最近思うこと | nito column

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教室長や講師達の、日々の「気付き」を綴っていきます。

こんにちは。

今日もAO入試対策の塾長ですブタ

 

羽生選手がまた世界最高得点を出したとのこと。

本当にすごいとしか言いようがありません。

心技体。

世界最高の考え方の持ち主なんだろうな、

世界最高に自分に厳しい人なんだろうな、

世界最高に自己管理している人なんだろうな、

大人になった私にはそれしか頭に浮かびません。

 

さて、期末テストが終わり、

少々落ち込んでおります。

 

ものすごく成績が上がった生徒がいてうれしかった半面、

私が心配していた生徒は成績が下がっていました。

毎年、予想が当たってしまうことに、

何とも言えないさみしさを感じます。

 

言っても言ってもなかなか言うことを聞いてくれないのは、

どうしてなんでしょう。

たしかに、

私も子供の頃は父親の言うことはうるさいと思っていましたが涙

 

私は生徒全員に自習に来なさいとは言いません。

20番より上に入っている生徒さんは、

自分の勉強のスタイルもありますから、

家でやるほうがはかどる場合もあるからです。

実際、私の学生の頃は、

声を出したり書きまくったり、

一人でこもったほうが勉強が進んだからです。

 

あ、20番ではダメですよ(笑)

19位まで。

19位まで入る生徒であれば、

とりあえずはやっているにちがいないからです。

ただし、10番以内に入るには、

もっと、その上。

自分との戦い、家で猛勉強していないと絶対に無理です。

 

しかし、私が自習に来なさい、という生徒は、

まず、19番に入っていても、自分に甘い生徒。

また、今の成績で大丈夫と思っていたり、

満足していそうな生徒。

やればできるんです、というのが口癖の生徒。

試験の結果が出ると、ミスが多かったという生徒。

 

ミスなんてないんじゃい。

それは間違いなんじゃい。

勉強不足なんじゃい。

 

あとは、

5教科で90点を3つ以上とっていない生徒。

そして、見るからに勉強量が足りていない生徒。

 

人によって、目標とする点数は違いますが、

自習に来なさい、と言われて、

素直に毎日来る生徒はなかなか下がったりしません。

 

人との約束を守れるか、

自分との約束を守れるか。

 

自習にくるこないは人との約束。

家で猛勉強できるのは自分との約束。

 

最近思うこと。

=悩むこと。

=落ち込むこと。

 

中学受験はお父様、お母様の協力がやはり必要です。

とくに、お父様とお母様の協力というよりは、

同じ方向にベクトルが向いていることです。

意見や考え方が違うと、良い結果は望めません。

 

大学受験は本人の頑張りです。

たしかに、金銭的な問題は別として、

勉強をするのはもう本人です。

親がお願いして勉強する時期ではありません。

 

さて、高校受験は?

 

中学生の勉強の管理は?

 

これが、私の最近思うこと、悩みです。

 

考えても、考えても。

50位に入っていない生徒さんの場合、

やはり、親御さんの厳しさが必要になってくるのではないか。

最近、私は本気で思っています。

 

人間、怖いものがないと、

人は頑張らないのではないでしょうか。

それと、小学生のうちに負けず嫌いの性格になることです。

 

私の子供の頃は、

本当に些細なことなんですが、

掛け算のテストを一番に合格したい、

学校の漢字テストは満点しかとらない、

リコーダーのテストを一番に合格する、

というような性格になっていました。

それは、父の教育だったのかな、

と、最近よく思います。

その性格は勉強でしつけられたのではなく、

補助なし自転車に早く乗れるようになりたい、と思ったり、

練習を始めたら一日で乗れるようになりたい、と思ったり。

けん玉や将棋やトランプを弟と競争したり、

ルービックキューブを友達より早く二面、三面できるようになりたいと思ったり。

よくわからないのですが、負けず嫌いになっていました。

 

話は戻りますが、

ゲームを止めない、

スマホの時間が多い、

という中三のご家庭は、

今まで、私が鬼になって、

生徒さんのゲームやスマホを預かっていました。

 

でも、だからと言って、成績が上がるのか、

半々なんです。

 

そこで、最近気づいたこと。

やはり、親御さんがダメ、と言いきれるか、言いきれないかで、

生徒さんの学力、受験の結果が違うということ。

 

押上教室にはよく勉強のできる女子が何人かいます。

本人たちは現代っ子ではありますが、

お母様方は皆さん、厳しいのです。

やはり、ダメなものはだめ、とか、

○位以内にならなければ、スマホを禁止、とか、

○位にならなければ、ディズニーランドに連れていかない、とか、

親子のルールがあるのです。

 

また、サッカーをやっていても、

成績上位の人はたくさんいますし、

吹奏楽部に入っていても、

学年で1位とか、2位をとる人はいるのです。

 

塾に通っている以上は成績は上がるもの。

それは当然のことだと思います。

 

でも、

しかし、

この時代、

なんか、やっぱり昭和と違う。

高校受験も生徒さんによっては、

親御さんの協力もお願いしなければならないかな、

と思うのです。

 

なぜならば、

昭和にはなかったモノやコトが山のようにあるからです。

 

昭和までなら、大学生にならないと経験できなかったようなことでも、

今は中学生や高校生で経験できてしまうような時代です。

小学生でもいろんなことを知っています。

貧困という言葉もありますが、

昔より、物があふれています。

 

でも、思うのです。

いろんなことを経験していても、

やっている人はやっている。

結局は、

その物があふれている中で、

我慢する、ということができるかできないか。

 

やはり、

子供は子供です。

我慢できないのは当然です。

だからこそ、

親御さんとルールを作ったり、

ダメなものはダメ、と教える必要はあると思うのです。

 

私は今、

勉強ができるできないの前に、

 

授業に遅刻しないこと、休まないこと。

宿題をやってくること。

教室のルールを守ること。

 

この三つが最低限のルールだと思っています。

三つとも、人との約束。

人との約束ができないのに、

自分との約束ができるわけがないですよね。

 

近頃の生徒さんは、

模試や英検、漢検でも、遅刻することがあるのです。

 

私個人の考えかもしれませんが、

この三つができている人とできていない人では、

後々、学力でも、社会に出てからも、

きっと大きな差が生まれます。

 

そして、素直なココロ。

目上の人のアドバイスを聞いてみようという気持ち。

 

小言ばかり、怒ってばかりなのは、

合格させたいからです。

よいことを教えたい、

ダメなものはダメと伝えたい、

そういう気持ち。

でも、それを歪んで受け止めてしまう生徒もいるのだ、

といろいろ考えさせられ、日々、悩む毎日。

 

それでも、

塾の役目は、

成績を上げること。

志望校に合格するお手伝いをすること。

 

日々、成長しなければならないのは、

生徒だけでなく、自分もなんだと反省。

 

ローマは一日にしてならず。

 

昔の人は本当にいいことを言ったものです。

 

いよいよ10月。

来年の3月までノンストップで頑張ります!!

 

 

 

 

 

 

 

ぶーぶー塾長ぶーぶー