2019年の終わりに
もうすぐ2019年が終わります。
今年最後のブログになります。
・・・
まずは今年1年間応援していただきありがとうございました。
どれも長文で暑苦しい内容なんですが、お時間ある方は下記のブログを読んでみて下さい。
「今年は去年より良い1年になった」
と思えていたのですが、今年も昨年よりも良い1年になったなと思える年になりました。
あっという間に時間が流れ、ひとつひとつの出来事は振り返れないのですが、コンディション、マインド、プロレスに対する姿勢などは昨年よりもレベルやギアを上げれた気がします。
今年は春に肩をぶっ壊して上半期は中々困難な状況でしたが、他は昨年よりもヘロッヘロにならなかった実感があります(笑)。
ある物にサインをしていただいたのですが、一生の宝物です(^_^)。
思春期に夢中になり、間違いなく自分の人格形成に影響を与えてくれたカルチャーなので、この時代にこうして遊べて、今までプレイした事のない人にもプレイしてもらえるのは嬉しいです。

今まで辛抱強く応援してくれているお客様、新しく応援してくれるようになったお客様も本当にありがとうございました。
差し入れやグッズのお買い上げ、お手紙や何気ない会話でいつも力をもらっています。
・・・けど、チケット代や会場までの交通費、ごはん代や時間も使っていただいているので、差し入れは本当に無理しないで下さいm(__)m。
プロレス以外のフィールドでも、新しくお会いした方や昔から見たり知ってはいたけどお会いできた方など、本当にありがとうございました。
だけど、自身の年齢や状況と冷静に向き合うと、もう何年もできない事は確かです。
来年はきっと勝負の年になると思うので、引き続き応援を宜しくお願いします。
目標はたくさんあるけど、まずはやれる事を全力で。
ロックにパンクに微妙にポップに。
今年もあと僅かになりましたが、皆様良い年末年始をお過ごし下さい。
それはZガンダムの最終回の如く
今年の8月でデビュー20年になり、21年目に突入しました。
流石にこの年齢とキャリアになると引退をしている先輩、同期、後輩も多いです。
今はみんな地元に帰ったり、結婚したり、別の仕事をしていたりするんですが、ちょくちょく電話で話したりもします。
自分の周りは引退しても仲良くしている人達が多く、それは凄く嬉しい事です。
全ては師匠の谷津嘉章さんのフランクさ(&パンクさ)が大元になっていると思います。
他団体でキャリアや年齢が近くて引退をした選手も会場で会ったりすると、昔は団体が違うとライバル心とか距離があって挨拶ぐらいしかしなかったのが、今は上記の事も含めて笑い話をできたりで、何か良いなあと思います。
先輩や後輩から激励される事も多いのですが、特に年齢が同じ同期の選手にかけられる言葉には本当に背中を押されています。
そして、いつも勝手に
「みんなの分も頑張ろう」
と決意をしています(笑)。
ただ、物理的に・・・特に肉体的には時間がないのも事実です。
己の人生で後悔していても、現状二度とできない、戻れない事はいくつかあります。
ガキの頃からプロレスが大好きで、なる事ができたプロレスラー人生では、できるだけそういう思いをしないように、今やれる事は全力でやりたいと思います。
恥ずかしくない身体と動きができる内に。
カッコ付けてる時間なんかない。
瀬戸際の感情
プロ野球はシーズンが終了した「ストーブリーグ」と呼ばれているこの時期は、選手の移籍や引退、戦力外通告が行われていて、特に注目をして見ています。
引退の理由や戦力外になった選手の進路やコメントなど、自分のフィールドと規模(俺の方が遥かに小さい)は違えど、他人事ではありません。
そしてどの競技もベテランと呼ばれている選手でも、自分より若い年齢で引退をしています。
引退する際のコメントで
「モチベーションの低下」
「体力の限界」
「怪我などで思うように動けなくなった」
などを多く目にするのですが、本当に共感しつつ
「自分は昔と何が変わったんだろう」
と思う事があります。
一番に思いつくのが
「試合中に色々考えるようになったな」
と。
良い事も悪い事も含めて。
試合しながら怪我のリスクを考えるなんて、怖くて躊躇するなんて、若い時はまずなかったので。
昨年、自分の技で自分が怪我をしてからは特に考えるようになりました。
余計な事も考えるようになり、以前から緊張はあまりしない方なんですが、試合中にお客さんを観ながら
「あの人ずっとスマホいじってるな」
とか思うぐらい緊張しないのは良くないなあと思ったりもします(笑)。
話が少し逸れましたが、試合中にそういう事を考えるようになったからといって、プロレスを引退する気持ちには、あまり繋がらなかったりします。
プロレスは相手の攻撃を正面から受ける事が多い競技なので、怪我をしてしまう事は、ある程度は覚悟しています。

ただ、怪我をした時の直すまでの過程・・・リハビリだったり日常の生活(試合よりこちらの方が辛い)は、残された現役生活の時間が少ない中で、怪我をする度にモチベーションを維持するのが、かなりしんどくなってきました。
現状、こうなったら辞め時かなと決めている事はあるのですが(引退後の人生も楽しくロックな人生を過ごしたいので)、今はやれるまで、年齢とキャリアに甘えず、常に勝負論のある位置でプロレスを続けていきたいと思っています。