ゴッホ展の後、

主人と銀座で待ち合わせをしました。

主人としては私の体調を心配していましたが、素晴らしい絵画展を観た私は疲れるどころか興奮していて、

とてもおとなしく自宅へ帰る気分ではありませんでした。


それに、

昨年Iさんと行った東京国際フォーラムで開かれていたストラスブールのクリスマス・マーケット。

どうやら今年も開催されるらしいということを耳にしたので、

ぜひとも主人と一緒に行ってみたいと思っていたのです。


イタリアンで夕食をとった後、

金曜日でクタクタの主人の手を取って国際フォーラムへと向かいました。

今年はどんなものがでているのかしら!?

気分が浮き立って仕方ありません。

街はイルミネーションがとてもきれいで、キラキラと光っています。

まるで夢の国にいるみたい☆★☆

この時季の街って、どこへいっても素敵ですよね。


国際フォーラムについた私たち。

たくさんの人が行き交っていて、活気にあふれています。

しかし、

行けども行けどもクリスマス・マーケットらしきものは見当たりません。

そういえば、クリスマス・マーケットが開かれている割には、なんだか殺風景。。。


結局、

クリスマス・マーケットはまだ始まっていないことが分かってがっかりした私だったのですが、

お楽しみはまた今度。


主人とデート出来ただけで満足なわたしでした☆

以前、オルセー展に行った時に国立新美術館にてゴッホ展が開催されることを知りました。

その際、ゴッホ展が始まったらどうしても行きたいと思っていました。


しかし、

7月の初めに妊娠が分かり、それからすぐに起きた連日のつわり。

ゴッホ展どころか、自宅の部屋を移動するにも大変な日々。

美術展を観に行くのはとても無理だろう……と諦めていました。


ここへきて、

体調がだいぶよくなり、ぜひともゴッホ展へ行ってみようという気持ちになりました。

主人に相談したところ、

私の体調が心配なため複雑な顔をしていましたが、

帰りは一緒に帰れるようにするから、無理をしないようにして行っておいでと言ってくれました。



もうすぐ会期を終えてしまう金曜日のゴッホ展。

ミッドタウンから美術館へと向かう道すがら、すでに美術館へ向けてたくさんの人が歩いていらっしゃいました。

会場も人・人・人。

ゴッホという画家が、改めて日本人に愛されている画家なのだと実感しました。


展示は、

ゴッホが初期に描いていた素描画や静物画、

影響を受けた画家の絵や浮世絵の数々、

オーヴェル・シュル・オワーズやアルル、サン=レミの療養院

などなど。

説明書きには、

ゴッホを語る際に欠かせない弟テオについても触れられていました。


様々な方向からゴッホの絵を表現していて、非常に興味深かったです。



そして、今回の展示の目玉はあの有名な『アルルの寝室』。

会場内に原寸大のこの寝室がしつらえてありました。

このアルルの寝室が置かれていた黄色い家はすでに火災によって焼失しているようですが、

建設される際の設計図が残っていたので、今回お部屋の再現ができたようです。


絵で見るよりもとても小さく、色彩だけは鮮やかなのですが簡素なお部屋でした。

このお部屋がどうしてこうしたお部屋にしたのか……、

ものをあまり置かず簡素な造りのお部屋は、日本の家の影響を受けてのことだそうです。


驚いたことに、

この『アルルの寝室』の絵は3枚あるそうです。

私はオルセーにあるものが最初に描いたものと思っていたのですが、

正しくは今回来たファン・ゴッホ美術館にあるものだそうです。



ゴッホを考えるときに、

どうしても精神的に病んでしまったことを外すことはできませんが、

その心情に触れたいと思っても、

平凡の中に生きている私には分からないことだらけです。

絵を鑑賞する際、

この製作時にはどんな心理状態だったのかとやはり考えてしまうのですが、わからず。。。


絵を見れば見るほどゴッホの気持ちは分からず(到底分かるはずもなく)、

その孤独を思い知らされるのみです。


ゴッホの生前、売れた絵は1枚のみ。

死後、しばらく経ってからその素晴らしさを理解されるようになったと言います。

世間に認められることが無くても熱い情熱で絵を描き続けたゴッホ。

ゴッホ展を観賞して筆致などでその熱き心に触れ、その情熱に触発されたひと時でした。


私の憧れの存在・Iさんと、

妊娠がわかって以来初めてお会いしました。


実は私、

つわりが始まってから今日まで、

