奈々氏のブログTOP -10ページ目

先日の話になりますが、

長女が学校でおにぎりを食べて来たそうです。


聞けば5年生のお兄さんお姉さんが育てたお米を収穫した物との事。


同じく小学校5年生の頃・・・

奈々氏の学校でも飼育小屋の隣にささやかな水田がありまして、

そこでお米を育てておにぎりにして食べるという伝統がありました。


長女と違うのは、育てたお米を食べられるのは育てた5年生だけの特権だったという点です。


前日に皆で刈り取ったお米を、当日当番の生徒が早朝から登校して丹念に洗い、

炊飯器をセットして、頃合いに先生がスイッチを入れ、

午後、家庭科室に集合し、みんなでおにぎりを握って食べる。


滅多にできる経験ではありません。


自分達で育てたお米です。

それも相俟って

おにぎりのおいしい事おいしい事。


「これまでに食べたおにぎりの中で一番うめー。」

「ほんと、ほんと。」

「だって私たちが育てたんだもの。」


朝早くからがんばってくれた当番の通称たーし、に

みんなが


「ありがとうな!」

「おまえのおかげでおにぎりが一層うめえ。」

「お疲れ様ー!」


慰労の言葉が飛び交う。


と、突然たーしが起立したかと思うとそのまま机に上半身を突っ伏して、

大泣きしたのです。




たーし「みんなごめんな!」



たーし「俺、今朝実は遅刻して、お米の用意が間に合わなくて

     パニクってさ・・・      

     隣の飼育小屋の鳥のバケツでお米を洗ってそのままセットしたんだ!」



さらに、たーしの泣きが加速します。



たーし「俺・・俺さ、黙っておこうと思ったんだけど、

     あまりにみんながおいしそうに食べるから、耐えられなくなった・・・」


ゴクッ。



たーし「みんな!嘘を付いて、ごめん!」



みんなは一瞬静止し、俯いたまま


「たーしは悪くないよ・・・」

「やっぱりおにぎりうめえ・・・」

「だよな、だよな・・・」

と、もそもそとおにぎりを食べ続けます。


たーし「みんな・・・こんな俺を許してくれるの?・・・ありがとな!」



奈々氏も

「たーし・・・気にすんなよ・・・」


と慰めながらも、心中では、

(嘘を貫き通して欲しかった・・・)


