がんばらない、どこも力んでいない、骨格道理
・・・原田奈名子教授(以下 愛称ななこ先生) 著編の
からだ・整えワークがベースの教材を受講された方(2004年)から、
任意の質問に対し、ななこ先生が回答してくれたものです。
Q
バレエの基本的な姿勢の場合、かなり、姿勢保持に力が必要だと思うのですが、その場合も・・・・・・・・ですか?
・・・いったいなんのことかと申しますと・・???
ななこ先生直伝の”姿勢や動作を導くコトバ” のセオリーがあるのです。
それは、従来、耳なじみのある言葉がけとは、ちょっと違うのです。
というより、真逆?
バレエのようなハードな姿勢保持の時でも、共通なのですか?というご質問。
A
バレエの姿勢においても、通信教材で書いたように「腹しめる」 「尻しめる」
「引き上げる」 「上から吊り上げる」 などという言い方を使わないのか?
というご質問ですね?
バレエに限らず、多くの指導者が「させたい姿勢」を導くために
このような言い方をします。
ですが、答えは、『 このような言葉で導くからだを要求しません。 』
バレエこそ、からだを「骨格道理に使う」究極の動きです。
バレエの動きは、からだの細部までからだのつくりや働きという理に叶った
組み立てになっています。
ボールドブラも股関節から動く胴体の動きにそって腕が動くだけです。
私もバレエをやってきました。昔は知らなくて無理にしめていました。
だからできなかったんだと、今ならわかります。
なるほど。
とはいうものの・・・「締める」・「ひきあげる」というシグナルのようなことばのおかげで
動きのイメージがしやすいのが実際。
骨格道理に動いていれば、効率的にからだを使えているのでしょうが、
無意識だと、骨格道理に動いてないのが現代の私たちです!!
ではどうやって整えていきましょうかななこ先生。。。(つづく)
瞳の休憩を
すべてのみなさまこんにちは。
日本健康体操連盟です。
9月も2週目、いかがお過ごしでしょうか。
夏のお疲れ、日の温度差・・季節の体調管理が必要な時期ですね、
暑い季節は腎系の疲労が増すと言われます。
少量ずつのこまめな水分補給と、セルフマッサージ、お湯をはった湯船に
つかるなど、有効ですね。お疲れだからこそ、実践を。
そしてこれは通年の出来事。
文字や生徒さんをたくさん見守っている「瞳」も休ませてあげてくださいね。
参考資料
日本健康体操連盟 健康生活指導士②原田 奈名子 京都女子大教授 著
「目の構造と見え方」「首の構造と動かし方」プロローグより~ココヨリ
・・「見に行く」とは、「実際にその場所から移動した」ということではなく、
「意識が対象物に過剰に集中した状態」を意味します。
「首をそちらに向けた」のならば、目に映るものから多くの情報が得られたかもしれませんが、見に行ってしまった事によって、得られた情報が限定されます。
・・
この状況は、さまざまな場面で見られます。高齢者が足元に注意を払うあまりに
足元を「見に行ってしまい」、他へ意識が向かわずに、かえって危険な状態に
なったりします。「首を下に向ける」と「足元を見る」は異なる行為です。
大勢を一度に見る必要があるレッスン中など、なかなか「全員を見渡せない」
と思うことはありませんか。それも何か(誰かの動き)を見に行ってしまうからです。
~続く。
私はたまに何かにフォーカスしすぎて視野が狭くなることがあります。
気づくと、呼吸が浅めで、無駄な力が入っているでしょうか?
