中国では「玩偶奇兵」というアニメ映画がこの夏公開されまして今回はそれを紹介します。大体1800万元ほどの興収を得ています。まあ、そんなに高い数字ではないです。
ディズニーのお家芸“ハグポスター”が用意されておりまして、内容もピクサーの名作「トイ・ストーリー」的な“おもちゃが動き出す”系のお話。トラのぬいぐるみが持ち主の女の子を救うために奮闘する物語となっております。
この映画、ただおもちゃが動き出すだけでなくもう一つ大きな特徴がありまして、舞台となる世界がタブレット端末の中(!)という異様な設定となっております。その証拠にこんなポスターも用意されています。
なんと、思いっきり「フルーツ忍者」色の強いポスター!
「フルーツ忍者」は、果物を斬りまくるオーストラリア産のゲームです。
中国ではなかなか知名度の高いゲームです。
人気作品に乗っかっただけのポスターでだけの演出なんてことも中国ではよくありますが、「玩偶奇兵」はしっかり映画本編でも「フルーツ忍者」しまくっています。パっと見「トイ・ストーリー」ですが、やってることは「シュガー・ラッシュ」でもあったりするところが、面白いです。
しっかり許可得ているのかは不明。パクリゲーいっぱい出てるしなぁ「フルーツ忍者」は。
中国アニメ映画だけでなく、「EmojiMOVIE」も端末内の物語ということで「キャンディークラッシュ」を思いっきりフィーチャーしていましたが、登場キャラクターがゲームアプリに入ってしまうような体のタイアップ映画は今後も増えそうな感じはしますね。その度に「シュガー・ラッシュ」!って言われちゃうんだろうけど。
こいつらも事前評判で「シュガーラッシュ」かよって言われてた作品。
「玩偶奇兵」自体はそれほどのヒット作でもないので日本には入って来ないような気はしますが、タイアップMVが結構いい感じなので私は観てみたいと思っております。機会があればチェックしてみますね。
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