と鳥の出汁を感じながらおにぎりを飲み込みました。



長女 「ともだち100人できるかな。」

次女 「できるかなじゃなくてできるの!」


年長さんももう少し、1年生への準備をしている次女。

やっと、ランドセルを買いました。


売り場に着くと、


次女 「あ!あれお姉ちゃんのと同じ!」

凄い勢いで走って行く。


桃太郎の家来のように後を追う旦那と奈々氏と長女。


次女 「中身良し!横良し!比べる。」

と指を指した2つのランドセルを背負わせると、


次女 「うーん、まあまあか。こっちは・・・軽い!これで良い。」


開始5分で即決です。


次女 「これ買います!」


そのあまりの勢いに「そんなものだ」と思ったのか、

隣の女の子が手に取った1つ目のランドセルでこれまた即決していまして、

その女の子の家族が「本当にこれでいいの?」と説得を試みていた程、


声高らかに即決。


うーん、まあ良いか。

しかし・・・あれだけ拘っていた色には一瞥もせずに、随分、オーソドックスなのを選んだな。

長女の時は長丁場だったので、すっと気が抜けました。


時間潰しにリラックマのお店を見てからガチャポンをして帰りました。

何台も並ぶリラックマガチャポン、圧巻です。


次女 「これだ!」

またまた即決。

一方、長女は、「これは何?ふーん・・・じゃあこっちのは何?」

中々決まりません。


やっとガチャポンを回して、帰宅して、

カプセルを開けてみると、

次女 「・・・何これ・・・はずれ?」

長女 「わー素敵だわー。」

次女 「!」


自分が損をするのは嫌だが、他人が得をするのはもっと嫌、

パタリロを読んで、こんな奴いるんかいと日頃から思っていましたが、

次女はそのままの性格でした。


次女 「もう!あの時、あのガチャを選んだ私は馬鹿だった!」

次女 「馬鹿だったよ!」


涙ぐむ姿に、長女が気を使って、

自分のガチャを一緒に使おうと提案すると、ニコッ。

立ち待ち居待ち、機嫌が直った次女。


「お姉ちゃんは優しいねー。」と微笑む旦那の隣で、


次女 「このランドセルを選んだ私は馬鹿だった!」


なんて事を後々云わないか頭を抱えて戦々恐々とする奈々氏であった。


10時。

幼稚園に行かなければならないので、急いで用意をしていたけど、

まだまだ時間があります。


・・・それから

あれ、まだ10時。

よく見ると・・・この時計・・・


止まっているやん!


オマイガッ!

携帯をパカパカしながら確認すると、遅刻しそうな時間になっておりました。

駅まで全力疾走、重力がー重力がー。

重力が全力で減速に拍車を掛けてきます。

呪われし我が体・・・


「スライムがあらわれた!スライムは何か言いたそうにこちらを見ている。」

コンビニの窓から、スライムの肉まんポスターがこちらを見てにやにやと笑っています。

真っ青な顔をしやがって・・・


駅に到着して、ある事に気付きました。

「喉が渇いた。」

いつも持ち歩いている魔法瓶は慌てて持ってくるのを忘れている。


電車に揺られながら、降りたらすぐに自動販売機で買おうと、

そして到着。

ダダダッと自動販売機に走って行くと、

お兄さんがパカパカと開閉して、自動販売機を点検中ではありませんか。


反対車線の方だ!

その時あちらのホームにも電車が来ていたので気付かなかったのですが、

そちらも、同時点検絶賛実施中。


駅の売店では、お客さんの列。

あー間に合わない。


園の近くのいつもの自動販売機まで猛ダッシュします。

お馴染みのこの自動販売機ならすぐに、購入できる。


硬貨を投入し、ボタンを押す。

ほい、「ガタン」開けて飲む、取り出して一飲み。うーん美味い。

と、そうなるはずが・・・音がしない・・・


取り出し口を見ても、ペットボトルは出ていない。

時間は刻々と過ぎていく。

返金レバーを捻ってを何も反応が無い。

電源が切れているのか?とよく見ても「売り切れ」の商品にはランプが点いている。

買おうとした商品には点いていない。


金額が表示される所にもお金を入れた痕跡が全くなく、

店舗等に備え付けられている物ではなく、いわゆる野良自動販売機なので、

どこに言って返金して貰えば良いのか分からずおろおろとする。


時間が迫っている。

試しに1枚だけ硬貨と投入すると、「10円」と表示された。

返金レバーを押すと、10円玉がドヤアアアと戻ってきました。


うわー、ボッタクられたー。


もう一度買うのも嫌なので、喉がカラカラのまま、

園の行事をこなしました。


お母さん、僕の110円、どこに行ったんでせうね。


12月にクリスマス関連の行事があるので、

今の内に、美容院の予約を入れなければと電話をした。


という事で幼稚園と学校から帰った娘達を連れて、美容院へ。


カリスマ店長にかわいく切って貰った娘達を連れ、

奈々氏はボサノバ頭のまま店を出た。


絶対に年始回りのシーズンまで切らないでござる!

美容院の価額設定は恐ろしいでござる!

