ドリームシフト -8ページ目

ベホイミギレスタコーヒーブレイク


BRAVES8月大会も無事終了。

 

ご来場&他団体さんでの試合でも応援していただき、ありがとうございました。

 

7月大会を含めての挨拶回り、事務処理などは山ほど残っているのですが、選手としては少しの間欠場をしたいと思います。


主な理由は2つあるのですが、まずは負傷箇所の治療です。

 

既にお話をいただいている9月の2試合、10月の1試合に出場する以外は、負傷箇所の回復具合で前後するかもしれませんが、今の所は11月中旬ぐらいまでは怪我の治療に専念する予定でいます。

 

ここは!というお話があれば、スクランブルで出場する試合もあるかもしれませんが。

 

古傷の膝はかれこれ10年以上の付き合いなので、膝オバケとはうまい事やっているのですが(笑)、4月に肩をブッ壊して、そこから他の細かい箇所も痛め、現在はガッチリ練習をしてコンディション調整もできず、身体作りも満足に行かない状態です。

 

20年間のプロレス人生で、ここまで同時に負傷箇所を抱えて練習もままならなくなったのは初めてなので

 

「これが衰えなのか…」

 

と絶望したりもしたのですが、もう一度、自分の身体と向き合い、しっかり治して、万全のコンディションで試合をしたいと思います。

 

昨年は最後の最後にベルトを獲得したとはいえ、ヘバってしまい悔しかったので、今年はベストコンディションで12月の試合をしっかり締めたいと思います。

 

そしてもうひとつの理由は、プロレスと少し距離を置きたいなと(笑)。

 

普段も常にニュートラルな状態で、外側の世界から自分とプロレスを見ていたいので(身の程が分かります)、基本的にメディアの情報などは目にしないようにしているのですが(勉強の為に昔から見ている試合はたくさんあります)、昨年からは久々に試合数が増え、興行を行う上でも、プロレス界の情報を頭に入れる事も多くなりました。

 

自分もまだまだ未熟な人間ですし、本当に真面目にストイックにプロレスに向き合っている選手、関係者の方もたくさんいるのですが、連絡事項のやり取りや会場などにいても、正直「どうなのか?」と思う事も多いです。

 

自分の言う事が正しいとかではなくて

 

「俺は嫌だな」

 

という話なのですが。

 

プロレスは予備知識がなくても楽しめる(あった方がより楽しめますが)素晴らしい競技です。

 

素晴らしい選手、団体さん、スタッフ、お客さんもたくさんいます。

 

それらの方々に出会え、色々な土地で試合をできるのはこのうえない喜びです。

 

プロレスをしている事で経験できる事もたくさんあります。

 

僅かな期間ではありますが、少し距離を置く事で、改めてプロレスをできる喜び、大切さを感じたいと思います。


プロレスは人生で経験した事、全てをリング上で表現できる競技だと思っています。

 

そんなこんなで短い期間ではあるけれど、怪我を治して、色々インプットして、試合でアウトプットしたいと思います!(格好つけた)

熱苦しくて長い文章大変失礼しました。

リメンバーニジュウネンカン ~振り返り編~


1999年の8月19日に後楽園ホールでデビューして、もうすぐ20年が経ちます。

何回かに分けてツラツラと書いていきたいと思います。

20年・・・結構な年月です。

思い返すと色々な事があり過ぎて、言葉にするのも文章にするのも困難なので、パッと思う事を個条書きにすると

「山あり谷ありむしろ谷が多い」
「最初は3年で辞めるって言ってた」
「実質5年ぐらいしかやってる気がしない」
「ここ2、3年でようやくやりたい事が表現できてきた」
「ディスるの前提で俺の事バカにしてた人はまだプロレス観ているのかな」(性格悪くてすみません)