目からの情報は、自身のボディバランスやワークアウトに影響している事、
気づいておられますか?眼球そのものだけではなく、「見える」というシステムには、
認知する脳の反応が大きく関わっています。
つまり、「意識」が「見え方」にも大きく影響する、ということ。
「今日は見えづらいな」という日には、目の操体、眼球の運動など
そして、深呼吸、マインドメンテナンスで自己チェック。
アンバランスを解いてあげてくださいね。
ふ、と客観的になれたら、視点が変わり、意外とスッキリ。
9月5日 東京 健康体操指導士セミナーレポート
東京では久しぶりの
健康体操指導士セミナーを
実施させていただきました。
『 メンタルクリーニングエクササイズ 』をベースに
初心者の方、中高年層の方々との 接し方、レッスン技術、
両面のコミュニケーションスキルをみつめる1日となりました。
大山先生の
今までの経験談を交えながら、交流分析理論を楽しく、わかりやすくの解説。
私たちの仕事はカラダだけではない、そこに必ず意思があるのだから。
両方を同じ、いい方向へ持っていけるよう工夫するだけで、
こんなにも人は、笑顔で元気になっていく!
指導者だからこその苦労や悩みをわかってくれているので
同感、共鳴、気づき、納得。参加された指導士会のみなさんの
満たされたうなづき。
”参加者(生徒さん)が、
「ご自分で感じる」レッスンにしていくことができる人。
元気、笑顔が自然と沸いてくるようにできる人。
意図して、策してナビゲートできる唯一の存在が、
わたしたち、インストラクターですよ・・・・・・・・・・”
とのメッセージです。
自然にわいてきます!
そして、今回の実施に多大にご尽力いただいた
指導士会の小柳津美香先生に、ご自身の地域活動内容と
今後、地域の健康指導者として必要と感じている
世田谷区の用賀で「全身のツボ経絡をおさえて季節ごとに
体調を意識したエクササイズを行う事と、それに、付随した効用のある
栄養素もあわせて指導しています。」小柳津先生のレポート もご参照
そして、今回は、そのあと参加された指導士会のみなさんの
ご活動や、今、とても心を占めていることを教えていただきました。
それぞれが
それぞれに
ご自分の環境の中で
心込めて最大限エネルギーを注がれておられます。
等身大だから、それが伝わるし、素晴らしくって、
おひとりおひとりに、相互に刺激をビシバシ受けて
モチベーション上がりっぱなしでした。
大山先生に最大に癒されて笑顔満開のみなさんが
「いい表情で」ご自身を語ってくださり、
そのパワーにのたうちまわって感銘を受けている大山先生が
ちょっと可愛かったな
やはり、日健のすごいところは、所属の指導者のみなさまのドラマそのもの。
スバラシイです!!
大山恵美子先生のブログで「 定年更新 」宣言が・・・!?!?(笑)
京都女子大学 教授 原田 奈名子 先生 略歴など
日本健康体操連盟 メイン客員講師
氏 名 原田 奈名子
現 職 名 京都女子大学発達教育学部、発達教育学研究科教授
専門分野 舞踊教育学・ソマティック運動教育学
原田奈名子略歴:
山梨県生まれ、18歳まで山梨で育つ。東京教育大学(現筑波大学)に進学。
在学中より始めた舞踊活動に大学院修了後も専念。
昭和60年に長崎県立女子短期大学(現長崎県立大学シーボルト校)に赴任し、
平成3年から佐賀大学に勤務。この間、米国オハイオ州立大学や筑波大学で研修。
平成22年4月より京都女子大学に勤務。
現在、“0歳から100歳までの体育を” 探究中。
主な著書: 「通るからだへのアプローチ」(『からだを生きる』創文企画 2001)、
『のびのびワクワクからだあそび』(汐文社 2002)、
「東西の身体諸技法の展開」(佐賀大学文化教育学部叢書
『ヨーロッパ文化と<日本>-モデルネの国際文化学』 昭和堂 2006)、
びっくりからだあそびシリーズ全3巻の2巻 『くらしの中でどう動いている』 と
3巻 『からだであそぼう』(草土文化 2006)、
DVD「運脳神経のつくりかた」(2006 ラウンドフラット)他。
【教員】
昭50中1普23648号(東京都教育委員会)保健体育
昭52高1普 747号(東京都教育委員会)保健体育
【フィットネス分野】
2009、5月 Frankilin Method Educator:フランクリンメソッドの教育者
2009,11月 Yin yoga teacher: 陰(Yin)スタイルのヨガ指導者
2009、11月 Yoga-ed kids-yoga(pre-k)teacher :ヨガ教育(米国)就学前児対象指導者
<主な業績(過去7年 2010-2004)>
① 著書
1.原田奈名子(2006):くらしの中でどう動いている.(単著)総ページ40頁, 草土文化
2.原田奈名子・久保 健(2006):からだ遊びを楽しもう.(共著)総ページ44頁, 草土文化
3.原田奈名子(2006):身体技法の展開.ヨーロッパ文化と<日本>-モデルネの国際比較.田村栄子編著(分担執筆):172-193, 昭和堂
② 論文
1. Harada, N. (2006) :A biomechanical study on the changes of walking motion by conscious region of the foot sole in Japanese technique of body.Int. J. Sport & Heath Sci4.20050209.
