【KING OF PRISM -PRIDE the HERO-】の素状態の感想。(非応援上映) | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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いちいち応援上映じゃないと断りを入れてるのは、前作「KING OF PRISM by PrettyRhythm」が、応援上映で観た時と観てない時で結構な印象の差があったからです。

 

 

 

KING OF PRISM

 -PRIDE the HERO-

を観てきました。

 

公式サイト:http://kinpri.com/

 

 

昨年、一大ムーブメントとなった参加型上映の火付け役であり、代名詞でもある「キンプリ」の続編、「キンプラ」。前作は私も、ガラガラの応援上映回と結構人が入っている応援上映回の2度観まして、ガラガラの応援上映回で『微妙』って感触と、人が入っている応援上映で『すごく面白い』と別々の感想を抱いた次第です。

 

 

 

今回、ひとまず初日の非応援上映に行ってきましたが観てきた感想をざっくり言えば

 

 

 

 

面白いけど難あり

 

 

 

って感じの、手放しで絶賛はし難いんだけど一目置く部分はやっぱりある映画でした。もうちょっと詳しい感想を書いていきます。

 

 

 

 

●あいかわらずシュールギャグのキレ味は抜群!

 

 

前作に引き続きギャグなのかマジなのかよく分からないシュールな世界観は健在・・・というかかなりパワーアップしてました。明らかに人間技じゃないことや「ドラゴンボール」みたいな派手なエフェクトが飛び出したりと、前作以上のスケールで用意されておりまして、多くの鑑賞者が度肝を抜かれることは間違いないでしょう。

 

そもそもの題材である、キャラクター達が打ち込んでいる“プリズムショー”という概念は未だに意味不明ではあるんだけど、なにか熱いものや感動を感じまして、個人的には「キン肉マン」の試合を観ている様な不思議な感覚になります。
(ここで言う“「キン肉マン」の試合の様”っていうのは褒めてます。)

 

 

こういう知らない次元の話が盛りだくさんです。

 


これを『そういう世界観なんだな』って順応できる人も居れば、『は?わけわかんないんですけど』と全く通じない人も居ると思いますが、『わけわかんない』派もぶっちゃけシュールギャグと思って開き直って楽しんじゃうのが正解なんでしょうね。楽しみ方としては「ボボボーボ・ボーボボ」との距離感に近いのではないでしょうか。

(どうしても例えがギャグ漫画寄りになってしまう。)

 

 

こういう「よくわかんないけど、やられている」瞬間(自分が)も盛りだくさんです。

 

 

 

 

 

 

 

●ギャグ抜きで思うモヤモヤしたある気持ち

 

 

で、そういったキンプリもといキンプラの独特のセンスの部分を置いといたうえで気になったこととして、この映画に思いっきり『主役不在感』を感じました。

 

というのも、

この映画は大きく分けて3つのエピソードを、プリズムキングカップという大会で結び付けて一本の映画にしているのですが、エピソードとエピソードの結びつきが薄いせいで、結局エピソードの1つ1つに詰め込み不足感が生まれてしまっていると感じました。

 

こういうキャラクター映画――中でもアイドル映画は、複数いるキャラクター1人1人に見せ場を作らないといけないので大変だと思いますし、そこをうまいこと「キンプラ」は絞り込んではいるんですが、その絞り込んだキャラクターのエピソードごとは結局浮いちゃってるので、『こっちとこっちで繋がりあんまりないよね?じゃあこっちいらなくね?』という散らかった印象は否めませんでした。

 

 

もっとドラマの部分で、3つのエピソードが混ざり合ったり、影響し合う過程が合った方が良かったんじゃないかなーってところは、真面目にダメ出しして良いところではないでしょうか。

 

 

推しのレオ君は今回、控えめでした。無念!まぁ、しゃーない。

 

 

 

 

 

 

 

●とはいえ結局は応援上映ありき?

 

 

そして、やっぱり現段階の感触だけではこの映画は測れないとも思いました。

今作では明らかに『応援上映』を意識した演出があったし、前作では応援上映によって映画の印象が大幅に変わったこともありましたので、この映画は『応援上映』を観てみないと100を観た気にはなれないところなのですよね。

 

 

もう応援上映が始まってるところもあるようですが、タイミングを見つけて私も参加しようと思っています。今作「キンプラ」はそのうえでの感想も改めてUPしたいです。終わりの“アレ”とかめっちゃ笑ったので是非みんなで声を上げたいです。今想像するだけでも「応援上映」すっごく面白そうになりそうな作りですよ、コレ。

 

 

「1」での投げっぱなしジャーマン状態だった部分に、結末やヒントを与えている点についても理想の「2」だと思います。

 

 

 

 

 

 

その他、軽く気になった点で、上映前につくミニドラマが完全に映像を捨ててるのは映画としてもうちょっとどうにかした方が良いんじゃないかってこと。

 

 

あと、地味に『こいつ誰やねん』案件が多かったので、頑張ってプリリズまで遡って勉強しようかなーとか思いました。

 

 

 

 

キンプラは、まだ私にとってはスタート地点に立ったところかな、ぐらいの気持ちですよ。ホント。ここからどんどん掘り下げていこうと思っているタイトルです。

 

 

 

 

 

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