先日↑の日記の後半で少し触れたカージャッキとリジッドラック(通称ウマ)を購入しました。
俺は何故かアストロプロダクツに根拠も無く良い印象を持っていませんが、今回はジャッキもリジッドラックもアストロプロダクツで購入することになりました。
因みに工具関係はKTCとかTONEでこちらも根拠無く揃えたい人です。
かかった費用はなんと45,000円!!!
おい、30,000円って言ってなかったか?お前!という声が聞こえてきそうですが、俺が一番ビビってるんだよ。
事の経緯はこうだ。
タイヤのローテーションはオイル交換のタイミングに合わせて何度と無く経験しているけど、
本来の交換の仕方をしていなかった俺はリジッドラックについて詳しくなく店員に相談してみることにした。
相談内容としては、
①その日、売り出し中だったラチェット式3tのリジッドラックの使い心地について。
ラチェットタイプである必要を感じなかったが1,000円近く値引きが入っていたため、元々俺の購入予定の一番安いリジッドラックとの金額的な差が無くなり『元が高い方がいいのかな』と迷ったのだ。
②トン数について。
俺もビーニャ号も母号も車の重さは1,3t程度であるのに対して売り出しの3tはどうなのか。
本来予定していた2tかつ、変にラチェット機能がついてない方がいいのか。
その質問に対して店員の答えは、
「私は整備の人間ではないから解りません」
だった。
確かに名札をよく見ると初心者マークが入っている。
俺はかなり迷った結果、カージャッキを先に決めることにした。
そして店員に「この1,5tアルミジャッキを下さい」と言った。
通常価格が24,900円のところ、その日から21,890円と約3,000円引きとなっていたのだ。
俺の中ではジャッキなんて5,000円でいいと思っていたので、アルコール依存症で手が震えた事もないのに、これを買う時はガタガタと震えていた。
すると店員がこう言ってきた。
「HEY!!ブラザー、ジャッキは余裕を見て買わないとナンセンスだぜ。1,3tの車に1,5tは無理だと思うぜ」
急に初心者の店員が説得力を増して俺にこう言ってきたのだ。
この瞬間、俺の頭の中では『ムリ!ムリ!ムリ!ムリ』となっていた。
その理由は、2tアルミジャッキの値段がその下にあり、有り得ないほど値段が上昇するのを分かっていたからだ。
通常価格38,900円のところ、売り出しの本日から35,090円…。
いや、それでも十分に高いし、たった0,5tの差に13,000円も価格が上昇する意味がわからない。
いや、それ以前にカージャッキに35,000円出す意味がわからない。
もう今使っているタイプの5,000円の2tジャッキにしようとも思ったが、
そんな俺の願望を打ち砕いたのは“軽自動車用”という文字だった。
価格にビビって店を飛び出した俺を車のなかで待っていた母が「一万円位なら私が出すわ。いつもオイル交換とかローテーション頼んでいるし」と悪魔の囁きをする。
俺は「いや、もうこの前貰ったので十分だからいいよ」と言い、
最近だけで3回も店に足を運んでいるし、時間もガソリン代も無駄だからもう買っちまえと、店に戻って、
顎をガタガタ震わせながら、
「こっ…、これ下さい…」と言ったのだった。
その翌日(本日)、
↑の日記のかなり後半で書いたが、このリジッドラックを買うことについて文句を垂れた奴の車のローテーションを行うことになった。
俺はずっと「早く業者に持っていけよ」と優しく言っていたが、本人的には俺にやって貰いたいようだ。
昨日は買うだけで疲れてしまいご対面しなかったジャッキとこんにちわ。
梅雨真っ最中の雨間でやっつけます。
説明書見ながらエア抜きして、しれっと着いてきて“手伝ってますオーラ”だけかもし出す人が左に写ってますね。
初めて車を4輪とも地上とサヨウナラさせるわけですから慎重に作業を進めます。
まずはフロントから。
低床のフロアジャッキでも今の車は車高が低いからギリギリでした。
そして、今度は後輪。
いよいよ車が浮きますよ。
と、アクシデント発生!!!
ビーニャ号の後ろ側のジャッキアップポイントが結構上部にあったため、リジッドラックの高さとジャッキアップの高さの誤差が生まれ、リジッドラックが入りません!
まぁ、んなこと、タイヤ横から滑り込めたからいいんですけどそれでもギリギリでしたね。
こんなトラブルもあるので購入前は要注意ですわ。
まぁ、対策は幾つか思い付きますがね。
と、意外にもあっさりと、しかも安全にタイヤのローテーションが完了しました。
それにしても45,000円の元を取るってかなり後になりそうで、俺が「高い買い物だった…」と作業後にこぼすと、
「良い買い物やったやん!めっちゃ安全やったやん!」と、
以前、猛反対して喧嘩まで起こした奴がホザいてました。
タイヤのローテーションが業者で2,000~3,000円だとしても、元を取るのは何年先やねん。
まぁ、心が健康な人達は「安全を買った」とか、「経験や過程が大切なんだ、その為にお金を使った」とか言いそうですが、
俺は現役で精神科に通院している病んだ人ですからね。
工具増える我が家。
老化で体力が減る俺。
退職で貯金も減る家。
旅の出発前なのに、レーザー探知機に、今回の工具に、それと同じ額をあの人の遍路用下着(mont-bell)に、
既に20万近く、布団がふっ飛んだ。
もう一度書きますよ。
これ、仕事辞める人の遍路用の下着のみ代金ですからね。
テントの41,000円足したら出発前に既に10万オーバー。
オール野営でたのんますわ。