ここは観光地ではない

南部の襟裳から釧路に向かって黄金道路をバスがひた走ります。


ここは観光地ではない

クルマがやっと一台すれ違えるほどの狭い道路が続きます。


海まで直接雪崩落ちる山肌に、強引に道を穿ったような道路です。


ここは観光地ではない

海は荒れ狂う波頭の大波です。ここで泳ごうなんて思ったら、命が危ないでしょう。


天候の不順も相まって、怖ろしい光景が広がっています。


ここは観光地ではない

なんでも造るのに巨額の資金がかかり、黄金を敷き詰めたようだから黄金道路というとか。


せっかくそこまでして造ったのに(たぶん相応な犠牲も払ったのに)、この南部~東部のルートはあまり活発に利用されているとは言い難く、メインは中央経由のルートになってしまっているらしいのですから皮肉です。


ここは観光地ではない

今回の三大目的地の二つ目、襟裳岬……に行く前に様似の街を歩いてみました。


これは、その海にあった大岩です。


実は北海道南部は公共交通機関が壊滅していて、襟裳岬に行くまで様似で数時間待つことになりました。


覚悟していたとはいえ、きつかったです……。


ここは観光地ではない

そして、苦労(おもに時間潰し的に)の末に辿り着いた襟裳岬。ある意味、日本の極限です。


ここは観光地ではない

襟裳灯台の図。寸胴で可愛らしい(?)灯台です。


ここは観光地ではない

ここは観光地ではない

ここは観光地ではない

ここは観光地ではない

ここは観光地ではない

ここは観光地ではない

ここは観光地ではない

岬からの景色、各種。


わかりにくいかもしれませんが、左右から押し寄せる二つの波がぶつかり合い、同じ海なのに混ざり合うことなく渦となってうねっており、「恐ろしさ」を体感させてくれます。こんなところで昆布漁している人、本気で凄いです。


ここは観光地ではない

岬から撮った観光施設。


ここからアザラシを観察できます。望遠鏡越しなので写真はありませんがw。


実は、襟裳岬は日本屈指の強風地帯で、台風並みの風速も珍しくない(常に吹いているわけではないが、日常的にあり得る)だとか。


この前ニュースで襟裳で風速40Mの強風が吹いたとやっていましたが、ここでは実はそこまで珍しいことではないんですね。


ここは観光地ではない

馬の街、新冠です。


北海道の地名は漢字が当て字なことが多いですが、個人的には新冠はうまい地名だと思います。


ここは観光地ではない


車窓から馬。


あちこちに小さな牧場が広がり、こういうふうに馬がのんびりしています。


実は、このときはまだオグリキャップは生きていたんですよね。


亡くなったと訊いたのは翌年のことでした。


会っておけばよかったなあ。とても残念でした。いまでも悔やまれます。

かの有名な洞爺湖です。


ここで穫れる木刀は星とか砕けるらしいですね。


ここは観光地ではない

ここは観光地ではない

ここは観光地ではない


洞爺湖の中には四つの島がありました。


四つといっても、ごく近い距離にあったり浅瀬で繋がっていたりで、実質は一つの島みたいになっていますが。


ちなみに一番大きい中心の島は中島といいます。湖の中にあるから中島です。安直バンザイ。



ここは観光地ではない

これは小さい島。なんだか可愛いです。


ここは観光地ではない

これは別の島。こんもりしていて、島の直径に反して表面積は大きそうです。


ここは観光地ではない

緑に包まれた島々です。小さな島ですが、意外に底は深そうです。


ここは観光地ではない


船から見た有珠山です。ぼこぼこしてますw。


ここは観光地ではない

こちらは昭和新山……だったかな?


船内アナウンスで説明してくれたんですが、遠景でイマイチよくわかりませんでした。天候も悪かったですし。


ここは観光地ではない

中島に到着しました。磯野、野球しようぜ!


