

1.5パウンド=681gステーキ:みんな食べきりましたね…


みなさんお疲れさまでした!!!

さて稽古二日目は、朝9時より夕5時まで沖縄県立武道館・第二錬成道場を借り切っての長期戦です。

予定では丸一日、「無外流居合」の稽古のはずでしたが、会員のリクエストもあり、午前中は「無外流居合」、午後は「玄黄二刀流剣術」となりました。



まずは注意点ほかのお話。


そして無外流居合の稽古です。昨日の注意を思い出しつつ。御宗家からも「昨日の注意点を忘れてたら許さんぞ!」と厳しい声が。




やはり普段とは集中度が違うので、場の雰囲気がビシッとしていました。



昇段審査もあり、無事に昇段者も出ました。


お昼は奥武山公園入り口の、非常に沖縄的なレストランへ。

この頃にはかなり暖かな天気になりました。


午後は「玄黄二刀流」の稽古です。与那原町や沖縄市、那覇市でマンツーマンで二刀流の稽古を行っていましたが、大勢が集まって稽古をするのは沖縄でも初めてです。


撮影:御宗家
現代版袋竹刀(ソフト剣)にて稽古を行います。



まずは基本相対稽古を。体捌き、刀の角度等、細部にわたる指導があります。

その後は実践。剣術形を一本目から十五本目まで。



撮影:御宗家

半日でしたが、非常にハードでした。しかし「玄黄二刀流」の一見複雑な動きが、実は理にかなっており、無駄なく・効果的に・速く動くことが出来ることは、みなわかった様子です。


この日の晩は、公式晩餐会。
御宗家のリクエストより健康食バイキングレストラン「だいこんの花」小禄店にて。


撮影:御宗家

この日はどちらかというと「飲み」より「食べ」でした。体力を回復しないと! 明け方近くまで飲みに行った猛者もいたようですが…。
さて14日の夕方からは、約2時間の無外流居合形の稽古です。
那覇市奥武山公園内、沖縄県立武道館第一錬成道場にて。


御宗家から基本的なポイントについて、厳しい指摘が飛びます。
会員は必死で着いていきます。


筆者(会長)は、御宗家が「誰の、どの動きに対し、どのような注意をするか」目と耳を皿のようにして注目しておりました。指導方法も学ぶ必要があります。





途中、御宗家が「うーむ、みんな同じ癖があるなァ、直さないと」と指摘された時には冷や汗をかきました…。


切っ先の動き。敵を攻める。


この日は、御宗家ご宿泊のホテル併設の居酒屋で小パーティーを。


御宗家に初めてお会いする会員もおり、えらい盛り上がりました。
泡盛が随分進みました。