t太陽が、生まれた時の太陽の上にピッタリ重なった時を、占星術の世界ではソーラーリターン(太陽回帰)と言います。
太陽は、能動的な意志、目的や発展の方向性を指しますが、ホロスコープ上で1回転して同じ位置に戻って来ることを、1呼吸として、それをひと区切りだと考えると目的意識や方向性の変化が毎年行われていると考えます。
私は2月が誕生日なのですが、今年のソーラーリターンは、去年と違って南半球に天体が多く分布し、社会的な評価に重点を置きそうな配置となります。
特に太陽合海王星、月、水星が11ハウスに集結し、サイン違いのステリウムが出来ています。
n太陽に対するt海王星が、そろそろオーブ圏内に入ってきていますが、私の場合は元々n太陽に対し海王星が誤差0度でトラインになっているせいか、際立った影響は今の所ありません。
太陽には、木星もアスペクトしているので、良くも悪くもスポットライトがあたり、広がりそうな気配です。
木星はとてつもないチャンスにも繋がる場合もありますが、反面海王星と相まって、とどめもなく怠惰さやルール破りを引き起こす傾向も見逃せず…
気を引き締めなければ…です(苦笑。
そして火星は6Hに位置して、自己メンテナンスや、ハードワークに熱くなりそうですが、10HのASCルーラーの金星とスクェアを取っていて、この辺も落差がありそう。
最近、この火星の6Hを、自己メンテナンスに使って、筋トレ始めました。
体を限界まで動かしてみると、今まで体調が悪かったのはあらゆるところを使っていなかったせいだとすごく実感しました。
関節や肩甲骨回りを毎日動かすと、肩こりがなくなり、関節が動き血流が良くなり、気分まですっきりしてくるから不思議ですね。
老化って、動かなくなって筋肉やあらゆるところが固まって、進んでいくんですね。
これって、心の中も同じですね、心の退化、老化。
年を取るに連れ、新しいものを受け入れるキャパシティの容量は個人差が大きくなります。
心をあらゆる方面からかき回すって、身体を動かすのと同じように重要なんだなと、ここのところありえないほど運動してみてすごく実感しました。
対局にあるように見える物事から、真理を学ぶ。
占星術ではあらゆる価値観や、物の見方、行動傾向を考察するのですが、人はどうしても固有の心の癖があって同じ方向からのアプローチに終始してしまい、無意識に何十年も生きていきます。
12サインで考えると、天体を持っていないサインは欲求を意識しずらいので自分自身の中で使いずらい、理解しずらいかもしれませんが、実はハウスという場所をしっかり先導し、支配しているはずなのです。
そこをしっかり意識上に登らせ、12サインすべてをしっかり自分の世界に取り入れる事、天体の意識もなるべく全てを自分自身で使いまわしていく事が、退化しない柔軟な心を作って行くのだと思います。
それを踏まえると、今年、来年とピークを迎える、活動宮のグランドクロスは、心や身体、現実をかき回し、執着を解き放つ成長の節目となり得る時期ですね。
今日辺りから、政治的にもきな臭い動きが出始めてますし、4月に入ると消費税値上げや、テレビ業界では、古い番組の刷新などの動きが目立っていて、めまぐるしい騒動が予想されますが、そういう時だからこそ、ありえない自分と対面するチャンスだと言えます。