いまさらながら、乗ってきた船。夜の花火の観光船も兼ねているので、中世のお城のようなデザインです。


ここは観光地ではない

中島の地図。


次の船の時間があるので、残念ながら散策はできませんでした。


旅行では、特に公共交通を使う場合には、次の時間を確認するのは基本ですね。そのぶん制約されてしまうのですが。


ここは観光地ではない

島をさまよえない代わりに浜辺にいた白鳥と戯れます。


いえ、遠くから眺めているだけなんですけどね。




ぶっちゃけ、洞爺湖を舐めていました。


休日とはいえ旅行シーズンではないからと予約を入れなかったら、どこも宿がいっぱい。前日は止まるところを探すために街を彷徨うことになりました。


そのため、今回の旅行(北海道二回目)の三大目的地の一つだったのに、あまりピリッとした態度で臨めませんでした。


基本、予定とノープランを混ぜて旅行するのですが、ここについては大いに外した感じです。


はい、全部自分のせいですねw。

登別は山の中腹に張り付くようにできた温泉街です。


下から山に登っていくと、上に上に広がる形で街が開けていきます。街を歩く=坂を上っていくという形になります。


そして、その終着点が、ここ。


ここは観光地ではない

ここは観光地ではない

大きな温泉地にはありがちな(笑)地獄谷です。


ここは観光地ではない

その果てにあるのがここ。酸性湖。死の湖です。


ここは観光地ではない

ここは観光地ではない

草津に住んでいたからわかるのですが、あまりに強い温泉は毒になります。それでなくても温泉やお湯にずっと浸かっていては、生物は生きていけません。だから、土肌が剥き出しの死の泉です。


しかし……、


ここは観光地ではない


ここは観光地ではない

わかるでしょうか?


お湯が湧き出る=温かいというのは、生物にとっては嬉しいことで。だから、湧き出る温水の毒性を受けずに温度の恩恵だけ受けることができる場所では、草木が繁茂します。そこには曖昧なようで確固とした境界線があります(少なくともわたしにはそう思えます)。


ここでは、蒸気がかかる範囲が生と死を分けているような気がします。旺盛な生命の横には死が横たわっている……深いとかそういう話ではなく、冷然とした現実を突きつけられているような気がします。


ここは観光地ではない

足元にも温泉(冷泉)がっ!


毒泉の可能性もあるので注意しましょう。薬もすぎれば毒になるとか、毒と薬は紙一重とか、そんな感じです。


ここは観光地ではない

草木も生えぬ粘土質の大地が続きます。強酸性の河に溶かされて、独特の地形を刻みます。


ここは観光地ではない

立ち昇る煙。


恐山と違って、完全に活動中の山だと実感させてくれます(草津や万座もこんな感じでした)。


噴煙も毒性を含んでいることがあるので、絶対に近寄らないように。温泉は気持ちのいいものですが、危険もはらんでいたりするのです。


ここは観光地ではない


温泉が形作った造岩地形。


「地獄谷」だと思って行けば「こういうものだ」と思えますが、やっぱり複雑怪奇ですね。旅の果てに突然出くわしたら、やっぱりびっくりするだろうなあ。



……あ、登別の街の写真、全然撮らなかった。すみません。


ここは観光地ではない


機関車に象徴される里。


ここは観光地ではない

白老に来ました!(機関車まったく関係なし)


たまたま地元のお祭りの最中でした。鮭のぶった切り煮(すみません、名前忘れた)むっちゃおいしいかった!


おかげで食べ過ぎてしまいました。


ここは観光地ではない

ここは観光地ではない

お祭りの会場から少し離れます。


小さな湖(池と湖の間ぐらいの泉)のほとりに、かつてのアイヌの里が再現されていました。


この湖が、さざ波がゆらゆらと打ち寄せて、とても安らぐ場所でした。


ここでは何百年も変わらぬ穏やかな時間がひたむきに流れ続けているのだなあと思うと、不思議な気持ちになれます。


ただ、穏やかで平凡で単調で、それでいて幸せな日々があったんだろうなあ(勝手に妄想)。


ここは観光地ではない

再現された里に潜入w。


やはり再現だけあって作られた感じがしますね。仕方のないことですが。


それよりもお祭りに人を取られたせいか、まったく人影がないw。


ここは観光地ではない

アイヌの酋長のモニュメント。


ここは観光地ではない


そして、その里からさっきの湖を眺めてみました。

あー、やっぱり心地いい。心が鎮まる気分です。


何気ないけど大切な、というのはこういうことなのでしょうか。時間が止まったような空気でした。


柔らかい温かさに包まれた今日の日がいつまでも続くかのような。絶え間なく静かに打ち寄せる波がそう思わせるのでしょうか。


静寂って、音がないという意味ではないんだな、とわかりました。


こんなところで暮らしたい……けど、いいところだというのと生活できるかどうかはまた別問題という厳しい現実がw。

2回目の北海道探索行の時の記憶です。


前回は札幌付近と函館付近という、北海道2大都市を基点にして行き当たりばったりに彷徨いましたが、今度は南を回ってみるつもりです。


ここは観光地ではない

ここは観光地ではない

ここはいったいどこでしょう?


