【映画くまのがっこう&ふうせんいぬティニ―】の感想。トータルもう一歩な二作! | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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可愛い人気キャラクターの二本立て上映!

 

 

 

 

映画くまのがっこう

パティシエ・ジャッキーとおひさまのスイーツ

 

映画ふうせんいぬティニ―

なんだかふしぎなきょうりゅうのくに!

を観てきました。

 

公式サイト:http://jackie-tinny-movie.com/

 

 

かつて「チェブラーシカ」と同時上映で映画化もしたことのある「くまのがっこう」が、川村元気&佐野研二郎というある意味夢の共演を果たした「ふうせんいぬティニ―」に併映先を変えて、劇場アニメーション化です。

監督は、「くまのがっこう」を前作「ジャッキーとケイティ」同様、児玉徹郎監督。「ふうせんいぬティニ―」は

 

 

観てきた感想をざっくり一言で言うと

 

 

 

割と凡作

 

 

という、良いところもあるけど「褒め」だけでいくのは厳しい感じの映画でした。

 

今作は2本あるので個別に感想を書いていきますね。

 

 

 

 

映画くまのがっこう

パティシエ・ジャッキーとおひさまのスイーツ

 

 

 

 

前半はくまのがっこう。

私が苦手なパキパキCGが目立っていたり、内容は結構ベタとちょっと残念な一作

半ば強引なパティシエ入門

→と思ったらその店が存続の危機に

→こうなったらコンテストで優勝するしかない!

というお菓子作りエピソードとしては定番の流れで、このセオリーをしっかり丁寧に描いている一方、新鮮味はないのは大人視点故の感覚か。

 

ジャッキー序盤からサイコな女の子すぎて引く・・・とか、スイーツランドってお菓子屋さんも、遊園地なんて併設しちゃうから経営破綻してるんじゃないのか・・・とか、SOLDOUTネタは確かに面白いけどこの子たちの分を想定して料理していない時点で意味わかんないギャグだよな・・・とか根本的なところもツッコミたくなってしまうとこ多め。

 

お菓子が画としてちゃんとおいしそうなのは良いところなんですが、どうしても「おいしさ」の表現をするために、食べた人の感動を過剰に表現せざるを得ないのも気になります。冷静に見るとお菓子を食べた結果、急に精神異常を来たしているようにように見えるので笑えます。完全にトリップ状態です。

 

こういうのは意地悪な見方なんだろうけど穿った見方でもしないと、特にいいなぁと思う部分がない、まさに凡作でした。親としてはこういう毒にも薬にもならないぐらいの方が安心なのかもしれないんだけど、どうなんでしょう。私は肯定しきれないです。

 

 

たまにジャッキーの口が大きくなるとき別人に見えるんだよね。

 

 

 

 

 

映画ふうせんいぬティニ―

なんだかふしぎなきょうりゅうのくに!

 

 

 

 

後半はふうせんいぬティニ―。

本作は「くまのがっこう」のトリップ状態がそのままバットトリップにつながったようなシュールエピソード。

 

赤ちゃんゲストキャラが主人公たちのところに迷い込む

→親を探しに大冒険に出る

→最終的に親に届けて感動的エンド

というこちらもセオリーに則ったエピソードなんですが、こちらは随所に明かなツッコミどころや、わざとかわざとじゃないのかわからないシュールギャグ(多分わざと)演出などが仕込まれていて、「くまのがっこう」よりも楽しむことができました。

 

世界観を楽しませることに注力気味で、ゲストキャラ・トリィとの親交要素が疎かになり、ラストがそれほど感動的にならなかったのは残念でした。また、さらにうるさいことを言うと、ラストの“ある泥棒騒動の解決のために元の持ち主に返したので一件落着”みたいな顛末に「いや、お前それ解決してないからな?完全に取り返しのつかない事態になっちゃってるからな?」ってうるさい事も言いたいのですが、ムキになりすぎって怒られちゃうのかな。私も真剣に見ているので真面目に風船恐竜の心情を察しているのですよ。

 

 

極悪犯罪者集団。黒服がセグウェイ乗ってるのって元ネタあるのかな。

 

 

あと「ふうせんいぬティニ―」フラット3Dという技術で作られているらしく、不思議な質感のCGになっているところは見ものでした。「くまのがっこう」のパキッとしたみてくれではないので、こっちの方が好きかな。

 

平面のキャラクターが立体的に動く不思議な質感の映画です。

 

 

 

 

 

 

そんな感じで見ごたえとしては「ふうせんいぬティニ―」の方が上だったかなぁという感じでした。

 

推せる映画かと言われれば、ちょっと悩ましいのですが、可愛いことは確かなので「可愛いなにかが動いてる」ぐらいでひとまずオーケーであればオススメできる映画でした。

 

 

 

 

 

 

あ、あとエンディング主題歌の横山だいすけお兄さんの「さよならだよ、ミスター」はすごく良かったです。エンドロール中のミニ演出も可愛かったし、良エンドロールなのは間違いないと思います。

 

 

 

 

 

 

映画くまのがっこう: パティシエ・ジャッキーとおひさまのスイーツ

くまのがっこう 15th Anniversary happiness of jackie (e-MOOK)

ふうせんいぬティニー なんだかふしぎなきょうりゅうのくに! (CASA KIDS)

 

 

 

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