【KING OF PRISM by PrettyRhythm】を冷静に見た感想(半応援上映) | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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次世代プリズムスタァ選抜総選挙には西園寺レオくんに投票しておきました。  
(トリビア:この名前でググると同名のAV女優が出てくる)  
 


キングオブプリズム


KING OF PRISM
by PrettyRhythm 
 
を見てきました。  
 


“応援上映”も話題を呼び、1月の上映開始からロングラン上映している作品です。 狙ったわけではないのですが私も運良く“応援上映”の回に行けましたが、平日の夜の大都市ではなかったこともあり、10人程度の客入りのスクリーンで体験してきました。

 



見てきた感想をざっくり言わせてもらえば

 

 

うーん、まぁすごい

“けど”・・・

 

というほどほどな感じが正直なところ。

もうちょっと詳しい感想を書いていきます。

 

 



●まず「人の少ない応援上映という世界」のレポ。

 

10名ぐらいの入りの応援上映っていうのは、ほぼ普通の上映でした。

基本的に静か。

 

ただ、この10名程度の人数でもしっかり、登場人物の問いかけに「なーにー?」と声を上げる人が居たり、サイリウムを振っている人が居たり、しっかり“応援上映”としての権利を行使するユーザーが居ました。

『周りに合わせる日本人』という先入観がある私としては、この少数人数での回でもしっかり“応援上映”を楽しむ、キンプリファンの皆様の心意気に、感心した次第でございます。

 

 

 

映像にあるような、盛り上がりの会場ではなかったのが残念でしたが、こういった少人数のスクリーンでもしっかり片鱗が見れたので良かったですし、それって結構すごいことだと思うのです。

 

 



 

 

●「パシリム」とか「ヱヴァ」みたいな感動

 

で、本編の感想を。

すごかったです。


さっきまでライブをしていたはずのアイドルが、カットが変わると突然シルエットの女の子とニケツしてサイクリングしたり、主役の男の子がライブに感動してスッポンポンになったり、ダンスバトルのシーンが異能力者バトルのように表現されていたり・・・

はっきりいって頭おかしい映像の連続です。

(なに言ってるかわかんないと思うけど、見てもよくわかんない)

アーン

これは劇中の観覧者の妄想であり、実際に映画を見ている鑑賞者の妄想でもあるのだ。

本作の元である「プリリズ」シリーズも未体験なので、初めてこの作品に触れた自身にとっては、はっきり言ってついて行けないというのが正直なところではあるものの・・・やはりこれはこれですごい映画なのには違いないと思いました。見たことない表現だとか、見たことない感動が確かにこの映画にはぎっしりつまっていたわけですから。

感じた感動が、涙を誘発するとか、そういうものではないのですが、『なんかすごいもの見た』という「パシフィック・リム」とか「新ヱヴァンゲリヲン」とかそういうのを見た時に感じた“脅威”に近いものを感じたわけでございます。

すげぇダンス

自身がなにを見せられているのかよくわからない(しかし純粋にマイナス点とは言い難い)。


ツッコミ待ちの映画みたいな捉え方もできるのですが、上記にあるような応援上映に転換できるような演出も事前に盛り込んであったりアイドルに飲まれるという感覚を疑似体験できる映画と考えると非常に新しく、工夫に溢れた挑戦的な映画として評価に値すると思いました。

 

 

 





●私があんまり乗りきれなかった理由。

 

ただ、正直乗りきれなかったのは、やはり“一見さんお断り感”は惜しくも感じられたところと“映画サイズの物語に感じられなかった”ところ。

とあるキャラクターの別れなど、見てない人にも分かるように人物背景などはしっかり語られるものの、そこまで感情移入できるほどの演出はなかったですし、主人公の物語とはやや軸のズレた内容の部分でした。

特別クライマックスとして楽しむような部分もなければ、こいつがこの後キーキャラクターになるんです・・・という演出で物語は全然完結していないので、あくまで本作中の「旧世代と新世代のキャラクターを入れ替えるためのけじめ的な作品」って感じで、“映画”という一つの作品として見ちゃうと物足りないものだったのは否めません。

 

もちろんそういう文脈で作られたものじゃないのだから、不正解というわけではないのですが。

私みたいに事前情報なしで映画館に足を運んだ人にとっては、「傑作」と言えるような作品ではないのは間違いないと思いました。

この映画の素晴らしさって結構勉強をしっかり経てからでないと味わえないのでしょう。で、その入口として“応援上映”ってのがすごく入りやすいきっかけになっているので、入りづらさを緩和してヒットにつながっているのだと思います。

 


 

 

そんな感じで、
冷静に見て「おかしい映画」でありつつ「ヒットも納得の映画」でした。

新しい体験ができたという意味でも非常に有意味な作品ですし、是非他のシリーズ作品や今後の続編についても気になる映画でした。

これだけヒットしているので、こういった体感型映画は今作をモデルに今後も増えてくると思うので、その時代のターニングポイントとして、実際に劇場で味わう価値のある映画だとも思いました。

時間があったら人がぎっしりな劇場で味わいたいに行こうと思っています。  
 

 

  

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