病院に一人で行く以外はどこへ行くにも主人と一緒でのお出かけしかしていませんでした。

途中で体調が悪くなってしまったら……と考えると、

不安になってしまってどうしても勇気が出なかったのです。


でも、

主人は私のおなかのことが心配で心配で、二人でいても出掛けることには消極的です。

私としては、安定期もあとひと月。

これまで出掛けることもままならなかったことと、出産してからはお出かけも容易でないということで、

体調のいい今のうちに出掛けたい気持ちでいっぱい。


渋る主人を説得して何とか出掛けていたのですが、

そろそろお友達からもお誘いのご連絡をいただくことが多くなり、

ランチくらいなら行ってみようかな~、と思っていたところでした。



Iさんはとても女性らしくて、見習いたいほどどなたに対しても気遣いのお上手な方です。

そのおかげで、

Iさんとご一緒するとき、私はいつもいつもいい気分でいさせていただけます。

そんなIさんとのランチ、

不安はまったく感じずにいそいそと出かけてしまいました。




お約束したのは、銀座ソニービルの1階。

今日は子供ができたらしばらくは行けなくなってしまう’銀座マキシム’でランチをいただくことになりました。

普通のランチもあったのですが、

やはり体調に関して多少の心配があったので、

ラウンジでいただくアフターヌーン・ランチを予約しました。


内容は、

・ちょっとした前菜(私たちはロレーヌ風キッシュをオーダー)。

・メイン(私たちはビーフストロガノフ&バターライス)。

・デザート(いちごのミルフィーユ)。

・コーヒーor紅茶(紅茶にしました)。


そして、

追加料金で注文できるドミニク・サブロンのパンをオーダーしました。



キッシュ、最近特に大好きな一品です。

この素朴なハムとチーズの味わいが、ホッとさせてくれる気がするのです。

メインのビーフストロガノフは、

お肉がとても柔らかくて、おソースはコクが深く美味しかったです。

……そういえばつわりでしつこいものが合わず、しばらくこういったお料理を口にしていなかったナ。

こちらのミルフィーユには、いつも感激させられます。

たっぷりとクリームが入っているのに、全くしつこく感じられないのはどうしてなのでしょう!?



初夏からしばらくの間は何を口にしても味がせず、吐き気ばかりの日々でしたので、

美味しいものをいただいて心から美味しいと感じられるようになったことを本当に嬉しく思いました。



Iさんとお会いしたこともとても嬉しくて嬉しくて、

時間も気にせずいろいろなお話をしてしまいました。

なんと、6時間も!!


体調を崩すこともなく楽しい時間を過ごし、

仕事を終えた主人が迎えに来てくれて帰宅しました。

主人が迎えに来てくれたこともとても嬉しくて、本当にいい一日でした☆

少し前のこと、
主人と二人で《修道士カドフェル》というドラマにハマってしまいました。
中世イングランドの修道士カドフェルが殺人事件を解決していくというストーリーなのですが、
現代と違って科学捜査ができなかった中世の時代に事件の真相を見つけていくのか……というのがとても面白くもあり、そして歯がゆく、夢中でみていました。

また、

オープニングからストーリーまですべてが中世の世界観を盛り上げる映像と音楽でできていて、

世界史好きの私にとってはオープニングのメロディが始まるだけでワクワクしていました。



カドフェルはもと十字軍の騎士という設定。

目を被いたくなる理不尽な拷問で無実の犯人を見つけ、恐ろしい罰が待っている人を救うため、

カドフェルが持ち前の人望と知識で証拠を一つ一つ見つけ、地道に捜査していく姿にホッとさせられます。


ヨーロッパではこうした歴史物の物語がたくさんありますね。

日本の時代劇のようなものでしょうか?

日本では江戸時代のものばかりで少しさびしいのですが(私は平安時代の物語をもっと観たいです!)、

あちらではたくさんの時代設定のお話が日常的に放送されていてうらやましいです。


時代劇も世界の歴史ものもたくさん観たいです。


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今、LaLaTVでフランスのドラマ《seconde chance》を放送しています。

毎日二話ずつ放送するのですが、パリが舞台だけあってオシャレで都会的な雰囲気に夢中になっています。

出てくる俳優さんもみな美男美女ばかりで、

身につけているファッションも憧れるものばかりです!

