昨日、録画してあった


THE TUDERS ~背徳の王冠~


のseason2最終回を見ましたTV


このお話、映画のように重厚なドラマで、

私たち夫婦は一週間に1度・1話を見るのが精いっぱいでしたので、

ようやく最終回までたどり着いたという感じですテレビ.*



このTUDERSは、あのヘンリー8世のお話。

肖像画や書物では、

(功績については置いておいて……)まったく素敵でないおじさんなのに、

離婚結婚を繰り返して、王妃のうち二人は飽きてしまったのか理由をつけて斬首!

という女性の敵のような王様クラウン。


様々な言語に精通し、博学であり、

絶対王制やイギリス国教会の基礎を引いた功績は大きいということですが、

私はどうも好きになれませんでしたキライ



しかし、

この時代にはフランスに私の好きなフランソワ1世がいるし、

スペインスペインでもイタリアイタリアでも

当時は歴史的に見ると様々な出来事があり、とても興味深い時代です。

また、

ヘンリー8世は好きではありませんが、

彼が(世継ぎということだけではなく)何を欲して5人の王妃を持ち、

そのうちの二人を斬首したのかということに関しては、長い間興味がありました。


しかも、ヘンリー8世演じるジョナサン・リース=マイヤーズが実物とは違い、

現代的な印象がある上、とても美しい顔立ち松田祥一くん

これは、

見ないわけにはいかないと、夫と共に見始めたのです(^ー^)(^ー^)。



舞台となっているお城や森、登場人物たちが着ているお衣装など、

16世紀にどっぷりと浸かることができますが、

現代の流行も取り入れているかのようにスタイリッシュでステキです。

この現代感覚のおかげで、

まるで自分がTHE TUDERSの世界に紛れ込んだかのような気分になります。


アン・ブーリンの着こなしがステキだから、どこかで真似したいなd.heart*

なんて思ったりします。



さて内容ですが、

大まかなストーリーとしては史実に忠実です。

しかし、新しい解釈もあるのか、分かりやすいです。


トマス・モアやウルジー、キャサリン・オブ・アラゴン、トマス・ブーリンなど、

脇を固める俳優の方が豪華ですし、

(私はメアリー・チューダーと結婚したチャールズ・ブランドン役のヘンリー・カヴィルが好きですらぶ1)

お話も駆け足ではあるのですが背景や心理描写などをしっかりとしていて、

長い歴史映画を見ているかのような充足感があります。


トマス・モアやウルジー枢機卿が亡くなる場面は、

名優お二人の熱演に目が離せなくなり、見終わった後もしばらくボーっとしてしまいました。



そして今日、

いよいよアン・ブーリンの処刑の回でした。

アン・ブーリンに関しては強い女性というのが今までのイメージでした。


『ブーリン家の姉妹』を読んで多少見方は変わりましたが、

時代に翻弄されハワード家が生き残るためには仕方が無かったとはいえ、

王妃であるキャサリン・オブ・アラゴンを押しのけてヘンリー8世と結婚したという、

いやな女性という印象を持っていました。


でもやはり今回ドラマを見て、

この時代の女性は男性が操る政治のコマに過ぎず、アン・ブーリンもまた被害者であったことを実感しました。

しかし、

一族の為に王妃となり、女児だったとはいえ後に女王となる子供を産んだというのは、

同じ女性として本当にすごいなあと感じました。

念願の王妃になっても、恩恵があるのは一族だけで、

アン自身は世継ぎを生まなければならないというプレッシャーと

次々に宮廷に入ってくる美しいレディたちに向ける

王の視線に対する嫉妬の苦しみの渦がよりひどくなるだけだったと思います。


私たちから見ると被害者であっても、

アン自身は自分の環境にくよくよすることなくベストを尽くすことのみを考えて、

孤独に自分自身に与えられた命を生き抜く、、、、、。

最期の瞬間まで潔く、その姿はあまり認められなくともやはり王妃の器であったのだと思いました。


私にはとても無理です。

トップになる人にはそれぞれ理由があるのだと言いますが、それは古今東西変わらないセオリーですね。



夫は最後までキャサリン・オブ・アラゴンを追いやったアンを好きになれず、

『自分もやったことなんだから、同情できない。』

と言っていましたが、

男性から見るとそう感じるのかもしれませんね。

私にはアン、そしてヘンリー8世でさえ、

まったくの自由が許されない籠の鳥、そしておおきな歴史のコマのひとつであるようにしか見えませんでした。


では、

そのコマはだれが動かしているのでしょうか?

う~ん。

人々が身分に関係なく翻弄される、それこそが運命というものなのかしら?