7歳の娘は、自閉症スペクトラムでディスレクシア(読字障害)と言われています。

 

私が娘が生まれてから今までのこと。

そしてこれからのこと。

色々あったけど、多分この先も色々あると思うけど、娘と一緒に前を向いて、一歩ずつ歩いていきたいと思ってます。

微力ではありますが、もし何かの形で、少しでも私たちの日々が誰かの勇気に変わることができるなら。。。幸いです。

Nina

 

前回までの話は、よろしければこちらから覗いてみてください。

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それから少し経って、娘は

目を覚ましてくれました。

『ママ、おはよう。お願い

 

 

何かが私の中で変わりました。

 

 

 

今までどこかで

引きずっていた息子のこと。

 

 

本当は

もう2度と、そんなことは嫌だ

言う思いの方が

強かったんだと思います。

 

 

でも、そうじゃないことに

気がつきました。

 

 

 

息子が

いてくれたから

愛する人がいなくなる

悲しみも辛さも

 

嘘じゃなくて

 

分かるよって言える。

 

大変だって知ってる。

 

乗り越えるのは

そんなに簡単なんかじゃないって

心から、そう誰かに言える人生が

 

私には、ある。

 

 

ー そっか、それができる人生を

もらえた私は幸せなんだ。

今の私の人生は

彼からのプレゼント。

あの子に出会えなかったら

なかった。

私は本当に、恵まれている。

ありがとうおねがい

 

初めて、本当の意味で

何か乗り越えられた気がしました。

 

悲しんでいてはダメだと思っていたけど

 

嬉しいことも

悲しいことも

 

本当は全部持って生きて

 

それで、いい。

 

 

ー ママ、マディソンの分も

笑って生きるねニコニコ ー

(息子の名前はマディソンMadisonと言います。中性的な名前にしたかったのでそうしたのですが、どちらかと言うと女の子寄りの名前。だからなのか、本当にふんわりした子でした。

 

 

ふと、病室の窓から空を見上げたら

息子がいなくなった次の日に見た

夕焼けと同じぐらい

キレイな夕方でした。

 

 

 

 

そのあと…

 

 

 

娘は信じられないスピードで

元気になってくれました。

 

 

上矢印点滴が外れて、元気になってきた頃の娘。