ドイツ・ボン3 | NEXUSフェンシングチームの軌跡
テーマ:コーチ roomこんにちは!
ドイツにも色々な都市がありますが、第2次大戦後はヨーロッパ最大の工業地帯として繁栄した有名なルール工業地帯があります。
よって、人々は自然にこの地域に集中し比較的人口の多い都市が隣接して存在するようになったのでしょう。
例を挙げるならばエッセン・ドルトムントですがその近くには世界最大の内陸港を持つデューススブルクがあります。
デューススブルクになぜ世界最大の内陸港があるのかと言うと・・・
それはドナウ川に次ぐヨーロッパ第2の河川=ライン川の存在が大きいのです。
このルール地方には石炭、近郊のフランスとの国境周辺(ロレーヌ地方など)には鉄鉱石の産地があり鉄鋼業が行える環境が整っていました。そこに鉄鋼という重量物を運搬するためのライン川はとても重要な役割を担ったのです。
また、ドイツの地形もその役割のために重要で、アルプス山脈から流れ出た源流はドイツの緩やかな平原をゆっくり流れ、スイスのバーゼルという都市からオランダの河口まで大型船が通行できるのです。
(飛行機は重量にうるさいですが、船は重量物運搬にとても重宝される)
大きく見える船は長さ100m幅20mほど、小さく見える船は長さ200m幅20mほどありました。
橋の上に滞在した時間はわずか5分ほどなのに、橋の下を行き来した船は3艘と頻繁に往来しているので、ライン川の重要性というものが理解できました。
デュースブルクはそのライン川の流域に存在し、エッセンやドルトムントと結ぶ要衝にあるという事になります。 
