日本健康体操連盟      officialブログ -8ページ目

がんばらない、どこも力んでいない、骨格道理


・・・原田奈名子教授(以下 愛称ななこ先生) 著編の

からだ・整えワークがベースの教材を受講された方(2004年)から、

任意の質問に対し、ななこ先生が回答してくれたものです。


Q 

バレエの基本的な姿勢の場合、かなり、姿勢保持に力が必要だと思うのですが、その場合も・・・・・・・・ですか?

・・・いったいなんのことかと申しますと・・???

ななこ先生直伝の”姿勢や動作を導くコトバ” のセオリーがあるのです。

それは、従来、耳なじみのある言葉がけとは、ちょっと違うのです。

というより、真逆?

バレエのようなハードな姿勢保持の時でも、共通なのですか?というご質問。


A 

バレエの姿勢においても、通信教材で書いたように「腹しめる」 「尻しめる」

「引き上げる」 「上から吊り上げる」 などという言い方を使わないのか?

というご質問ですね?

バレエに限らず、多くの指導者が「させたい姿勢」を導くために

このような言い方をします。

ですが、答えは、『 このような言葉で導くからだを要求しません。 』

 バレエこそ、からだを「骨格道理に使う」究極の動きです。

バレエの動きは、からだの細部までからだのつくりや働きという理に叶った

組み立てになっています。

ボールドブラも股関節から動く胴体の動きにそって腕が動くだけです。

 私もバレエをやってきました。昔は知らなくて無理にしめていました。

だからできなかったんだと、今ならわかります。


なるほど。

とはいうものの・・・「締める」・「ひきあげる」というシグナルのようなことばのおかげで

動きのイメージがしやすいのが実際。

骨格道理に動いていれば、効率的にからだを使えているのでしょうが、

無意識だと、骨格道理に動いてないのが現代の私たちです!!

ではどうやって整えていきましょうかななこ先生。。。(つづく)


瞳の休憩を

すべてのみなさまこんにちは。

日本健康体操連盟です。


9月も2週目、いかがお過ごしでしょうか。

夏のお疲れ、日の温度差・・季節の体調管理が必要な時期ですね、

暑い季節は腎系の疲労が増すと言われます。

少量ずつのこまめな水分補給と、セルフマッサージ、お湯をはった湯船に

つかるなど、有効ですね。お疲れだからこそ、実践を。


そしてこれは通年の出来事。

文字や生徒さんをたくさん見守っている「瞳」も休ませてあげてくださいね。




参考資料

日本健康体操連盟 健康生活指導士②原田 奈名子 京都女子大教授 著


「目の構造と見え方」「首の構造と動かし方」プロローグより~ココヨリ


・・「見に行く」とは、「実際にその場所から移動した」ということではなく、

「意識が対象物に過剰に集中した状態」を意味します。

「首をそちらに向けた」のならば、目に映るものから多くの情報が得られたかもしれませんが、見に行ってしまった事によって、得られた情報が限定されます。

・・

この状況は、さまざまな場面で見られます。高齢者が足元に注意を払うあまりに

足元を「見に行ってしまい」、他へ意識が向かわずに、かえって危険な状態に

なったりします。「首を下に向ける」と「足元を見る」は異なる行為です。

 大勢を一度に見る必要があるレッスン中など、なかなか「全員を見渡せない」

と思うことはありませんか。それも何か(誰かの動き)を見に行ってしまうからです。


~続く。



私はたまに何かにフォーカスしすぎて視野が狭くなることがあります。

気づくと、呼吸が浅めで、無駄な力が入っているでしょうか?

目からの情報は、自身のボディバランスやワークアウトに影響している事、

気づいておられますか?眼球そのものだけではなく、「見える」というシステムには、

認知する脳の反応が大きく関わっています。

つまり、「意識」が「見え方」にも大きく影響する、ということ。


「今日は見えづらいな」という日には、目の操体、眼球の運動など

そして、深呼吸、マインドメンテナンスで自己チェック。

アンバランスを解いてあげてくださいね。

ふ、と客観的になれたら、視点が変わり、意外とスッキリ。



日本健康体操連盟         officialブログ-cosmos


9月5日 東京 健康体操指導士セミナーレポート

東京では久しぶりの

健康体操指導士セミナーを

実施させていただきました。


今回は、草創塾代表の 大山 恵美子先生講師による

『 メンタルクリーニングエクササイズ 』をベースに

初心者の方、中高年層の方々との 接し方、レッスン技術、

両面のコミュニケーションスキルをみつめる1日となりました。


大山先生の

今までの経験談を交えながら、交流分析理論を楽しく、わかりやすくの解説。

私たちの仕事はカラダだけではない、そこに必ず意思があるのだから。

両方を同じ、いい方向へ持っていけるよう工夫するだけで、

こんなにも人は、笑顔で元気になっていく!

