シュプランガーの類型論(タイプ論)は、以下の6つの類型(タイプ)に分類される。
- 理論型・・・客観的な視点から、論理的に考え、真理を追求する
- 経済型・・・利己的な観点から、損得勘定で考え、利益を追求する
- 権力型・・・支配的な欲求から、勝ち負けで考え、地位を追求する
- 審美型(芸術型)・・・美的な感性から、感覚的に考え、美を追求する
- 宗教型・・・精神的な目線から、超自然的に考え、神秘を追求する
- 社会型・・・協調性の重視から、献身的に考え、愛情を追求する
◆権力思考型の価値観
●もの事を勝ち負けで考える傾向が強い
●考え方が支配・服従や優位・劣位のような二元に偏りやすい
●他人を支配したり、命令することによって、充足感や満足感を得ることが多い
●リーダーシップが高い一方で自己顕示欲も強い
●周りにいる人は自らが権力をつかむためのコマ、もしくは、自らの権力を誇示するための道具という考え方
●地位や名声、影響力を欲しがる。
これを得るためには手段を選ばない傾向がある。
●他人よりも優位に立てるということをモチベーションにして努力する
●自分の権力を維持するためには他人を利用したり嘘をついたりすることも厭わない。
●気前はいいがそれは自らへの称賛を得るための手段であり褒められないなどの行動があった時に報復に出たりすることがある
●物を手に入れる時も他の人間よりも優越を手に入れられるものを優先する。
◆経済型思考の価値観
●物事を損か得かで考える
●実利を優先してそれに即して対応を変える
●他人のためにではなく自分のために行動することが多い
●他人の気持ちに対する共感力が低い
●利得に対する要求が強く、それを優先してしまう。
利得とは金銭対価とは限らず名誉の場合もある。
己にとって何が得なのかそれが最優先となる。
●無駄を避ける倹約家である一方でブランド志向が強い
●権威や、強いものに対してすり寄る傾向はある。
●言い換えればドライなので、利得を示せばそれに乗ってくれる。
●対人関係を損か得かで考えているので自らにとって利得になりそうな人間に対しては媚を売るが価値がないと判断したものに対しては横柄な態度をとることがある。
◆社会型思考の価値観
●周りとの協調性を重んじる。
ともすれば事なかれ主義に走ることがある
●他者から信頼されることが多く、社会適応性に優れている
●経済や理論が他の人に対して冷たいと感じやすい。
●権力志向型とは相性が悪く否定していることが多い
●他人に関心があるぶん自分自身の娯楽や思考を見つけることが苦手
●全体の和を乱すことを嫌い、そのために必要な行動がとれないことがある
●人と繋がっていたい性格のため孤立を極端に嫌う事がある。
◆審美型思考の価値観
●その行動は美しいのか美しくないのかを基準に物事を考える
●芸術的な陶酔や、感情的、身体的な快楽を重視する
●理論よりも感覚や感性を重視する。
●自分の中の美学をモチベーションにして学ぶ
●こだわりを持って物事にあたることが多く、自分の美学のためには妥協しない
●束縛を嫌い自由と個人主義的な行動をとることが多い
●相手の行動に対しては尊重する考え方だが美しくない、もしくは整合性の取れない、そういう行動に対しては嫌悪感を強く示す
●経済的な損得や実用性の有無に関しては、あまり関心がない。
●人には興味があるが福祉にはさほど関心はない。
●繊細な感受性や豊かな感情を持つため、精神的に傷つきやすい一面がある
◆理論型思考の価値観
●正しいか誤りかを基準に物事を考える
●データを重視し、理論的な思考や推論するのが好き。
●真理の探究をモチベーションに勉学をする
●自分の得意分野や興味分野には徹底的に没頭し集中できる。
●嘘を嫌う一方で、理論武装するため頑固で屁理屈に見られやすい
●自分の意見が正しいと思った場合には、他者と対立することも辞さない
●政治や芸術と言ったものにはさほどの関心を示さない
●他者への関心や共感性はさほど高くないため集団生活は苦手
●社会適応性はさほど高くない。
研究者や学術分野にこのタイプは多い
◆宗教型の価値観
●道徳的か非道徳的かを基準に物事を考える。
●スピリチュアルなものにはまりやすく自らの救いを求める傾向にある
●自らが道徳的であることには関心が強くそれがモチベーションになっている
●世俗的な快楽よりも宗教的な道徳に従って生きることを優先する
●他者に対して施しやボランティアをすることに積極的
●自分の内なる声に耳を傾けることが好き
●理屈では説明できないことを信じることができる
●スピリチュアルなものにはまりやすい
●まれに道徳的がいきすぎて他者に厳しくなりすぎてしまう場合がある
◆ひとつの傾向にははまらず、二つ以上の複合をする傾向があることはあるものの、メインとなる傾向というものは存在する。
例えば万愛なら大きく分類する思考形態は審美型にあたる。
そこにプラスしてあるのが理論型。
自分の中の美学や正義にめちゃめちゃこだわるくせに、さらにそれが理論武装をしていると言う、厄介なタイプ。
本来であれば審美型は理論武装をしていないことが多いので、感覚的な行動の矛盾をついて、突き崩せることも多いのだが。
理論武装する理論型の考え方も合わせて持っているために、美学に対して鉄壁の理論武装をかけるという恐ろしい事が起こっている。
後天的な要素もあって複合でタイプが現れることも多い。
メインタイプがこれという風に決まったとしても、それに合わせて自分はこの傾向があるなぁと思うものがあればそれとの複合型であるということが多くある。
相性の良い悪いタイプというのはやはりあって経済型や権力型は相互補完の関係にあるが社会型や理論型とは相容れない部分があったりする。
宗教型や社会型はコミューンや集団を重んじる傾向がある。
審美型や理論型は集団を形成することに関してはさほど興味がなく、その集団の中心になろうという考えはほぼ持っていない。
権力型は集団を形成しようとする力が最も強くその中で自分は中心でなくてはならないという考え方を持っている。
経済型は同じく強く集団を形成しようとするが、その中で己が中心であるということよりも、その集団から実利を得るということの方に重きを置く。
即ち権力型は群れのリーダーを目指し、経済型はその側近を目指す傾向が強い。
端的に言うならレオナさんとラギーの関係性。
ツイステキャラでタイプを考えてみると非常にわかりやすい。
権力型に分類されるキャラ
レオナ、リドル
経済型に分類されるキャラ
ラギー、アズール、エース、グリム、学園長
社会型に分類されるキャラ
ジャック、カリム、トレイ、ケイト、トレイン先生
審美型に分類されるキャラ
ヴィル、ルーク、フロイド、リリア、クルーウェル先生
宗教型に分類されるキャラ
デュース、エペル、セベク
理論型に分類されるキャラ
ジャミル、ジェイド、シルバー、イデア(オルト)
もちろんタイプとしては複合しているキャラもあれど。
皆さんの興味のある物語で分類をかけてみても面白いかもですね?
例えば鬼滅の刃なら分類はこう!
とか
東京リベンジャーズならこう!呪術廻戦なら!ハイキューなら!
と。
それぞれのジャンルでの皆さんの分析が拝見できたら面白いなと思います。
その物語を良く知る人にしか分類はできないので、興味のある人はぜひやってみて、教えて下さい。
楽しみに拝見できると思います。
文責 大塚 あずる
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万愛から届いていました。
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