●「劇場版プリパラ&キラッとプリ☆チャン~きらきらメモリアルライブ~」の感想
劇場版 プリパラ&キラッとプリ チャン
~きらきらメモリアルライブ~
を観てきました。
公式HP:pp-movie.com/
毎年恒例にもなっているプリティーシリーズの劇場版。
今年は最新シリーズの「キラッとプリ☆チャン」をベースに、過去プリティーシリーズのキャラクターたちとクロスオーバーする今まで以上にライブ映像特化型であり、総集編要素も盛り込んだ劇場版となっております。
本作を観てきた感想をざっくり一言でいうと・・・
とても楽しかったです。(小並感)
もうちょっと詳しい感想を書いていきます。
●ライブ演出のてんこ盛り!脅威の60分!
毎回脅威と驚異を感じるこの劇場版シリーズですがその破壊力は今年も健在。
知らない人にざっくり説明させてもらうと、ひたすら3DCGのアイドルの女の子が歌って踊るのを眺めるような映画なのですが・・・楽曲であったり、衣装であったり、演出であったりとこれが不思議と見どころが多々ありまして面白いのです。そして、そんな映像の暴力みたいな60分をかます作品が他にないだけに、このシリーズの劇場版でしか楽しめない体験があります。
今回は過去シリーズをなぞることで、今まで以上にストーリー要素が落ちたものの、今までもあってなかったようなものなので、個人的にはそんなに悪い印象はなし。むしろ劇場版でプリパラからこのシリーズから触れた身としては、プリティーシリーズがどんな変革を遂げてきたのか学べて、勉強になりました。
うーんプリティーシリーズ、奥が深いです。
私は2週目のディアマイフューチャーの回を観ました。
●3DCG技術の変革も体験できる!?
変革と言えば、ライブパートの3DCGの変革が楽しめるのも、今年の注目ポイント。
2011年からスタートした「プリティーリズム・オーロラドリーム」から数えると7年分の歴史があるわけで、明らかに初期のライブ映像と比べると、今ってすごくレベルの高いものになっているんだ、と思い知りました。
中でも最新の「キラッとプリ☆チャン」のライブ映像にはびっくり。
最近の「プリキュア」しかり「GODZILLA」しかり、最近の3DCGの人型アニメですらパキパキしてる感じがして、残念な気をしていたのですが、「キラッとプリ☆チャン」はすごかった。
最新シリーズのアニメーションにはついに来るとこまで来たというぐらいの3Dと2Dの限りない境目に到達しているのを感じました。
個人的には歴史的な一線を越えてくるクオリティと感じております!
演出自体も違いがありましたね。うん、おもしろい。
●ファンの熱も非常に高い!
そして、“アイドルおうえん上映”という応援上映形式の映画なのですが、ファンの熱もすごかった!
キンプリ仕込みなのか、こちらが先なのかは分からないのですが、映画泥棒で赤色サイリウムが揺れて、上映前の提供表示には「ありがとー」の声が飛ぶ・・・そんな積極的なファンが集まっている回に参加できまして、とても楽しかったです。
今でこそ多数応援上映が実施されていますが、意外と、観客層や作品自体の質も盛り上がりに対して重要で、応援上映向きの作品とそうじゃない作品があるもの。そんな中で、やはりこのプリティーシリーズは応援上映向きに作られていて、ライブ自体の盛り上がりだけでなく、盛り上げる演出や声の出しやすい環境が整えられているのも印象的でした。あとはファンの積み重ねも大きいのかな。
積極的なファンのお陰で何倍にも映画が楽しく感じられましたよ。
ホント、同席した皆様にもありがとぉーっ!です。
このパートでは赤色サイリウムを振るのです。
ストーリーとしての大きな山みたいのがないので、後半にダレは感じてしまいましたが基本的には満足。
それはしっかり応援に混ざれなかった分、私の気持ちが熱くなっていなかったのかもしれませんしね。
貴重な体験ができる作品なので、あまりプリティーシリーズを知らないという人もぜひ一度足を運んでみて欲しい映画です。
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