【プリキュアスーパースターズ!】の感想。変則作品ながら良作!? | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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日曜の昼間というキッズ達の集まる時間を狙って観てきましたよー!(発言が危ない)

 

●「映画プリキュアスーパースターズ!」の感想。

 

 

 

映画プリキュア

スーパースターズ!

を観てきました。

公式サイト:www.precure-superstars.com/

 

 

恒例、春のプリキュア映画。昨年の「ドリームスターズ」から近作3世代分のプリキュアが集合するプチオールスター映画となりました。

今回は先月よりスタートした「Hugっと!プリキュア」が新たに参戦。

また、監督には「映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪」ぶりに、池田洋子監督が登板となっています。

 

 

 

 

 

本作を観てきた感想をざっくり一言で言うと

 

 

 

 

いい。

 

 

 

というあっさりめな、良作感の映画でした。

もう少し詳しい感想を書いていきます。

 

 

 

 

 

●無茶苦茶!ストーリーは強引な力技!?

 

本作、ぶっちゃけストーリーはかなり強引な話運び

 

冒頭で突如現れた北村一輝ことウソバーッカが、通り魔的にプリキュアを捕まえに現れるのですが、なぜプリキュアを狙うのかとかよくわかんないし、どうしてこのタイミングなんだとか、そもそも“あの”世界はどこなんだ、とか。結構無茶苦茶なストーリーとなっております。

 

 

北村一輝ことウソバーッカ。(逆)

 

 

 

ただ

 

そこのとこの違和感があまり気にならないのが不思議なところ。

キッズ向けだから、という理由で内心どこか“舐めてる”ってのは否めないかもしれないのですが、違和感少なく観れるのは恐らく、“約束”をテーマに物語を絞っているから。初めから終わりまで、そのテーマに焦点を絞っているおかげで、破綻した話でありながらも一本筋の通った物語として自然と楽しみ、感動することができました。

 

“約束”をテーマにしているからこそ光るプリキュアたちの終盤のあの展開も熱いですし、歪な物語をよくぞまぁここまで綺麗に整えたものだ、と感心する次第です!すごい!

 

 

健気に約束を守ろうとする主人公の姿には、見習う部分があり、キッズ達にもそこに学びがあって欲しい。

 

 

 

 

 

●ここまで来ると他のプリキュアいらなっちゃいらない・・・

 

 

そして物語をここまで綺麗にまとめたおかげで、

主人公の野乃はなちゃんが主人公としてかなり目立つ物語となっているわけです!

 

 

一方で、他のプリキュア勢はけっこう居ても居なくても良さげな感じになっちゃっているのも、これまた事実。

賑やかしにしかなってねーじゃんという思いきりっぷりは、賛否両論あるのかもしれないですが、個人的にはかなりこのバランスは嫌いじゃなかったり。

かつてのプリキュアオールスターズシリーズなんかは、全方位にサービスしすぎて捌ききれてない印象が強かったので、思い切ってこれぐらいの切り捨て方の方が、それぞれのキャラクターがいい隠し味ぐらいの按配になって、むしろまとまりの良さを感じました。

 

後述しますが、オールスター寄りの映画の魅力は次回作に取っておいて、この春のプリキュア映画こそ「Hugっと!プリキュア」が単体として生きる物語にしたのかな・・・とも思えます。

 

 

特にプリアラの面々ってホント、良いキャラしていますわ。

 

 

 

 

 

 

●応援上映はやや投げっぱなし・・・

 

キャラクターの采配の切り捨て方は、丁度良いと思った一方で、ちょっと投げやり感を感じたのが応援上映要素。

プリキュア映画といえば、映画のどこかでミラクルライト(中学生以下の来場者に配られるミニライト)を振らせてプリキュア達を応援させる演出が定番となっているのですが、今年は応援というよりも奇跡を起こすための演出のように使うことが多く、例年よりも魅力が劣っているように感じました。

私の観た上映回では、人数こそかなりのキッズが入っていたわけですが、無言でライトを振るだけの子供が多く、「頑張れー」的な熱意があまり感じられなかったのが残念でした。

 

 

茶番感の方が強く感じられたのは、私の観た回のキッズの熱意が低かったのもあるのかな。

 

 

その点、同日にみた「しまじろう」の方が応援上映部分はやはり上手で、あちらはかなり盛り上がっていました。そういうところからも、今年のプリキュア映画は参加型映画というよりも、“観る映画”としての側面が強かったのかもしれないですね。

 

 

 

 

あと、うるさいこといえば、はなちゃんがした約束が守れなかったのって、実現不可能だったんだから理不尽すぎるだろ・・・とか思ったけど、そういうとこ突き出すと、そもそも約束した相手がはなちゃんじゃなかったら、この世界終わってたとか、ツッコミどころはどんどん増えていきますわな。

野暮ですかね。

 

 

 

 

トータルで観たら良い

そんな感じの今年のプリキュア映画でした。

傑作とも快作とも言えないけど、決して悪くはない按配の適度な温度の映画となっております。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、この映画の後に、特報的に驚きの秋のプリキュア映画の告知が入っておりました。

 

 

 

 

 

なんと「映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア」が10月27日に公開とのことです!

今回の映画が全編2Dでしたが、こちらは特報からすでに3DCGが起用されておりまして、どことなくこちらの映画の方が気合が入ってる感を感じました。

 

・・・・・・まぁこちらがまさにプリキュア15周年記念作になるわけですから無理もないですね。

 

 

ある意味こちらの予習としても、Hugプリ勢を知るきっかけにもなると思うので、「ふたりはプリキュア」世代でこちらの映画を楽しみにしている皆様は、今回の「プリキュアスーパースターズ!」もウォーミングアップにおすすめです。

ぜひチェックしてみてくださいませ。

 

 

 

 

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