指導者だからこその苦労や悩みをわかってくれているので

同感、共鳴、気づき、納得。参加された指導士会のみなさんの

満たされたうなづき。


”参加者(生徒さん)が、

「ご自分で感じる」レッスンにしていくことができる人。

元気、笑顔が自然と沸いてくるようにできる人。

意図して、策してナビゲートできる唯一の存在が、

わたしたち、インストラクターですよ・・・・・・・・・・”

とのメッセージです。



natic にちけん cafe-20100905141948.jpg この美しき背中は☆70代と60代の先輩方です☆



natic にちけん cafe-20100905142439.jpg この笑顔に、「受容」してもらえて満たされる!



natic にちけん cafe-20100905142349.jpg プラスのストロークが続くから、心からの笑顔が

自然にわいてきます!


そして、今回の実施に多大にご尽力いただいた

指導士会の小柳津美香先生に、ご自身の地域活動内容と

今後、地域の健康指導者として必要と感じている

”指導者像”などを他の参加者のみなさんと情報共有。
natic にちけん cafe-20100905150950.jpg

世田谷区の用賀で「全身のツボ経絡をおさえて季節ごとに

体調を意識したエクササイズを行う事と、それに、付随した効用のある

栄養素もあわせて指導しています。」小柳津先生のレポート もご参照


そして、今回は、そのあと参加された指導士会のみなさんの

ご活動や、今、とても心を占めていることを教えていただきました。


それぞれが

それぞれに

ご自分の環境の中で

心込めて最大限エネルギーを注がれておられます。

等身大だから、それが伝わるし、素晴らしくって、

おひとりおひとりに、相互に刺激をビシバシ受けて

モチベーション上がりっぱなしでした。



大山先生に最大に癒されて笑顔満開のみなさんが

「いい表情で」ご自身を語ってくださり、

そのパワーにのたうちまわって感銘を受けている大山先生が

ちょっと可愛かったなドキドキ



natic にちけん cafe-20100905152757.jpg みなさまほんとうにありがとうございました!!

やはり、日健のすごいところは、所属の指導者のみなさまのドラマそのもの。

スバラシイです!!


大山恵美子先生のブログで「 定年更新 」宣言が・・・!?!?(笑)


京都女子大学 教授 原田 奈名子 先生 略歴など 

日本健康体操連盟 メイン客員講師

日本健康体操連盟 officialブログ-nanako

氏  名 原田(はらだ) ()名子(なこ)  

現 職 名 京都女子大学発達教育学部、発達教育学研究科教授

専門分野 舞踊教育学・ソマティック運動教育学 



原田奈名子略歴: 

山梨県生まれ、18歳まで山梨で育つ。東京教育大学(現筑波大学)に進学。

在学中より始めた舞踊活動に大学院修了後も専念。

昭和60年に長崎県立女子短期大学(現長崎県立大学シーボルト校)に赴任し、

平成3年から佐賀大学に勤務。この間、米国オハイオ州立大学や筑波大学で研修。

平成22年4月より京都女子大学に勤務。
現在、“0歳から100歳までの体育を” 探究中。 


主な著書: 「通るからだへのアプローチ」(『からだを生きる』創文企画 2001)、

『のびのびワクワクからだあそび』(汐文社 2002)、

「東西の身体諸技法の展開」(佐賀大学文化教育学部叢書

『ヨーロッパ文化と<日本>-モデルネの国際文化学』 昭和堂 2006)、

びっくりからだあそびシリーズ全3巻の2巻 『くらしの中でどう動いている』 と

3巻 『からだであそぼう』(草土文化 2006)、

DVD「運脳神経のつくりかた」(2006 ラウンドフラット)他。




資格
【教員】
昭50中1普23648号(東京都教育委員会)保健体育
昭52高1普   747号(東京都教育委員会)保健体育
【フィットネス分野】
2009、5月 Frankilin Method Educator:フランクリンメソッドの教育者
2009,11月 Yin yoga teacher: 陰(Yin)スタイルのヨガ指導者
2009、11月 Yoga-ed kids-yoga(pre-k)teacher :ヨガ教育(米国)就学前児対象指導者


