認知症を全国の医療・介護・福祉の関係者と考える消しゴムメモリーのブログ

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認知症・若年認知症にかかわる人たちとの交流を深める目的です。
まったく知らない方にも、一つの社会問題として知ってほしい。
全国の認知症の情報等を伝えていきたい

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日本生命財団 平成26年度高齢社会地域福祉チャレンジ活動助成で、「一般社団法人SPS若年認知症サポートセンターきずなや」(以下SPSきずなや)の活動が選ばれました。

「SPSきずなや」とは、
「SPSきずなや」の前身である「若年認知症サポートセンターきずなや」は、若年認知症の人達の生活のしづらさを少しでも解決しようと活動をしてきました。特に、目の前にいる若年認知症の人の困りごと解決を優先とし、①はたらく場の提供②地域での居場所創り③地域での若年認知症の理解促進④スポーツや音楽を通じた地域交流イベントの開催等を行っていました。しかし、若年認知症の理解を訴える等のイベントも一過性のものになっていたり、はたらく場や社会貢献ができる場を提供しても、若年認知症の人が安心して暮らせるための社会のカタチが見えなかったりと、活動すればするほど課題が大きくなってきました。そこで、平成26年4月、認知症になっても安心して暮らせるまちを目指すために、あえて認知症の人の困りごとを中心に活動することをやめ、地域の困りごとを中心に活動を行っていこうと決めました。法人格も取得し名称もSPSきずなやと変更しました。(SPS=social problem solution )

今後ともよろしくお願いします。
災害派遣精神医療チーム(DPAT)活動要領について

 災害派遣精神医療チームの体制整備及び活動については、平成25年4月1日障精発0401第1号通知「災害派遣精神医療チーム(DPAT)活動要領について」により実施いただいているところですが、今般、DPAT活動マニュアルの整備に伴い、別紙のとおり「災害派遣精神医療チーム(DPAT)活動要領」を定めたので通知します。
 本要領は、DPATとしての基本的な活動要領であり、各都道府県で策定される防災計画において、各都道府県の事情に応じたDPATの運用を実施していただきますよう、必要な御配慮をお願いいたします。
 なお、平成25年4月1日障精発0401第1号通知「災害派遣精神医療チーム(DPAT)活動要領について」は廃止します。

奈良県でもDPATの動きが進んでいます。来月も訓練や会議があるようです。
認知症の人の支援に関しても、このような活動とどう連携していくかが大切だと。
訓練の状況に参加できるのであれば、参加したいと思っています。

多くの団体がどう横に、アメーバー的につながっていくのか。今後の課題です。


奈良に住んでいると、他の都道府県より、災害に対する準備や訓練等に関心のない人が多いと感じる。私もその1人でした。奈良には、歴史的な遺産もたくさんのこっているから。大きな災害はこないだろうと。
しかし、それは大きな間違えだった。
内陸型地震 中央構造線断層帯 30年間でM8が5%~最大14%になった。阪神淡路大震災のときでも最大8%。

もう一つの問題。奈良は沼地が多かった。地震によって多くの遺産は埋まっているようだ。液状化現象。

地震が来ないと思って、訓練を怠っていると、他府県より大きな被害になるのではと心配だ。

災害は、必ずおこると考えなければ。
・備え
・行動
・意識改革
・人材育成

その中で、認知症の人の災害時の対応を訓練をしなければ、おきた時に動けないだろうと。
実践的な認知症の人の災害教育プログラムを考えていこうと思います。

この大会を通じて感じた事は、日頃のキャッチボールも大切ですが、そのキャッチボールの目的をつくることも大切だと感じました。近所のグラウンドもいいのですが、素晴らしい環境で行う事によって、僕たちもそうですが、当事者のみなさんも、家族のみなさんも、日常では得られにくい良い刺激・感情をもらうことができました。また、来年に向け、ご家族さんが、「一緒に日常の生活の中で、ソフトボールの練習をしていこうと思います」と、言われていたのが印象的でした。地域のみなさんにも、スポーツや観光を通じて認知症の事を理解していただけることができました。大会の成長が地域の活性化に繋がっていくのではないかとも考えています。その結果、認知症であっても安全でやさしい町ができていくのではないかと思います。
 参加した当事者さん達から「来年あいましょう」「来年は勝ちますよ」と来年開催を望む声ばかりでしたので、平成27年3月8日富士宮市で第2回Dシリーズを開催する事になりました。来年も楽しさと笑顔を1番として、勝負にこだわりたいと思います。多くの方が参加できるように、これからも、当事者さんの声から、必要な活動を考えていきたいと思います。