正解は支笏湖です。


って、どこーーー? と思った人は正しいです。


たぶん、地元の人でも知らないんじゃないだろうか……?


まあ、有名になればいいというわけではないですけれどね。


というか、たぶん、人間が知ろうが知るまいが、湖には関係ないでしょう。


……あ、でも、人間が知ると汚したり利用したりしようとするんですよね。だったら、やはり知られてないほうが……。


けど、そんなことをしながらも貪欲に発達してきた人間にもエールを送りたい気持ちがあったりして複雑です。


頑張って、地球に負担をかけない未来を作りたいものですが……って、分不相応に話がでかくなってしまいましたねw。



ここは観光地ではない

船にも乗ってみました。


壺のように深くて静かなのが特徴の湖らしいですが、ごく普通の大きな湖のような気も……。


ここは観光地ではない


ここは観光地ではない

船の水中窓から湖の中を覗きました。魚の乱舞です。


深いところに魚は住めないので、ごく一部の浅いところに群れているそうですが。


ここは観光地ではない

湖の底。ここら辺は起伏に富んでいますが、突然ストンと落ちて真っ青になります。水が冷たくなるのです。


ここは観光地ではない

こんな感じ。


ここには魚は住めません。


こう考えると、自由に泳ぎ回っているように思えても、魚も僅かな生息域にしがみついているのかもしれません。


なんだか世知辛いですね。


ここは観光地ではない

草むらの向こうに見えるのは、おみやげ物で有名な(笑)トラピスト教会です。


実際に来た人はあまりいないんじゃないでしょうか?


駅から意外と距離があり、上り坂がきつかったりで、結構大変でした。


ここは観光地ではない

ここは観光地ではない

ちょっと近づいて遠景から。


……よく考えたら、修道院ですから、教会というか学校というか、そういう施設ですよね。


これって……もしかして……盗撮になるんじゃ……(あとから気付いた)。


ここは観光地ではない

振り返って反対側を見ると、海が見えました。


海の見える山の中腹にあるんですね。たしかに、いかにも修道院らしい場所にあるのかも。


ここは観光地ではない

山から下りてきてから見たさっきの海です。


ここは観光地ではない


函館の五稜郭タワーから見た五稜郭です。


五稜郭タワーといえば、変形してイカール星人と戦うことで有名ですね。


何度破壊のかぎりを尽くされてもすぐに元通りになる函館に特撮魂を感じますw。


ここは観光地ではない

あえて五稜郭とは逆のほうを撮ってみました。函館の街です。


ここは観光地ではない

五稜郭内部(?)。


この後夜景を見に函館山に昇ったのですが……。


ここは観光地ではない


このモノレールで昇りました。


ここは観光地ではない


光がぶれて、うまく撮れませんでした。


ここは観光地ではない

撮れない……うまく撮れない……。


ここは観光地ではない


煌めいて揺らめいて、うまく撮れない……。


いえ、本当に綺麗だったんですよ? 本気で100万ドルとか、それくらいの価値がある、いつまで見ていても飽きない、心奪われる夜景だったんですよ?


このカメラでは(もしくは自分の腕では)視界を埋め尽くすような光の海を再現するのは不可能なんでしょうか……。


素晴らしい情景だっただけに、ちゃんと再現できないのは残念で仕方ありません。


ここは観光地ではない


これなら、かろうじてまともに見える……かなあ?


ここは観光地ではない

ここでもあえて反対側を撮ってみたw。


ここは観光地ではない

もう一枚だけ載せておきます。本当に残念。


ここは観光地ではない

札幌から函館に向かう途中の駅から見た羊蹄山です。たしかニセコ駅だったと思います。


見る角度によって形が変わるとか。


ここは観光地ではない

というわけで、電車から別角度で撮りました。二峰に別れていますね。


ここは観光地ではない

さらに別の角度から。本当に形か変わっています。


そびえ立つ泰山といった風情です。