<主な業績(過去7年 2010-2004)

 著書

1.原田奈名子(2006):くらしの中でどう動いている.(単著)総ページ40頁, 草土文化

.原田奈名子・久保 健(2006):からだ遊びを楽しもう.(共著)総ページ44頁, 草土文化

.原田奈名子(2006):身体技法の展開.ヨーロッパ文化と<日本>-モデルネの国際比較.田村栄子編著(分担執筆):172-193, 昭和堂

 論文

Harada, N. (2006) :A biomechanical study on the changes of walking motion by conscious region of the foot sole in Japanese technique of body.Int. J. Sport & Heath Sci4.20050209.

.原田奈名子(2006):ボディワークと身体技法における意識とそれによって導かれる動き.バイオメカニクス研究10(3):203-213 

.深代千之・原田奈名子(2006):歩行における歩幅と下肢主働筋の筋張力の比較スポーツ医・科学,18巻

.原田奈名子(2005):身体表現と言語表現.体育の科学55卷9号.日本体育学会編集,:.740-.744

5.原田奈名子(2005):評価の視点から授業を構想する-ダンスの授業を例に.体育科教育53巻7号、大修館書店:28-31

そその他 深代千之・原田奈名子(2006):DVD、運脳神経のつくりかた.ラウンドフラット

③ 社会的活動から、指導に関して

1.高齢者事業財団主催高齢者大学(2002年~2010年 年に4回~6回 および公開講座)、講師

2.厚生労働省健康生活指導者単位認定講習・日本健康体体操連盟地域指導者研修会講師(仙台・東京・名古屋・大阪・広島・岡山・福岡・長崎・佐賀・鹿児島などの都市を年4回~6回程度)、

3.ミズノ主催、全国スポーツ指導者対象・フィットネス・ホットライン講師,2004年~2008年


他 多数



夏を過ごしてきたからだのお手入れ

すべてのみなさま

こんにちは日本健康体操連盟です。


9月からのレッスン、セッション、生徒のみなさま、明るく

お元気でいらっしゃることと思います。

この酷暑続きだともちろん、まだ熱中症も気になるところですね。

ゆっくりと深呼吸、時折吹く風や、光が遠くなっていること・・

季節は移ろいでいることを感じながら

こまめな声がけ、視線、気をつけたいですね。

先生方も、お人のためにエネルギーを注ぐ毎日、

ご自身のからだにも目と耳と気持ちを向けて、

手のひらをあててあげてくださいね。






以下参考資料より

自分では夏ばてをおこしていない、と思っていても

意外とからだは夏の気象からたくさんのダメージを受けています。

まず充分に睡眠をとって低下した免疫力を高めたいところですね。


【 硫化アリルは夏ばての妙薬 】

あさつき、わけぎ、たまねぎ、にら、にんにく、長ネギ、らっきょう・・

などの野菜は前部同じ仲間。(ユリ科多年草)

独特の香りは硫化アリルによるもの。殺菌作用や、ビタミンB1の吸収を

高める、など素晴らしい作用もあります。

硫化アリルとビタミンB1が体内で結びつくと、非常に持続性のある、頼りになる

存在。長ネギなどを納豆やお豆腐、味噌汁などに多めに。スタミナ強化になります。


【 ニラは栄耀満点ビタミン優秀 】

ニラは緑黄色野菜。抵抗力を高める”カロテン”含有量も多く、

ビタミンC、E、K、葉酸、カルシウム、カリウムなど豊富です。

新鮮なニラは発色も背筋のぴんとしたハリも違います。

パワー系野菜ですね。



参考資料

症状別・

体質改善ができる食べ物・食べ方

『フードコンサルタント 健康管理学博士 飯塚律子 著』講談社+α新書

日本健康体操連盟 教材 

症状別・体質改善ができる食べもの・食べ方 (講談社プラスアルファ新書)/飯塚 律子