備考
認知症の人たちが試合 NHK静岡県のニュースで放送されました。
試合当日、球場の駐車場から見える日本一の富士山に圧倒されながら、球場に入ると、球場の素晴らしさに、当事者さん達は、テンションが上がり早速、グローブをもってキャッチボールをはじめました。バットをもつとすぐにフルスイングでのノックがはじまります。支援者達がバテバテになるほどの練習をし、プレイボールを待ちます(選手は40代~70代。特に70代の当事者さんが多かった)。試合開始前のホームラン競争では、バットにあたるか心配されていた方も、外野までの飛球を打つ等レベルの高いスイングをされていました。始球式では、始球式のボールを、西日本の選手が、見事にレフト前にヒットを打ってしまうプレーもでました。
 試合開始のプレーボールがアナウンスされ「1番○○」と呼び出されると、当事者のみなさんも戦闘モードへはいります。初回からの乱打戦。そんな中でも、支援者達は冷静に、ピッチャーにいつ投げるのかのタイミングを教え、プレーの指示をさりげなく送り、ボールに視点があうように調整していきます。当事者さんのできることには邪魔をせず、出来ない部分をさりげなくフォローする支援者達の姿は、若手職員や、キャラバンメイトの方に多くの気づきを与えてくれていました。試合はシーソーゲーム。ランナーが味方の打球をとってしまったり、レフトからの中継のボールをとった3塁手が、レフトにボールを矢のような返球でかえしてしまったり、見逃さないプレーもたくさんありました。時間の都合で最終回は6回になりました。当初は、交代を頻繁にしようといっていた当事者さん達も、最後までの出場を望み、家族さん達も出場し、チームの勝利と楽しいという感情を大切に闘い抜きました。結果は、16対17で東日本のサヨナラ勝ちでした。ランニングホームランを打った選手や6回を投げ抜いた選手は、太ももをおさえながら、「久しぶりやな。こんなにハッスルしたのは」「会社時代は野球をやっていたけど、ソフトボールは何十年ぶり。でも1回バットにあたったから、安心した」とみなさん笑顔で話をしてくれました。ご家族も「富士山の見える場所で、同じ時間を共有できてよかった」「会議室でない場所で、知らない人達とスポーツを通じて交流できてよかった」支援者は「当事者のみなさんが、こんなにソフトボールが出来るなんて・・・」という驚きや「スポーツだと、知らない当事者さん家族さんとすぐに壁がなく話が出来た。心の底から応援できた事が、日々の支援にもつながる」といっていました。
前夜祭には、富士宮市のデイサービスに総勢100名が集いました。前夜祭で挨拶をされた須藤秀忠富士宮市長は、「この大会が発展し、各地で予選が行われ、富士宮で熱い戦いと交流が行われることを期待しています」と歓迎の言葉を述べられました。会場のテーブルには、富士宮のおかみさんの会のみなさんが、おにぎりや富士宮焼きそば等を、地域の食堂の方々がヨーグル豚の焼き肉を準備してくれていました。大阪のメンバーは、バーテンダーやバニーの姿でお酒を作ってくれていました。2時間程でしたが、お酒や歌やダンスで多いに盛り上がり、明日への活力となりました。
昨年の大会記事
Dementiaシリーズは、平成26年3月16日 静岡県ソフトボール場で、東日本チーム(静岡・神奈川)対西日本チーム(奈良・大阪・和歌山・愛知)で対戦しました。富士宮市にあるソフトボール場は、女子ソフトボールの世界大会の会場であり、全国高等学校ソフトボール大会(男子)の会場にもなっています。
 Dementiaシリーズ(全日本認知症ソフトボール大会)を開催した経緯は、昨年の11月にあった富士宮市と奈良市の認知症当事者交流会で、ある当事者さんの「認知症になっても、子供の頃のような熱くなれるような活動をしたい。野球なんてどうだろう」という言葉がきっかけになりました。

