事前に予測されていた通りですが、大学受験の動向をまとめておきます。
(名古屋大学HPより)
【動向のまとめ】
地元志向
◆県外大学の受験者が減少
⇒県外に行ってほしくないと考える保護者も多い
⇒県外の挑戦校よりも地元の安全校を選択
⇒県外の4大ではなく地元短大・専門学校を選択
◆県外大学合格でも実家でオンラインは・・・
⇒憧れのキャンパスライフが描けない
⇒大都市のコロナ感染者数が怖い
⇒実家でオンラインなら地元大学でいい
早稲田に受かったのに、愛知県の実家でオンライン授業・・・といったいくつかの事例を、ニュースなどで目にした受験生にとっては、いまだ大きな不安要素・・・。
安全志向
◆自分の実力が計りきれない
⇒模試の自宅受験や参加者減で実力把握できてない
⇒大学入学共通テスト初年度で得点が読めない
⇒より受かりそうな地元大学を複数受験
◆学部学科よりも志望大に合格したい
⇒志望大学の偏差値下位の学部から受験
◆総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜
⇒早めに進学先を決めたい(成績上位者以外に多い)
⇒学校推薦は自分の評定で行ける大学を選択
ただし、大きな大会やアピールする場が減り出願要件を満たせない受験生も多く、出願自体が減るという問題も発生しています。
理系志向
◆不景気機運では「理高文低」に拍車
⇒不安定な就職状況で理系人気
⇒理工学部・情報通信・AI系が人気
⇒医師や看護師系の増減は不透明
その他
◆早稲田や上智の志願者減?
⇒大学独自の入試改革を敬遠
早稲田の政経学部は、文系学部にも関わらず、大学入学共通テストの「数学」を必須としたことで、既に大きな話題になりましたが、コロナ禍でそこまでキャッチアップしきれない受験者が多ければ、志願者が減るという見立てがあります。
上智大はTEAP(上智大が英検と開発を進めてきた英語の民間試験)と共通テストの併用など、複雑な入試制度が、早稲田政経同様に、対応しきれないと判断する受験者に敬遠されれば、志願者数減につながる可能性があります。
最後に
受験生はコロナ禍という大きな社会不安の中で受験勉強を続けてきました。(大学受験に関わらず、中学受験でも高校受験でもそうですが)
ただでさえ、心身ともに高い緊張感を維持している状況で、大学受験では、新たな入試制度に挑まなければいけません。
ですから、より早い進学先の決定、地元への進学を優先、将来を見据えた学部の選択、複雑な制度を敬遠など、個々の置かれた状況で、さまざま考えながら受験に挑むことになります。
私たちの教室にも、多くの受験生が集まってくれています。この先、進学先が決定するそのときまで、覇気をもって勇気をもって、元気に受験勉強に臨めるように、私たちも本気の指導にベストを尽くしていきます。
厳しい環境ではありますが、後悔することのない選択、後悔することのない受験勉強を願います。
自分史の中で「伝説の冬」をがんばろう
大学受験についてはこのブログでも何回か取り上げてきました。よろしければ下記記事もご参照ください。
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