大切な技②「フィニッシュホールド」
大切にしている技、前回はドロップキックについて書きましたが、今回は自分のフィニッシュホールド(必殺技)についてです。
自分の中では大きなフィニッシュホールドが2つあります。
「ヴァリオスプラッシュ」
デビュー当時の素顔時代から使っている技です。
新人時代に付き人をしていた(それはそれはツラい経験じゃった・・・)嵐選手のフィニッシュホールド「フロッグスプラッシュ」からインスパイア、嵐選手の許可を得て使い始めました。
縦に寝ている相手に捻って飛ぶのがポイントです。
「ヴァリオンスプラッシュ」
と言われるのですが、正しくは
「ヴァリオスプラッシュ」
なのでご注意を!
もうひとつのフィニッシュホールドで、2003年から使用しています。
ちなみに初使用は男色ディーノとのマスクとパンツをかけた試合でした(^_^;)。
そしてこちらも捻る時に自分の膝に結構な負担がかかるので、ヴァリオスプラッシュが返された時の奥の手にしています。
「ヴァーミリオン」
という複合関節技があるのですが、過去に2度しか使った事がありません。
キャリアを重ねる内に、少しずつ使う技は変わったりしているのですが、フィッニッシュホールドは、昔からほとんど変えて(増えて)いません。
試合の状況や相手によって、その時だけ使う技などはありますが、いたずらに技を増やすのは自分はあまり好きではありません。
大技を増やすぐらいなら、試合開始からのレスリング全体に頭を使って、元々使っている技のブラッシュアップや大切なフィッニッシュホールドまでの展開や畳み込みを工夫したいと思っています。
フィニッシュホールド以外の技も含めて、これからも大切に使って行こうと思います。
大切な技①「魂の技」
ドロップキック。
自分がデビューしてから20年間、大切に使い続けている魂の技。
新弟子時代にトレーナーの高智政光さんやキックミットに何百発と叩き込み、身に付けた技です。
ドロップキックは、入門当初から険悪な関係だった師匠の谷津嘉章さんにチョップと並んで誉められていた技でもあります。
これからも大切に使っていきたいです。
リメンバーニジュウネンカン ~カルチャー編~
自分は20年前の8月19日、後楽園ホールでプロレスラーとしてデビューをしました。
前回は普通に振り返りました(変な日本語)。
今回はカルチャー編です。
…
カルチャーというとざっくりしていますが、ここでは映画や音楽、ゲームやアニメ、マンガなどの事です(食べ物まで広げるとキリがないので、ここでは割愛)。
自分の性格なのでしょうけど、昔から好きなモノは今でもずっと好きで、今でも大切に見続けていたり、やっていたりします。
文化的なモノだと80’s〜90’s(中盤ぐらいまで)の雰囲気が好きです。
世界のテクノロジーが現在のように劇的に変化する課程の過度機を、自身の人生と共にリアルタイムに体感できたのは幸せな事です。
それぞれのジャンルで具体的な作品名を挙げるとキリがないのですが、それらのカルチャーの影響を受け、力や勇気をもらってプロレスラーになれたし、今もやれています。
プロレスラーになれた事で、それらの作り手の方にお会いできる事もあったりどころか、試合を観てもらえたりで、本当に嬉しいし光栄です。
大好きなアニメ作品「疾風!アイアンリーガー」のアミノテツロ監督。
デビュー当時の素顔時代の入場テーマ曲「Love is the Destiny」を唄われていた、ロマンティックモードの麻倉晶さん。
「マスクマンになったらこの曲をテーマ曲にしよう」
と決めていた「BATTLE IN FLASH」を唄われていた三松亜美さん。
他にもたくさんあるけど、全て大切な思い出です。
そして、自分やBRAVESを観てくれたお客様が、それらの作品を見たり、手に取ったりしてくれたなら物凄く嬉しいです。
何度も書き直したけど、うまく文章まとまらなかった(^_^;)。