来年の豊富…というかご報告です | ドリームシフト

来年の豊富…というかご報告です


今日はプロレスについての話です。

暑苦しい内容になってしまうのでご理解とご了承の程を…



3。

今年の自分の試合数です。

今年は一般のお客さんには非公開のイベント試合も含めると、3試合しかしませんでした。

試合のお話をいただいたけど、お断りさせていただいた事も多かったです。

ここ数年はこのブログでも、自身の引退やモチベーションの低下について書いたりもしましたが、今年は特にそれが強く、いつもお世話になっている方々からも、自分の事を本当に応援してくれているが故に、真剣に引退を勧められる事が多かったです。

引退について考える事やモチベーションの低下の理由は一概には言えないのですが、一番強く思うのは

「もう自分の好きで憧れていたプロレスと今のプロレスは違うし、自分には合わないな」

と思う事です。

お断りしておきたいのは、今のプロレスが駄目という訳ではないです。

本当に命をかけている選手、スタッフ、団体さんはたくさんあります。

現役だろうが、引退しようが、それを腐すような事はけっしてしたくありません。

…その反面

「良くそんな身体と技量、心構えでプロとか言えるな」

という選手、スタッフを気取ってお客さんに失礼な態度を取る、自称業界人みたいな恥ずかしい輩もたくさんいますが(笑)。

そういう事も諸々含めて、自分が今の業界のノリに合わないだけです。

良く

「今のプロレスはメジャーもインディーもない」

という人がいますが、そんな事はないです。

体力、身体つき、プロ意識、収入・・・確固たる差があります。

上のカテゴリの人がインディーをリスペクトしていうならまだしも、下のカテゴリの人が言うのはおかしいと思います。

しかし、そこでメジャーにはできない事やフットワークの軽さ、何より

「負けてたまるか舐められてたまるか」

という反骨心が、本来のインディーズという物ではないかと思っています。

そんなロックで色気がある選手の方もたくさんいます。

プロレスラーという職業は、他の何かを犠牲にしていたり、一般の人にはマネのできない体力、技量、特殊能力を持った超人や変人しか、名乗ってはいけない職業だと思います。

楽してプチ有名人を気取ったり、思い出作りをする場ではけっしてありません。

すみません、ここら辺の事は本当に憤慨と絶望をしているので話を戻します。



以前、お世話になっている先輩選手に

「引退なんて決めないで、やりたい時にやればいいんだよ」

と言われ、自分でもそう思っていました。

しかし、年月が経つにつれて

「区切りをつけないと前にも後ろにも進めないよな」

と思うようになりました。

現に試合もないのに

「俺はプロレスラーだから」

という鎖に繋がれて

「週に3回はジムでウエイトをしなきゃ」

と勝手に義務に感じたり、結構きつめの練習をして動けなくなり、時間を取れなくしていたりしますし(笑)。



自分でもはっきりとはわからないし、あくまで推測なんですが、自分自身では引退まであと10試合もしないような気がしています。

全力が出せる試合ができるのなら、あと1、2試合で引退してもいいかなという気持ちもあります。

時間とお金をかけて、ストイックに練習して、全力を出せるような試合でないと、もうモチベーションを上げる事は難しいと思います。

BRAVESについても、多くてあと3大会ぐらいだと思います。

本当にハッキリとは言えないので、多少前後するかもしれませんが。



試合をしたい選手なども特にいないのですが、もしできるのであれば、自分のキャリアの中で共に青春時代を過ごし、苦しかった時にフォローしてくれた選手のみんなとは、辞める前に一度一緒にやりたいなと思っています。

でも、それができなかったとしても、それは運命であり人生なので、別に後悔はないです。



今回は暑苦しい話で本当にすみませんでした。

残り少ないプロレスラー人生ですが、どうか応援宜しくお願いします。