Nコンブログ【NHK全国学校音楽コンクール合唱ファンブログ】 -346ページ目

昭和59年度Nコン中学校の部の人気自由曲ランキングベスト10を覗いてみる♪

昭和59年度Nコン中学校の部の
自由曲ランキングの資料があったので、
ベスト10だけご紹介します。
一定世代以上の方々には懐かしいと思います。


※参加中学校:1,416校



◎1位「消えた八月」87校
(作詞:栄谷温子、作曲:黒澤吉徳)
原爆がテーマの歌です。今でもよく歌われますね。



◎2位「海はなかった 」53校
(作詞:岩間芳樹、作曲:広瀬量平)
昭和50年度の高等学校の部の課題曲です。



◎3位「若葉よ来年は海へゆこう」49校
(作詞:金子光晴、作曲:飯沼信義)
昭和57年に神代中学校がこの曲で優勝しています。



◎4位「一羽の鳥」47校
(作詞:高田敏子、作曲:岩河三郎)
岩河作品強いですねぇ。



◎5位「親しらず 子しらず」38校
(作詞:山本和夫、作曲:岩河三郎)
昭和54年に陽東中学校がこの曲で優勝 しています。



◎6位「樹氷の街」36校
(作詞:竹岡範男、作曲:矢田部宏)
先日紹介した矢田部宏さん 作曲の人気曲です。



◎7位「木琴」34校
(作詞:金井直、作曲:岩河三郎)
昭和57年に神代中学校がこの曲で優勝しています。



◎8位「鮎の歌 」30校
(作詞:関根栄一、作曲:湯山昭)
小学校の部でもよく歌われた楽曲です。



◎9位「山のいぶき」28校
(作詞:松前幸子、作曲:川崎祥悦)
昭和47年に鷹匠中学校がこの曲で優勝しています。



◎10位「春の岬に来て 」26校
(作詞:三越左千夫、作曲:矢田部宏)
昭和48年・49年はこの曲が優勝校の自由曲です。



【所感】
今とはガラッと違う選曲ですよね。
こういう選曲傾向の中で、
この年優勝した根城中学校
アカペラ曲の「天使と羊飼い 」を披露し、
“新しい流れを作った”と評されています。


過去の合唱曲にも名曲はたくさん埋もれています。
自由曲選曲の参考になればと思います。





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宮崎女子高校合唱団顧問・有川サチ子先生が考える、女声合唱の魅力とその指導法は?

元・安積女子の菅野正美先生篇 に続いて、
今度は宮崎女子(現・宮崎学園)高等学校の
有川サチ子先生篇です。


※1996年当時の記事からのものです。
※校名は当時の校名の表記です。




有川先生にとっての女声合唱の魅力は?

・明るく透明な響き
・豊かで伸びやかな声
・深く奥行きのある声
・繊細で叙情性あるれる演奏

高校生であっても、大人の完成された
発声に近づけるように努力している。




基礎練習は?

・簡単な発声体操
・姿勢や呼吸法の調整
・頭声と胸声の使い分け
・自然でむらのない発声
・響きのポイント
・読譜力
・リズム感
・音程の保持
・語感を生かした発声




ソプラノ・メゾソプラノ・アルトの役割は?

◎ソプラノ=「合唱団の顔」
・輝く澄んだ声が欲しい。
・豊かな感性に裏打ちされた音楽性が欲しい。
・声帯に無理がないように常に注意。


◎メゾソプラノ
→全体のハーモニーの響きを左右する重要な役割。


◎アルト
→上声部を支える大事な役割。
・深みのある重厚な声と力強い響き。
・自分達が支えているのだという誇りを持たせる。




発声について

・日本語の「し」が、階音名の「Siスィ」
になる生徒や鼻濁音が苦手な生徒は、
その都度注意を促す。
・「南国らしい」とよく評価されるが、
以前ほど東北と九州の違いを感じていない。
→むしろ、特徴を生かした演奏が増えている。




【所感】
毎年定演を聴きに行っている宮学ですが、
あの厚みのある歌声にはいつも惚れ惚れします。
高校生を大人の発声に近づけることには
異論のある人もいるかもしれませんが、
学校学校の特色はあってよいと思います。

逆にないと面白くないです。
私はこの歌声が好きです。
某先生が「ひと声聴いただけで、
どの団体の演奏かわかるような
演奏を作り上げることは凄いこと」
とおっしゃっていましたが、宮学や黎明は
まさにそういう演奏ですよね。
その団体らしさをもった演奏だと思います。
プロならわかりますが、高校生で
そういった演奏ができるのは
大人から見てもとても魅力的です。
来月の定演 も楽しみです。



【参考文献】
「教育音楽」中・高版 1996年5月号(音楽之友社)





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元・安積女子高校合唱団顧問・菅野正美先生が考える、安女の歌声とレパートリーの特徴は?

元・安積女子高等学校(現・安積黎明高等学校)

の顧問の菅野正美先生の記事を見つけたので、

少しだけ紹介します。

「レパートリーをどうやって作るのか?」

というテーマの特集だったと思います。


※1996年当時の記事からのものです。
※校名は当時の校名の表記です。



安女のレパートリーの特徴は?

実は選曲に脈絡はない。

「何のポリシーも方向性も持たない合唱団」
=安女合唱団なのかも?

何より大切なのは、
洋の東西、ジャンルを問わず、
良い作品にめぐりあうこと。
・作品の世界に少しでも近づこうとする姿勢。
・各自の持っている能力のすべてを出し合う。

良い作品=それまで見えなかった世界を見せてくれる。

安女の響きとは?

・どの方向へも向かっていけるニュートラルなトーン。
・作品によって、自在に変化できる柔軟な声。




【所感】

最近の安積黎明のレパートリーは
よく分かりませんが、
この頃の定演のレパートリー を見ると、

(菅野先生は87年~98年です。)
確かにジャンルを問わない幅広い
レパートリーでしたよね。
ジャンルに偏りなく良い作品に出会い、
どの作品にも対応できるように
ニュートラルなトーンの歌声で
作品一つ一つにに向き合うことが
安積女子だったようです。



ちなみに、この菅野先生の寄稿ですが、
淀工の高嶋昌二先生が当時、
「昌ちゃんの小姑日記」(だったかな?)
という連載をされていて、
それがかなり面白い連載なのですが、
菅野先生もそれに触発されたような
書き口になっています。
菅野先生はこういう寄稿が苦手だそうで、
心の兄と慕う淀川工業の高嶋昌二先生と、
心の母と慕う宮崎女子の有川サチ子先生も
同様の寄稿をされるので、引き受けたのだとか。



【参考文献】
「教育音楽」中・高版 1996年5月号(音楽之友社)





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