発達障害6.【ADHDという才能】 | 始まりはアドラー心理学

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ちょっと難しい内容かも知れませんが、
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当テーマでは、発達障害について考えていますサーチ

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発達障害~自閉症スペクトラム障害について

ADSDについて1

ADHDについて2

 

発達障害という概念は、現代人にとって
理解すべき必須課題といって差し支えないでしょう。
中でも、特に知るべきなのが、
全体の5%が該当するといわれるADHDについてです。
その傾向を持つ人を含めると全体の10%にも及ぶといいますから、
皆さんにとっても、けして他人事ではありません。
もしかしたら、あなた自身もそうかも知れませんよ。
何しろ僕も該当者なのですから汗

ADHDには、不注意性(人のいう事を聞けない)、(ミスが多い)、
多動・衝動性(落ち着きがない)、(気が散る)などの障害があります。
これらは、あくまで一般社会から見た1つの定義に過ぎません。
一定の基準で集団を管理するような社会への適応を条件にすれば、
彼らが持つ特性が障害に当たるのは当然でしょう。
ADHD該当者は、管理による指示や伝達がなく、
自ら自由に行動と判断が出来る場所においては、
一般人以上の力を発揮出来ます。
つまり、そのような場が当たり前のように提供される社会であれば、
そもそも、障害などという定義は必要ないのです。

本来、彼らは好奇心旺盛で感受性が強く、
興味のある物事には優れた集中力を発揮しますアップ
その源泉にあるのは、快楽(成果)への強い欲求と、
それに伴う意欲と行動力です。
以上の特性は、興味のない事に対しては発揮しません。
よって、好き嫌いなく様々な物事をこなさねばならないような仕事は
彼らに向いていない訳ですした

ADHDの人が社会に順応するには、
自ら興味のある事を専門に行う仕事を選ぶべきです。
人並み外れた集中力を持つ彼らは、
その道のスペシャリストとなって、
必ずや周囲に大きな恩恵をもたらしてくれる事でしょう。

世間で活躍する有名人の中でもADHDに該当する人は大勢います。
この当たりは、アスペルガー症候群とよく似ていますが、
これらは発達障害全体に見られる傾向です。
全体的に、社会で一芸に秀でているタイプの人間には、
発達障害の傾向が強く見られます。
しかし、このように活躍の場を与えられている人は、
全体的には少数派でしょう。
発達障害該当者の大半は、その特性を活かせぬまま、
一般社会に適応出来ずに苦しんでいるのですいたい

発達障害該当者の社会適応は、本人のみならず、
家族や周囲の人たちの課題となります。
次回は、彼らに対しての関わり方、

子育てや教育などについて考えてみたいと思いますペン