こうやって女を捨て、奈々氏は性別不明のアヤカシへと進化するのであった。


お腹が空いたと連呼する子供達。

ついでに夕ご飯は食べて帰る事にしました。


旦那にメールをする。

「今夜は子供達と食べて帰るので、

そっちも適当に外で済ませてくれるとありがたい。」


旦那から返信「了解です。」


賑やかに食事をして、

次女が服にケチャップをたっぷり付けて拭く作業が大変だった事以外は、

楽しみました。


帰宅してから、お風呂に入り、

パブリックドメイン切れのオズの魔法使いのDVDを本屋で見かけて購入したので、

それを見せている間に溜まっていた用事をしよう。


と企んでいたのに、吹き替え版ではなく、字幕も漢字だったので、

確認して買わなかった事を後悔する。


奈々氏「また今度にしよう。」


娘達 「やだ。」

奈々氏「・・・」


結局、全部の字幕を読まされた・・・。


奈々氏「パパが帰ってきたら怒られるなあ、これは。」

長女 「いいじゃない、だって久しぶりの女子会だったんだもの。」


奈々氏「じょしかいい?(どこで覚えたんだそんな言葉)」


そこへすかさず、

次女 「ねえママ、晩ご飯はいつ?」

奈々氏「・・・さっきおまいが食べたのは何ご飯だ。」

次女 「昼ご飯。」

奈々氏「・・・幼稚園で食べたのは何ご飯だ。」

次女 「朝ご飯。」

奈々氏「・・・じゃあ朝食べたパンは何ご飯だ。」

次女 「昨日のご飯。」


奈々氏「パパもきっとお友達と晩ご飯で男子会でもして帰るだろうから、

     娘達!さっさと寝なさい!」


その頃、スーパーで自分の晩ご飯をと、半額お惣菜を買占め、

幼稚園のママ友達にその姿を目撃されている旦那がいた。

なぜいつも通りじゃないんだろう。


あゝ無常。

この奈々氏ノ・バーローハシンイチナには夢がある。


結婚式はウェディングドレスで、というのが夢でした。

しかし宗教上の違いにより、それから音楽性の違いもあり、

白無垢で式を挙げてしまったので


ウエディングドレスが着られなかったノダアアアアアン。


次女が卒園して、長女と一緒に通学するようになればきっとドサッと時間ができるので、

ダイエットして、


ウエディングドレスで旦那と写真を撮り直すのがその夢である。

魔に合え!


それはそうと、結婚式の事なのですが、

その衣装合わせの日の事でした。


ウエディングドレスの夢は人魚姫のように気泡と化してしまったので、

やる気の無いまま、レンタルでも、

「あー値段は下から2番目位でいいっす。」


どんだけ、やる気が無いんだ。


その頃、旦那はデパートでオーダーメードの晴れ着を作っていた。


そのように衣装はすぐに決まり、次は鬘(カツラ)を合わせてみることになりました。

お姉さんが奈々氏の頭に鬘を載せる。


全員沈黙。


貧乏臭い私服に厳かな鬘は・・・無茶苦茶違和感アリアリアリアリーヴェデルチ!。

「ツイてるねノってるね」ミポリンのなつかしい歌がどこかからか聞こえてくる。


お姉さん「みぃなさぁん、町娘のよおぉぅになられるぅのぉで・・・」


と裏声で慰めの声を掛けてくれるお姉さん。

お客様の前で笑うなんて・・・でも・・・これは・・・ちょっと・・・。

と精一杯耐えている気を感じた。


お姉さん「つぅぎぃにぃ簪(カンザシ)を合わせましょう。」


と言いながら、お姉さんは銀色の簪を取り出して、奈々氏の鬘に刺した。

その瞬間、お姉さんの顔に物凄い葛藤の形相を見てしまった。


もう、このお姉さんは超限界まで達している・・・


この結界を破る為、奈々氏の方からこう言い出した。

奈々氏「まさに、必殺仕事人にやられている最中って感じですよね。」


笑う事を許されたお姉さんを止めるモノはもはや何も無かった。

転げ回っている・・・ついでに付き添いで来た母も一緒に・・・母さん・・・


奈々氏「もう思う存分笑ってやって下さい。」


そういうと、連動してその辺り一帯が笑いの饗宴場と化し、

「ははは・・・」奈々氏も取りあえず笑っておきました。


当日は挨拶周りでヘドバンをし過ぎて、鬘がズレました。