CAテクノロジーのスタッフは週に1回全体での朝会をやってます。

その中に1分半でスピーチするというのがあって、皆なかなか個性的な
話をしてくれます。これ、話したひとが次の人を指名してという当番制に
なっていて、週に2人しゃべることになってます。

で、当たったら話そうと思ってたことがあるんですけどなかなか当たらない
のでブログに書きます。

コミュニケーションの「芯を食ってる」とは何かという話。

今日のニッパウ-yes_no
by imjustkimmie

■私と仕事、どちらが大切なの?


皆さん、突然恋人に「私と仕事のどちらが大切なの?」と聞かれたらどうしますか?

君だと答えれば「甲斐性が無い」と言われそうだし、仕事と言えば「この冷徹野郎」と
言われそうですよね。
どちらを選んでも地獄が待っていそうです。

じゃぁどうれば良いんだよと思いますが、こういうときの正解は
「そんな気持ちにさせてごめんね」と言って抱きしめる、だそうです。

これ実はある広告人の告白 さんかさとなお さんが書いていたエピソードなのですが、
コミュニケーションの本質が詰まっていると思います。(URL見つけられませんでした。。すみません。)

■「芯を食う」とは何か


私は良く、「芯を食ってる」という表現を使います。

これは野球をやっていた人には通じると思うのですが、バッティングの時にボールをバットの芯で
とらえると、もう気持ち良いくらいにカーンとボールが跳ね返ります。
逆に、芯からずれたところでボールを打とうとするとズーンとした感じのいやな感触が手に残り、
ぼてぼての内野ゴロになったりします。

会話のやり取りも、相手の気持ちをきちんと汲み取り、ベストの回答のやりとりが
続くとカーンとした感じが出るんです。
逆に、相手の意図をくみ取れ切れないと、なんとなーく嫌な感じのやりとりになります。

僕はこれを、「芯を食ってる」、「芯を食ってない」という風に表現しています。

■「芯を食う」やりとりに必要なもの


さてさて、それで芯を食ったやりとりに何が必要かというと、これはシンプルに
相手の意図を読もうとすること、です。

冒頭の質問も、結局相手が言いたいことは「私をちゃんと構いなさい」という
事な訳で、そこをフォローできない限りは表面上何を答えても現状は
改善しないわけです。

相手の質問は、必ずしもそのまま答えれば良いという話ではありません。
何かありそうであればその質問が出てくる背景まで把握して、
初めて芯を食うやりとりになるので。