瀬戸際の感情 | ドリームシフト

瀬戸際の感情


私(わたくし)、色々なスポーツを観るのが好きで、特にプロ野球とJリーグは結構好きです。

プロ野球はシーズンが終了した「ストーブリーグ」と呼ばれているこの時期は、選手の移籍や引退、戦力外通告が行われていて、特に注目をして見ています。

引退の理由や戦力外になった選手の進路やコメントなど、自分のフィールドと規模(俺の方が遥かに小さい)は違えど、他人事ではありません。

そしてどの競技もベテランと呼ばれている選手でも、自分より若い年齢で引退をしています。

引退する際のコメントで

「モチベーションの低下」
「体力の限界」
「怪我などで思うように動けなくなった」

などを多く目にするのですが、本当に共感しつつ

「自分は昔と何が変わったんだろう」

と思う事があります。

一番に思いつくのが

「試合中に色々考えるようになったな」

と。

良い事も悪い事も含めて。

試合しながら怪我のリスクを考えるなんて、怖くて躊躇するなんて、若い時はまずなかったので。

昨年、自分の技で自分が怪我をしてからは特に考えるようになりました。

余計な事も考えるようになり、以前から緊張はあまりしない方なんですが、試合中にお客さんを観ながら

「あの人ずっとスマホいじってるな」

とか思うぐらい緊張しないのは良くないなあと思ったりもします(笑)。

話が少し逸れましたが、試合中にそういう事を考えるようになったからといって、プロレスを引退する気持ちには、あまり繋がらなかったりします。

プロレスは相手の攻撃を正面から受ける事が多い競技なので、怪我をしてしまう事は、ある程度は覚悟しています。

ただ、怪我をした時の直すまでの過程・・・リハビリだったり日常の生活(試合よりこちらの方が辛い)は、残された現役生活の時間が少ない中で、怪我をする度にモチベーションを維持するのが、かなりしんどくなってきました。

現状、こうなったら辞め時かなと決めている事はあるのですが(引退後の人生も楽しくロックな人生を過ごしたいので)、今はやれるまで、年齢とキャリアに甘えず、常に勝負論のある位置でプロレスを続けていきたいと思っています。