【番外編】ワールズエンドのつくり方 〜テキスト編 | ワールズエンド・ツアー

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田中ビリー、完全自作自演。

完全自作、アンチダウンロード主義の劇場型ブログ。
ロックンロールと放浪の旅、ロマンとリアルの発火点、
マシンガンをぶっ放せ!!

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【番外編】ワールズエンドのつくり方 ~テキスト編


 さて、突然始まった「ワールズエンドのつくり方」ですが、イラスト、写真と続いて今日はテキスト部分です。この【番外編】はこれで終わりにします。

 イラストや写真もやっていますが、やはり僕の記事は文章ありき、キモになるのは言葉です。

 そもそも、このブログは開始当初はテキストのみでした。
 念願であった書籍刊行化を果たすことができました後述PR欄の「流星ツアー」は短編小説集という形態のものですが、通常記事(カテゴリ・文芸パンク)は小説というよりも詩の体裁になっています。

 僕自身が小説を読むことはまずありません。詩という形態の文学への造詣もありません
(ブログを始めてから薦められて中原中也さん、アルチュール・ランボォを一冊ずつ読んだ程度です)。

 カテゴリを「文芸パンク」としたのは、そもそもロックンロール、パンクロックが好きであったこと、そこから様々な音楽を聴くようになり、「音楽的な文章を書こう」と思ったのがキッカケです。

 
 このブログのなかには小説の形態でのそれなりに長いもの(おマヌケ青春バンド小説「イケメン・ジョニーはスーパースター⁈」など)もやっていましたが、現在、進行中の物語はありません(……中断中のものならあります)。

 

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 テーマとして変わらず持っているのは、「架空世界への旅」というもので、二、三分で読むことができ、その間は別の次元なり未知の国(生きている現実をトレースしていますが)へトリップできるようなものを書こうと思っています。

 そのときの自分自身の気分は反映されているかもしれませんが、露骨にならないようにしています。
「あくまでフィクション、虚構の世界なので自意識は追い出してしまえ」と言い聞かせています(笑)。

 意味性よりもイメージ、文章の正確さより言葉のキレ味、字面、想像力を喚起するもの……いちばん大切にしているのは、音読したときの発語の快感、連なる言葉の速度です。
 そういった意味で音楽的な文章になっていると思います。

 最近、親しくなった読者の方が……「意味や辻褄を考えると混乱して……でも、音読してみたら情景が浮かんできて、ああそういうことかぁ」という、とても嬉しい感想を下さったんですが、そのご意見がズバリだと思います。

 伝えたいメッセージや想いというのは直接的な言葉にはあまりしません。読んでくださった方がそれぞれにそれぞれの感想を持ってくだされば嬉しいです。
 
 長くなってきたので最後に。
 例えば一本、なにかを書いたとします。達成感というのはまずありません。
 荷物を下ろして体が少し軽くなる、あるいはいっそ「ウンコしてスッキリ」みたいな気分です。
 便秘してるより毎朝快便のほうが気持ちいいですもんね。


 長々と読んでくださった方、どうもありがとうございます。
 これにて、「ワールズエンドのつくり方」は終了し、明日から通常記事「文芸パンク」に戻ります。

 ほな、また。




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