豆知識程度の話として受け取って貰えばいいのですが、
“逆打ち”は、
ぎゃくうち
ではなく、
さかうち
が正式です。
有名YouTuberさんも“ぎゃくうち”と読んでいますし、
9割の方が“ぎゃくうち”と読んでいて気になったので書いてみました。
と言うか、俺の目の前で“さかうち”と言った人を見た記憶が無い、ようなあるような。
あっても1人、2人と言ったレベルです。
一応、確認のために検索してみましたが、
幾つかの“逆打ち(さかうち)”について書かれているのを確認できます。
YouTubeの影響でますます“ぎゃくうち”ブームが起きそうですね。
間違いが広まってほしくはありません。
逆打ちとは、四国霊場は通常1番から88番へと時計回りに回りますが、その逆を行くこと。
今でも四国を回っていると言われる空海に会えるらしく御利益が得られるとのことで、閏年に逆打ちをする人が多い。
衛門三郎伝説が関係しているが、俺の素朴な疑問として、
その頃の遍路が今のように番号が割り当てられ、四国霊場は円形だったでしょうか?と突っ込みたい。
また、逆に回る難易度により御利益が得られるとか。
早い話、
煩悩を捨てる意味でもある遍路に対して“見返り”を3倍求める意味不明な打ち方。
と言うわけで俺は興味も無い。
と言いつつ、色んな四国、色んな遍路を経験してみたい気持ちはあるので、
御利益云々ではなく、経験としていつかはやってみるかな。
そもそも逆打ちして幸せになった人を聞いたこと無いし、
順打ちで幸せになった人を多く聞いた(俺もその1人)。
そもそも遍路に“おねだり”を持ち込むことがどうかと思う。
こんなにも遍路シールやネットの普及が進んだ今、逆打ちに御利益ありまっか?
以前、提案したことがあるけど、難易度が御利益に影響するのならば、
闇打ち(日暮れ後のみ歩く)とか、
背面打ち(背中から歩く)とか、
回転打ち(前転、バク転なら御利益3倍)とか、
飛び打ち(うさぎ跳びで進む)、
倒立打ち(逆立ちで進む)、
四国のナベアツ打ち(四の倍数と四の付く歩数の時だけアホになる)、
ダイナマイト四国打ち(シッコク!シッコク!)、
◯kg打ち(背負った荷物の重さによって納札の色が変化する。25kg銀 50kg金 100kg錦)、
3歩進んで2歩下がる打ち(そのまま)、
絶対に歩道を歩かないんだマン打ち(そのまま2)、
1寺3日縛り打ち(1つの札所につき3日過ごさなければならない)、
インターフォン打ち(通りかかる家全てをピンポンダッシュしなければならず、捕まった時点で終わり)、
お節介打ち(お接待を受けたら5寺戻る)、
十ヶ夜橋打ち(杖を携帯しなくてはならないが、突いた時点で振り出しに戻る)、
十ヶ夜橋レボリューション打ち(寝たらダメ)、
おやすみなさい。