妊婦ですから、

お散歩やお買い物、定期健診以外はあまり外出できない日常の私の生活に潤いを与えてくれ、

少しだけパリにいる気分にさせてくれます。

日本語字幕なので、勉強し始めたフランス語を聞きとることにも役立っています……

といっても、ようやく単語が聞き取れる程度・いわゆるかじっている状態ですけれど。。。



この《seconde chance》、

実はいま放送されているのは第2シーズンなのです。

第1シーズンが放送されていたことは知らずにいたので、

HPでストーリーを読んだだけで第2シーズンを見始めました。


第2シーズンから始めても十分に楽しめるストーリーではあるのですが、

せっかくですのでぜひ物語の始まりから観たいなぁと回を重ねるごとに思っています。


もう一回、再放送しないかしら?

少し前になるのですが、スペインで制作された『女王フアナ』を観ました。



スペインの女王にも関わらず、その生涯のほとんどを幽閉されていた女性の物語。


ハプスブルク出身の夫・美公フィリップを熱烈に愛し、嫉妬に明け暮れたことから狂女と呼ばれたフアナ。
しかし、
のちのスペイン黄金時代を形作るカルロスを生み、スペインにとってはなくてはならない人でもあります。


波乱万丈な人生ではあっても、
政略結婚ばかりだったこの時代、夫を心から愛することができたのは、女性としたらとても幸せなことのように思えます。

ただ、それほど愛している夫に次から次へと愛人が出来ていくことを見ていなければならないのは、とても辛く苦しいことですよね。
フアナが嫉妬にかられ、次第に周りが見えなくなっていく様が描かれていましたが、その心情が痛いほど理解でき、切なかったです。

この時代、嫉妬をあからさまに表現する女性というのは非常に珍しく、周囲から見れば狂っていることと変わらなかったのだろうな……と思うと、程度の差こそあれ愛ゆえの苦悩や狂気を内に秘めている同じ女性として、共感できる部分が多々ありました。

フアナには遺伝的な要素もありやはり精神的異常がみられたという説と、精神的疾患を抱えているにしては驚くほどしっかりとしている部分があり、とても精神に異常があったとは思えないという説があるようですが、

実際はどうだったのでしょうか?



この映画では、

愛に溺れてしまい嫉妬によって盲目となり(他人から見れば)奇行に走ってしまったように描かれていました。
時代によって、宗教観や価値観などが大きく異なることを考えると、やはり私もこの映画のように、フアナなひたすら夫を愛するただの女性であったのだと思わずにはいられません。
また、そうであってほしいとの希望も少なからずあります。


愛と狂気は隣り合わせですね。フアナが私たちと変わらない生身の女性だから嫉妬をする、と考えると、今も昔も、そしてどんな身分であっても『女性』として感じることは一緒なのだな。。。としみじみ実感しました。



フアナを演じた女優さん、とても可愛らしくて素敵です。あんな美しい方が妻であったら、浮気なんてしないのじゃないかしら。。。

一方で、美公フィリップを演じた俳優さん、

黒髪でなんとなくもさっとしているように感じました。

本当のフィリップは金髪でとても美しかったとのこと。。。

違う方が演じた方が雰囲気がでたのでは……と思ってしまいます。

先月、
主人と二人でANAインターコンチネンタルホテルにお食事に行って来ました。


それまで、
ひどいつわりでほとんど何も口に出来なかったので、何か美味しいものを……と主人がお食事に連れていってくれたのです。

7月以来、
ほとんどの時間をおうちにいて外出していなかったので、少々緊張したのですが、人に酔うこともなく、楽しい時間を過ごすことができました。

万が一のために、
こってりしたものは避け、『乾山』さんでお寿司をいただきました。

何ヵ月かぶりのお寿司、体に染み渡るようでした。お寿司だけでなく、松茸の土瓶蒸しや焼き魚、お刺身も美味しかった!!

体調が戻ったことも実感でき、主人と二人きりの楽しい時間でした。


ゆったりとした時間を過ごした後、一階にある『ピエール・ガニェール』でケーキケーキを買いました。
どれもこれも色鮮やかで美味しそうだったので、とても迷ってしまいました。
結局選んだものは、お互い定番のもの。。。私たち、食の冒険が出来ない二人なのです。


妊婦の私、
甘いものや体重には気を付けなければならないのですよね。美味しいものばかいいただいたので、翌日からは摂生しようと決めたのでした。

妊娠がわかった途端、
ひどいつわりに悩まされ、気付いたら酷暑の季節を越えて晩秋になっていました。

つわりは相変わらずですが、
食欲もようやく出てきて、マカロンやショコラが無性に食べたい今日この頃です。



この数ヶ月、
ただただ気持ちが悪く、横になったり起き上がったりしながら、
少しだけ調子がよいとヨーロッパの本を読んだり、
想いを馳せたりしながら日々を過ごしていました。


