宮崎女子高校合唱団顧問・有川サチ子先生が考える、女声合唱の魅力とその指導法は? | Nコンブログ【NHK全国学校音楽コンクール合唱ファンブログ】

宮崎女子高校合唱団顧問・有川サチ子先生が考える、女声合唱の魅力とその指導法は?

元・安積女子の菅野正美先生篇 に続いて、
今度は宮崎女子(現・宮崎学園)高等学校の
有川サチ子先生篇です。


※1996年当時の記事からのものです。
※校名は当時の校名の表記です。




有川先生にとっての女声合唱の魅力は?

・明るく透明な響き
・豊かで伸びやかな声
・深く奥行きのある声
・繊細で叙情性あるれる演奏

高校生であっても、大人の完成された
発声に近づけるように努力している。




基礎練習は?

・簡単な発声体操
・姿勢や呼吸法の調整
・頭声と胸声の使い分け
・自然でむらのない発声
・響きのポイント
・読譜力
・リズム感
・音程の保持
・語感を生かした発声




ソプラノ・メゾソプラノ・アルトの役割は?

◎ソプラノ=「合唱団の顔」
・輝く澄んだ声が欲しい。
・豊かな感性に裏打ちされた音楽性が欲しい。
・声帯に無理がないように常に注意。


◎メゾソプラノ
→全体のハーモニーの響きを左右する重要な役割。


◎アルト
→上声部を支える大事な役割。
・深みのある重厚な声と力強い響き。
・自分達が支えているのだという誇りを持たせる。




発声について

・日本語の「し」が、階音名の「Siスィ」
になる生徒や鼻濁音が苦手な生徒は、
その都度注意を促す。
・「南国らしい」とよく評価されるが、
以前ほど東北と九州の違いを感じていない。
→むしろ、特徴を生かした演奏が増えている。




【所感】
毎年定演を聴きに行っている宮学ですが、
あの厚みのある歌声にはいつも惚れ惚れします。
高校生を大人の発声に近づけることには
異論のある人もいるかもしれませんが、
学校学校の特色はあってよいと思います。

逆にないと面白くないです。
私はこの歌声が好きです。
某先生が「ひと声聴いただけで、
どの団体の演奏かわかるような
演奏を作り上げることは凄いこと」
とおっしゃっていましたが、宮学や黎明は
まさにそういう演奏ですよね。
その団体らしさをもった演奏だと思います。
プロならわかりますが、高校生で
そういった演奏ができるのは
大人から見てもとても魅力的です。
来月の定演 も楽しみです。



【参考文献】
「教育音楽」中・高版 1996年5月号(音楽之友社)





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