AutoCAD-3D 位置を決定する時に便利な座標フィルタ | 法人向けCAD実務トレーナー ニテコ図研社長のブログ

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今週の法人向けAutoCAD 3D グループ講座で

紹介した機能のひとつに

座標フィルタ があります。

 

この機能はかなり古くから

AutoCADに実装されていました。

 

まだWindowsが世の中に出る前

確か、MS-DOS時代からあったかと。

 

AutoCADヘルプを見ると

下記の説明があります。

 

座標フィルタ(コマンド変更子)

異なる点から X、Y、Z の値を組み合わせて 1 つの点を指定します。
.x、.y、.xy、.xz、または .yz と入力します。

 

点の位置を指定するように求めるプロンプトに対して

XYZ フィルタを入力することで

複数の点の X、Y、Z の値を抽出して

1 つの座標を指定できます

 

この文章ではわかりずらいですね。

 

かなり乱暴なたとえですが

日本国内のある地点に巨大な球体を浮かべるとします。

  • 経度は大阪城の天守閣と同じ経度(X座標)
  • 緯度はバンテリンドームナゴヤのホームベースと同じ緯度(Y座標)
  • 高さは東京スカイツリーのてっぺんと同じ高さ(Z座標)

に球体を浮かべたいときは

 

  1. 球(sphere)コマンドを実行
  2. 中心点を指定:.x↵
  3. 仮想値を入力 大阪城の天守閣をクリック
  4. (YZ 値を入力): .y↵
  5. 仮想値を入力 バンテリンドームナゴヤのホームベースクリック
  6. (Z 値を入力): 東京スカイツリーのてっぺんをクリック(または634000↵)
  7. 最後に半径を入力します。

 

すると

京都府南丹市の上空634mの位置に

球体が浮かびます。

(標高or海抜の細かいことは無視)

 

 

かえってわかりにくい (^_^;)

 

座標フィルタ を使いこなせるようになると

AutoCAD 3Dの編集が楽になります。

 

 

 

 

 

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