欲望のバランス1. | 始まりはアドラー心理学

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より、楽しい日々を送るために、
より、ハッピーな人生を過ごすためには、
どうすればいいのでしょうか?
そのための方法論や実践論を考えています。
ちょっと難しい内容かも知れませんが、
みなさんのお役に立てるような情報を伝えていきたいと思います。

みなさんにとって、欲しいものは何ですかはてなマーク
それは、マイホーム家だったり、自家用車車だったり、
ブランド物のバッグバッグだったり、最高級のワインだったり、様々でしょう。
まあ、平たくいえば、お金お札ですね。

また、友達や恋人ドキドキが欲しいという人もいるでしょうし、
結婚して子供ハイハイ2人目が欲しい人もいるはずです。
つまり、愛に飢えてるという事ですかね。 

さらに、何になりたいか…? 
と問われれば、
社長とか、スポーツ選手とか、お嫁さんとか、人気者とか、
いろいろあるでしょう。

これら、『欲しい』や『なりたい』という感覚を一言で表せば、
『欲望』もしくは『欲求』となります。
結局、人間の行動は、全て欲求が元になっており、
これらを充たす事が生きる目的となる訳ですね。

何故、生きる目的になるかといえば、
欲求や欲望を充たす事で快楽や幸福感を得られるからです。
しかも、これに付随して、僕らは様々な経験を得る事が出来て、
人として成長する事が出来ます。
そして、この成長や進歩が、さらなる快楽や幸福感を生み、
新たな欲求や目的に繋がっていきます。
つまり、欲求や欲望とは、
人間を進歩と幸せに導く、全ての源泉となるのです。
しかし、欲求(欲望)には、厄介な問題が含まれています。
それは、充たされないと苦しいという点と
いくら充たしてもキリがないという点ですあせる

例えば食欲は、食べれば食べるほど強くなっていきますアップ
これは、まさに依存症と同じです。
しかし、際限なく食べ続ける事は出来ません。
ブクブクと肥るばかりか、メタボになって生活習慣病に見舞われ、
最悪の場合、死に至ってしまうからですドクロ
もちろん、極端な食事制限は健康を害するので、
ある程度は食べないといけません。
つまり、適度に食べ、適度に節制し、
食欲をコントロールするのが理想となる訳です。
これは、食欲だけではなく、物欲や金銭欲にもいえる事ですね。

欲求や欲望は他にもいろいろあります。
「愛されたい照れ」とか「認められたいおねがい」などいう願望も、
人間が持つ様々な欲求の1つです。
また、「やっつけたいニヤリ」とか「いう事を聞かせたいニヤリ」という、
ネガティブな欲望もあります。
これらは、一般に『エゴ』と呼ばれ、
対人関係に支障をもたらしますが、
場合によっては悪に対する抑止力となるので、
短絡的に否定は出来ません。

「愛されたい」や「認められたい」という願望を、
心理学では『自己承認欲求』と呼びます。
これも、食欲や睡眠欲などと同じく
人間にとって必要不可欠な欲求となりますひらめき電球

全ての欲求は、人間にとってなくてはならないものですが、
それが強く働き過ぎると支障が出る事が解ったと思います。
欲求は強過ぎても弱過ぎても上手くありません。
程よいバランスを保つ事で歯車が整い、
快適な人生が営める訳ですねグッド!

次回は、欲望のバランスについて、話を広げたいと思います。