 大会にあたって、富士宮市と奈良市の支援者は、メールやFacebookで情報交換をし、ソフトボール開催を近隣の地域の認知症活動団体に呼びかけをしていこうと決めました。奈良からは、大阪・和歌山・愛知へ連絡し、参加したい当事者さんが8名いることがわかりました。また、認知症フレンドシップクラブ東京事務局に連絡し、開催に対するサポートを依頼しました。富士宮市のメンバーは、鎌倉市のメンバーに連絡をしました。また、開催地として、商店街連盟、旅館組合、介護職メンバー、障がい者支援事業所、キャラバンメイト、ラジオ局、市役所(観光課、スポーツ振興課、福祉総合相談課)企業、そして、当事者さん 家族さんを含めたDシリーズ実行委員会を開き、地域全体で当日の運営について考えていただきました。大会に関する費用については、災害支援法人ネットワーク(通称おせっかいネット)和田行男さん達の活動メンバーによる寄付や、また参加する各地域の支援者や社会福祉協議会の方々による寄付で賄う事ができました。
老人福祉法、第26条第6項を新設し、「有料老人ホームの設置者は、家賃、敷金及び介護等その他の日常生活上必要な便宜の供与の対価として受領する費用を除くほか、権利金その他の金品を受領してはならない。」と決まった。
施行日は平成24年4月1日ですが、既存施設には3年間の経過措置があるため、平成27年3月31日までは従来のままでも可能です。

認知症のグループホームも同じで、権利金(入居一時金、権利金、入会金など)は受け取れないことになっていますが、知らない事業所もまだあると。入所一時金は、返せません等でトラブルになっている事業所が何カ所かあるって聞いた。

利用者やご家族がしっているのに、施設管理者や職員がしらずに、すごくもめていると。
裁判になるかもって。日々も忙しいし、介護保険の改正等で忙しいからなのか、わからないけど。平成24年から決まっていたことも、専門家の人には忘れずにいて欲しいですね。

知らないがために、利用者さんや家族さんとトラブルになって、嫌な思いをさせてしまうのはと。
経過措置ももうすぐ終わりますから、4月以降で入所一時金何円と書いていたらいけないので、パンフレット等も訂正しないといけないですね。
今年も、認知症の人の全国ソフトボール大会 Dシリーズが開幕します!

1..開催日・タイムスケジュール
 (1)前夜祭  平成27年3月7日(土) 17時~19時30分
 (2)大会   平成27年3月8日(日)  9時~14時
   ア 開会式      9時~9時30分
   イ ホームラン競争  9時30分~10時
   ウ 第一試合    10時30分~12時
   エ 第二試合    12時~13時30分
   オ 閉会式     13時30分~14時

2.会場  静岡県ソフトボール場(富士宮市山宮2031番地)
  1チーム認知症の人7人以上で構成。

今年は、4チームで対戦していきます。

  ア 北海道・東北・関東チーム
  イ 北陸・中部チーム
  ウ 関西チーム
  エ 中国・四国・山陰・九州・沖縄チーム

お近くの方は、是非応援よろしくお願いします!

認知症の人の住みやすい町になりつつある、富士宮市をみることも関係者にとって、非常によい体験であり、地元をよりよくできるヒントもあるかと。昨年も、できる力を精一杯つかい、出来ない部分は専門家がフォーローする。そんな姿は、日常の認知症の人の応援をする上でも非常に参考になると思います。




25年11月、奈良で、富士宮市と奈良の認知症当事者交流会を行いました。富士宮市の方々を奈良のメンバーがおもてなしする企画でした。その時の交流会で次回は、奈良メンバーが富士宮市にいっておもてなしをうけることが決まりました。その後、富士宮市の状況を聞いていると、世界ソフトボール大会の球場があることがわかりました。当事者の方が、その情報から「野球大会をしよう。初の日本シリーズだ」という発言がもとで、今回の開催にいたりました。奈良だけでは、メンバーがそろわないため、関西の仲間に連絡をとって、チームを作りました。チーム名は、ウエストジャパン・ドルフィンディアーズです。富士宮市のチームも合同で、イーストジャパン・レインボーサーモンズとなりました。
 当事者さんの声から生まれたソフトボール大会。企業の方からも実績ができれば協力しやすいからと今後のコラボについて継続して話し合っています。今後、認知症の方の演奏会や展示会等も同時開催できたらと考えています。年1回みんなでスポーツ・芸術文化等でつながりあえる環境で、時には熱く闘う場であったり、時には今の自分をためす場であったり、仲間と出会う場であって、一緒に楽しめることができる大会を目指しています
昨年は、東日本21ー20西日本  西はサヨナラ負けでした。

今年の大会に向けて練習中です。