2.原田奈名子(2006):ボディワークと身体技法における意識とそれによって導かれる動き.バイオメカニクス研究10(3):203-213
3.深代千之・原田奈名子(2006):歩行における歩幅と下肢主働筋の筋張力の比較.スポーツ医・科学,18巻
5.原田奈名子(2005):評価の視点から授業を構想する-ダンスの授業を例に.体育科教育53巻7号、大修館書店:28-31
そその他 深代千之・原田奈名子(2006):DVD、運脳神経のつくりかた.ラウンドフラット
③ 社会的活動から、指導に関して
1.高齢者事業財団主催高齢者大学(2002年~2010年 年に4回~6回 および公開講座)、講師
2.厚生労働省健康生活指導者単位認定講習・日本健康体体操連盟地域指導者研修会講師(仙台・東京・名古屋・大阪・広島・岡山・福岡・長崎・佐賀・鹿児島などの都市を年4回~6回程度)、
3.ミズノ主催、全国スポーツ指導者対象・フィットネス・ホットライン講師,2004年~2008年
他 多数
夏を過ごしてきたからだのお手入れ
- すべてのみなさま
こんにちは日本健康体操連盟です。
9月からのレッスン、セッション、生徒のみなさま、明るく
お元気でいらっしゃることと思います。
この酷暑続きだともちろん、まだ熱中症も気になるところですね。
ゆっくりと深呼吸、時折吹く風や、光が遠くなっていること・・
季節は移ろいでいることを感じながら
こまめな声がけ、視線、気をつけたいですね。
先生方も、お人のためにエネルギーを注ぐ毎日、
ご自身のからだにも目と耳と気持ちを向けて、
手のひらをあててあげてくださいね。
以下参考資料より
自分では夏ばてをおこしていない、と思っていても
意外とからだは夏の気象からたくさんのダメージを受けています。
まず充分に睡眠をとって低下した免疫力を高めたいところですね。
【 硫化アリルは夏ばての妙薬 】
あさつき、わけぎ、たまねぎ、にら、にんにく、長ネギ、らっきょう・・
などの野菜は前部同じ仲間。(ユリ科多年草)
独特の香りは硫化アリルによるもの。殺菌作用や、ビタミンB1の吸収を
高める、など素晴らしい作用もあります。
硫化アリルとビタミンB1が体内で結びつくと、非常に持続性のある、頼りになる
存在。長ネギなどを納豆やお豆腐、味噌汁などに多めに。スタミナ強化になります。
【 ニラは栄耀満点ビタミン優秀 】
ニラは緑黄色野菜。抵抗力を高める”カロテン”含有量も多く、
ビタミンC、E、K、葉酸、カルシウム、カリウムなど豊富です。
新鮮なニラは発色も背筋のぴんとしたハリも違います。
パワー系野菜ですね。
参考資料
症状別・
体質改善ができる食べ物・食べ方
『フードコンサルタント 健康管理学博士 飯塚律子 著』講談社+α新書
日本健康体操連盟 教材