9/8にLINEさん主催の『LINE Sales x Product Manager Meetup』にお邪魔してきました。

 

当日の資料

『営業組織の中に、エンジニア組織を立ち上げる方法』

https://www.slideshare.net/TakahiroOgoshi/ss-113443585

 

 

三者三様のプレゼンだったのですが、私からは、

『営業組織の中にエンジニア組織を作る方法』をプレゼンさせていただきました。

 

全くの偶然なのですが、私のキャリア的に、営業組織の中にエンジニア組織を作る、

または、営業組織の中のエンジニア組織を立て直すというミッションを何度か経験して

おりまして、その経験からどういった事をしていくのか?という事をプレゼンしました。

 

異文化の中に異文化の組織を作るので、系統からすると「チェンジマネジメント」に

近いものがありまして、ですので、セオリーとしてもそっち側の知見がかなり有効です。

 

初期ゴールを設定して、それが正論だったとしてもいきなりそのまま実行できない。

というのがミソでして、信頼を得ながら少しずつ整えていくというアプローチが

やっぱり有効なんじゃなかろうかと思います。

 

テックを強化したい!というのは様々な組織で起こる欲求だと思いますので、

そういった時にテック化を主導する立場の人に私の資料がお役に立てるなら幸いです。

 

また、ハイダさん、北出さんのプレゼンもかなり勉強になりました。

懇親会で情報交換をさせていただきました皆様も、ありがとうございます。

私自身がたくさんの学びを得ることができたmeetupでした。

 

誕生させた組織をさらに高い次元で融合させていく、というのも重要で、

そして私が今でも取り組んでいるテーマです。

 

これからも頑張りたいと思います。

 

『営業組織の中に、エンジニア組織を立ち上げる方法』

https://www.slideshare.net/TakahiroOgoshi/ss-113443585

 

期待しないチームビルド

テーマ:

 

昨日、飲んでる時にした話です。

 

CC:Apollo Scribe

 

私がチームビルドする時に、どういう視点でやっているのかというのを

昨日話したのですが、基本的に、

 

・成長を前提にしない

・強みを発揮できる事をやってもらう、できない事をやらせない

 

です。

 

もちろん元々はそうではなくて、

どちらかというとチームに対してロールがあり、

そのロールに対して足りないとしても頑張って下さい。

 

その欠点は克服して下さい。

というスタンスでした。

 

ただ、やるとわかるんですけど、これパフォーマンスがめっちゃ落ちるんですよ。

 

マネージャーはマネジメントコストがとてもかかる。

メンバーは不得意な事もやらないといけないから得意な領域に時間使えない。

みたいな感じで。

 

少人数のチームだとまだマシですが、50名をこえて100名規模になってくると

そういうスタンスのマネジメントは不可能です。

 

なので、今は僕自身も得意じゃないことはやらないし、

メンバーにも不得手な事をやらせません。

 

向いてないなと感じたら割とあっさりロールやミッションを変えます。

 

そして、成長もあまり前提にしてません。

 

これは表現が難しいのですが、成長してくれたら超ラッキー、

その人のアベレージだとして、何ができるかからチームを作る。

という事です。

 

面白いんですけど、ちゃんとハマると成果が出て、

結局そっちのほうが成長したりします。

 

こういうふうにやると、チームに必要なロールに対して人が足りなかったりするん

ですが、その時は採用するか、自分でそこをカバーします。

 

そして、ヒト・モノ・カネが全部充実してるチームを受け持てる事は

ほとんどありませんので、大体いつも採用をしている事になります。

 

特に自責なタイプのマネージャーはメンバーにも自責を期待して、

怒ったり、失望したり、神経をすり減らしたりすると思うのですが、

一回、「得意な事しかやらせない」に振り切ると

コミュニケーションコストが劇的に下がって、やってる事は減ってるはずなのに、

物事がうまく進むようになるのでおすすめです。

 

 

 

同業者で同じゲームが好き、仕事としてはほぼ絡みが無いのですが、

不思議なご縁で超不定期に、思い出したら食事している佐々木さんが

本を出されました。

 

手元に届いてから、読了までかなり時間がかかったのですが、

丁寧に読まないといけない本だなと感じたので、

出張中のホテルで、静かな環境で集中して読了しました。

 

理由なんですが、手にとると分かるんですが、装丁が気合が入ってるんです。

 

アクリル加工された表紙が一番目を引くと思うのですが、

それだけでなく裏表紙もしっかりとした材質で本自体が守られ、

そして、なんといっても「綴じ方」が良いです。

 

何というのか知らないのですが、糸綴じされたものが何束か糊付けされている

ような綴じ方で、それによって「本のどのページを読んでいても手で抑えずに

開きっぱなしになる」のです。

 

これ、本当に本が好きな人だったり、読書が習慣になっている人でないと、

こういう綴じにしないし、ありがたみが分からないと思います。

 

そういうところから佐々木さんの気合を感じて、

「これは移動時間とか隙間時間に読むのではなく、

落ち着いて静かに読むべき本だな」と感じました。

 

そして内容ですが、、、

 

途中から「ええええ!」っていう展開に突入し、それはそれで

面白いのですが、ネタバレになるので避けます。

 

ちょっと未来の日本を舞台にした物語なのですが、

僕がこの小説を読んでいて満足感を感じたのは、佐々木さんが描き出す世界に、

手触りがあるからです。

 

我々の未来像は、多分に手塚治虫ナイズされていたり、ハリウッドナイズされている

と思うのですが僕らのネクロマンシーに出てくる課題や、未来像は、

「確かに今この通りに技術が発展するとやってくる未来」なのです。

 

例えばお祭りのシーンで実行委員会がUUやARPUを振り返る下りが出てきます。

「いやー、そう。カメラデバイスとかそういうのの発展で、きっと僕らは性懲りもなく、

そういう振り返りをするんだろうよ!」という未来なのです。

 

また、近未来のネット接続の在り方を、佐々木さんはカームネットとしてこの小説

で描いています。

 

技術の発展でAIもデバイスも大きく発展した未来、映画ではロボットが闊歩して、

ホログラムと会話するようなものを想像しますが、カームネットは、

自然と身につけたパーソナルデバイスに囁く、というUIになっています。

 

ネットとつながっているのですが、ネットの存在を意識しない。

 

発展は、足し算ではなく、むしろ街からものがなくなっていく引き算であろう

という描写はとても腹落ちするものがあります。

 

実際、例えば未来の駅からは改札がなくなるでしょう。

未来の家からは鍵がなくなるかもしれません。

 

個人と、その行動を正確に特定できるようになる未来は、

想像するに確かにいろいろなくなり、静かになるのです。

 

あとは、マジックザ・ギャザリングが好きだったり、

ネット業界に詳しいとニヤリとできる描写が随所に出てきます。

 

というわけで、良い本でした。

 

僕らのネクロマンシー
僕らのネクロマンシー
posted with amazlet at 18.08.02
佐々木大輔
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