【聲の形】【劇場版SAO】が中国上映決定！実は2017年9月は日本映画月間？

今月に入って急に（というわけでもなく、一応準備中であることは報道されていたのですが）邦画3作品の中国上映が続々と発表されました。

まずは9月1日、劇場版「銀魂」。

日本でも全然上映中のヒット作が早くも中国上映決定です。これだけ早いとなると、かなり早い段階で交渉が進んでいたんでしょうね。

続く9月8日は映画「聲の形」。

昨年のヒット映画にして傑作が中国上映決定。こちらも評価の高い作品なだけに中国でもヒットを期待したいところです。ただ、検閲で約20分ほどのカットされた縮小版での公開とも聞いているので、大事な部分を損なっての上映でないかが少し心配でもあります。

そして9月15日には「劇場版ソードアート・オンライン‐オーディナル・スケール－」が上映。

すでに全世界累計興行収入33.5億が報じられている本作ですが、さらにこの数字を押し上げることが期待できそうです。目安として6000万元ちょい稼げば＋10億元ぐらいスコアを伸ばすことができます。ただ、中国では中高生向けのアニメ作品ってそんなに主流ではないので一筋縄ではいかない数字ではあります。

そんな感じで9月は3週に渡って邦画作品が連続公開される珍しい月となっています。

今年中国で公開を果たした邦画作品は「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」、「ドラえもんのび太のカチコチ南極大冒険」、「続・深夜食堂」の3作品。昨年よりもやけに少ない気がしていましたがここにきて急に増えた感じはしますね。

中国映画市場はピークを迎えた感じがしていましたが、最近は「战狼2（ウルフ・オブ・ウォー2）」が前代未聞の興収50億元を突破して中国の歴代興行収入作品1位になるというニュースが飛び込んでたばかり。2位がチャウ・シンチーの「人魚姫」の33億元なので、20億元オーバーという大差をつけた異常スコアなんですよね、この記録。