etc・・・

ハッキリと思う事では

「ガキの頃から大好きでなりたかったモンを良く20年続けてこれたな」

というのは、自分を褒めてやりたいです。

もうひとつは

「諦めないで踏ん張って続けて本当に良かった」

という事です。

今から10年ぐらい前に、プロレスに対して完全に心が折れて、自分の入場テーマ曲を聴くだけで吐きそうになっていた時期がありました。

その時はバイトを4つかけもちして、考える時間、独りで家にいる時間を作らないようにしていました。

特別キツい事もなければ、特別楽しい事もない生活をしていて景色が灰色でした。

身体もメンタルも壊し、入院もして。

けれど、そんな生活をしていてもプロレスを辞める勇気はなく、色々な事が重なって、今こうしてプロレスができている事は本当に幸せな事です。

そしてロックなお師匠さんや素晴らしい戦友でありライバルでもある仲間たちとも出会えました。

同じクラスにいたらキャラが濃すぎて絶対友達になっていないけど(笑)、プロレスをやる事で素晴らしい人達と知り合えました。

感謝する人は本当にたくさんいて、いつも一生懸命やってくれるスタッフ、応援してくれている方、自分がプロレスラーだとは知らないけど、なんか励ましてくれサービスをしてくれる近所の弁当屋や定食屋のお母さん、マスター、近所の地域ネコetc・・・

皆さんに出会えて本当に良かったです。


これだけ書いてもやはりうまくまとまらないのですが、これからも努力して反省して、自分の為にお客さんの為に勘違いしないように、正々堂々、俺なりのアイアンリーグをしていきたいと思います。

自分のプロレスラーとしての姿勢は、20年前のこの頃から変わっていないつもりです。

「凄え頑固」

と良く言われるんで!(笑)

紙テープにまつわるエトセトラ

Twitterの方で結構反響をいただき、DMなどでもご連絡下さったお客様もいるので、ブログにまとめます。

Twitterに書くとニュアンスがうまく伝わらない部分もあると思い。

あくまで個人的な意見も入っているので、どうかご了承下さい。


大会時に選手のコールに合わせてお客様が紙テープを投げてくれます。

BRAVESの会場は、普段プロレスを観ない方や子供のお客様が多いのですが、そういった方々から

「紙テープを投げてみたいけど、投げ方や作り方がわからない」

と言われる事が結構あります。

先日YouTubeチャンネルにアップした観戦ナビのように、レクチャー動画を作りたいけど、現状、作るにしても少し時間がかかります。

私(わたくし)、個人的には

「紙テープはプロレス興行の華のひとつ」

と考えています。

ただ、主催者の視点から見た場合、回収後の荷物量の増加、片付けの手間、処分費用などが結構かかります。

大会進行上の都合を考えても、所属選手、スタッフが少ないBRAVESとしては頭を悩ませる所ではありました。

ここ最近は大きな団体さんが紙テープの投げ入れを禁止にしている事も多く、上記の理由は団体の規模、お客さんの数が多ければ負担も増えるので、しょうがないと思います。

禁止にしている団体さんも、紙テープを投げてもらいたいと思っている選手の皆さんも、お客様に申し訳なく残念に思っているハズです。

先日行われた7月大会を開催する際に、自分としては通常、第3試合から投げ入れを可能にしていた紙テープを全試合投入れ禁止(禁止と言うと言葉にトゲがあって申し訳ないです)にしようか考えていました。

しかし、スタッフに

「紙テープは見た目もキレイでプロレスの華だし、絶対禁止にしたらダメですよ」

と言われました。

と、いうワケで、前回大会からは逆に第1試合から投げ入れ可能にして、スタッフが回収をしてくれました。

形式上、長(おさ)である自分の考えを、ただハイハイ聞かないで意見をしてくれて、本当に感謝しています。

BRAVESでも、昔はスタッフが紙テープを作ってお客様に無料で配布をしていた事があるのですが、巻き方について何人かのお客様に無邪気に指摘され(悪気はなかったのでしょうが)、スタッフがダメージを受けたので、止めた事があります。

慣れないながらも、一生懸命作ってくれてる側の気持ちも少し考えて欲しかったなあというのが正直な気持ちです。

俺の親父と母ちゃんも巻いてくれてたんだよ・・・(^_^;)

ひっそりとお願いなんですが、8月大会でもし紙テープを投げたそうにしているお子様がいたら、皆様のマガジンの残弾(紙テープ)に若干の余裕があれば、優しく声をかけて一緒に投げてあげて下さい。

同じお客同士に声をかけづらいと思うので、その時はスタッフ経由でもお声がけいただければ。

夏休みの宿題の日記に書くという子もいたので!

最後に、いつも自分の試合に投げて下さる方々も本当にありがとうございます。

お客様に投げるテープの色を聞かれて、本人は全っ然把握していないのですが、お好きな色を投げてもらえればと思います。