特に、
(胎教によくなさそうですが、)
フランス革命期の本を読んでは、鬱々と考え事をするということが多かったです。

妊娠という生命の神秘を実感して、《人が生きるということ》や《生き方》、《死》を知らず知らずのうちに身近に感じているからなのかもしれません。





特によく読んでいたのは、マリーアントワネットの本。



母になる自分と4人の子を持ったマリーアントワネットを重ね合わせて、
「マリーアントワネットは待ち焦がれた妊娠がわかった時、つわりもひどかったのかしら!?」



「公開出産やその他の公務、国の宝を妊娠中であっても私のように夫と二人、ただゆっくり幸せに浸ることもできなかったのね。。。」



「今のような医療設備がない中で、必死の想いで生んだ我が子は何物にも替えがたいものなはず。

我が子に先立たれた時や幼い我が子を遺して死にゆかねばならなかった時の気持ちはどれ程の辛さだっただろう。」

などなど。


妊娠して改めて、マリーアントワネットという人の王妃としてではなく、

女性としての生き方に興味を抱いています。

ワクワクしながら入館した私の目の前に現れたのは、




セーヌ県知事オスマン男爵の絵。














これが噂のオスマン男爵か……と、




心の中で大興奮の私。




というのも、




オスマン男爵はナポレオン3世指揮の下、




今の美しいパリの街をつくった人物だからです。




そのころ、




あのオペラ・ガルニエもつくられました。




音声案内によると、




それまで中世のままのバラック小屋ばかりだったパリの街に




裁判所などをつくり、整然とした街を作り上げたのだそうです。










今の美しいパリの街が大好きな私は、




このオスマン男爵に感謝したい気持ちでいっぱいです。




一方で、




マリー・アントワネットたちがみた都市改造される前のパリも見てみたいのですが。。。








そしてもう一人、

初めて肖像画を見て感動したのが。。。


オスマン男爵のパリ改造計画の下、
あの有名なパリのオペラ座を設計した人物。

シャルル・ガルニエ


です!!



オペラ・ガルニエとは呼ぶものの、一体どんなお顔をしている方なのか、今まで知らずにいました。



肖像画に描かれたガルニエは、


失礼ながら……、
あの華麗なオペラ座を設計した方の割には、
思っていたよりも洗練されていないように思いました。


もちろん、

流行りのお洋服を着ていましたし、

都市化計画の目玉とも言えるオペラ座の設計を任されるほどの

時代にときめく人物なのですから、


きっと実物はステキだったのでしょうけれど、

……お顔が冴えないようなガーン








ガルニエの肖像画があるお部屋には、

オペラ座に集う人々の様子を描いた絵もあり、


その頃の活気と賑わいを感じることができ

興味深かったです。

今回は、


オルセー美術館が共同企画として名を連ねていて、


あの駅舎の美術館からたくさんの作品がやってきていました。






先日行ってきたオルセー展にもたくさんの絵画が出品されていましたが、


大規模修繕中とはいえ、


太っ腹ですね!




パリの美術館の多くが、


作品の写真やビデオを撮ってOKとなっています。


美術館でカメラはNGと思い込んでいた私は、


初めてパリを訪れた時にその解放感(といっていいのかわかりませんが、)にびっくりしたのです。




しかし今は、


たくさんのすぐれた美術品やその背景にある古く広い歴史の中で生活する


フランスの方の芸術に対する考え方が、


美術品との距離感や


人類の財産として誰もが観賞することのできる権利という考えかた、


芸術品をそばに置く上での取り扱い方やそのうえで生じる自己責任などが


きちんと育まれているのではないかと考えています。





オルセー展に寄せて、


サルコジ大統領は人類の遺産を多くの人の目に提供するのは当然のこと


というような主旨のことをおっしゃっていたように思います。


そうした考え方はとても素晴らしいと思いますし、


日本古来からの遺産を持つ私たちも、


その遺産の継承者であることに誇りと責任を持ち、


世界の方々と分かち合える機会を持てるようにしていきたいと感じました。




あぁ、


だいぶ本筋から外れてしまいました。


次回は必ず美術展の感想をつづりたいと思います。