定期テストで学年順位が出る中学校では、学年10位、20位、50位、2けた以内…と、学年順位は個々の学力状況に応じて、指標や目標としておおいに活用できます。
「学年上位10%以内」といったような捉え方をする場合もありますが、この場合も、学年生徒数が100名の学校なら10位以内、350名の学校なら35位以内となりますから、順位だけでなく、母集団の人数を把握した上で、自分がどの位に位置しているのかも理解しておきたいところです。
そこで、今回は名古屋市内の中学校を中心に学校ごとの生徒数について考えてみます
名古屋市・愛知県の統計調査から最新集計数値をエヌイーホールディングスで取りまとめました。現時点での実際の生徒数と異なる場合があります。数値は中学校の生徒数合計(中1~中3の合計、男女合算)。グラフは全てエヌイーホールディングスで作成。
まずは名古屋市立中学校の生徒数から。
区別ランキング
12の中学校を抱える緑区が他の追随を許さず生徒数トップ。
(国・私立中の生徒数は含まない)
生徒数上位3区は区別人口でも同順位。
次に学校ごとの生徒数を見てみましょう。
中学校別の生徒数
生徒数1位の有松中学校(緑区)と2位の神丘中学校(名東区)が1,000人超え
3位の植田中学校も941名ですから、上位3校は他の学校より生徒数がかなり多いことが分かります。
こうした学校で、定期テストの学年順位上位に入るのは簡単なことではありません。
私たちの塾では進学塾サンライズ神丘校と名古屋個別指導学院一社教室が神丘中学に、進学塾サンライズ植田校が植田中学に対応した指導をさせていただいています。
サンライズはどの学区においても、成績上位者占有率が高い進学塾です。下は進学塾サンライズ神丘校のHPより。2学期中間テストでは1年生はトップ20の内14名がサンライズ生。他学年も圧倒的な上位占有率を毎年継続しています。(塾生たちの頑張りの一部を自慢してしまいました)
生徒数21位以降の中学校別生徒数はブログ最後に全校分を資料として掲載してあります。関心のある方はご確認ください。
それでは次に、名古屋市中学校の生徒数上位20校と、愛知県にある国立・私立中学校の生徒数を比べてみましょう。
南山中学校は男子部と女子部の合計です。南山と東海は1000名超え。金城、愛知淑徳、名古屋、滝と生徒数の多い中学校が続きます。ここ愛知でも、大学受験への危機感、コロナ対応での私立中学校の独自対応への期待などもあり、私立中学校の人気は高まっています
次に、名古屋市以外の愛知県公立中学校の生徒数です(上位40校のみ)
中部中学校(春日井市)は名古屋市トップの有松中学校(緑区)の生徒数を上回っています。他にも800名を超える大所帯の中学校が並んでいますね
【まとめ】
生徒数が多い中学校には、生徒数が多いことによるメリットがあります。逆にデメリットもあります。
生徒数が少ない場合も同様。
お母さま方も、例えば、「学年30番くらいには入れるように勉強しなさい」と言う前に、学年100人の30番(上位3割)なのか、学年300人の30番(上位1割)なのか、実態を把握した上でお子様を励ましてもらえると、より効果的だと思います。
このブログでもさまざまな情報を発信していますが、他の情報とあわせて、少しでも参考にしていただけたら幸いです。
【資料】
名古屋市中学校(生徒数21位以降の中学校)
お読みいただき有難うございました。
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