【NコンS60中】昭和60年度NHK全国学校音楽コンクール中学校の部
(更新)「北海道岩見沢市立光綾中学校」とありましたが、「北海道岩見沢市立光陵中学校」でした。訂正します。
怒涛の更新は続きます・・・
■課題曲
A「ミスター・モーニング
」
(作詞:村田さち子 作曲:小六禮次郎)
B「美しい秋
」
(作詞:高田敏子、作曲:中田喜直)
【金賞】
◎熊本県熊本大学教育学部附属中学校
■課題曲
A「ミスター・モーニング」
■自由曲
「流れゆく川」
(作詞:岩見俊太朗、作曲:黒澤吉徳)
■審査講評
・素直でよく伸びる声、ハーモニーの乱れもなし。
・難しい年代の男声をここまで良いフォームに
整えられた努力は並大抵ではない。
・女声も無理に成人の音色を真似てない。
・自由曲は見事で、最後の盛り上がりは素晴らしい。
・「ウ」の母音は若干気になる。
【銀賞】
◎青森県八戸市立根城中学校
■課題曲
B「美しい秋」
■自由曲
「夕ぐれの祈り」
(訳詞:中山知子、作曲:ゾルターン・コダーイ)
■審査講評
・一聴してまるでパート1人のトリオのように聴こえる。
これを量感不足と受け止める向きもあるかもしれないが、
パートのピッチ・音色も良く揃った好例と私はみる。
・母音の「ウ」はやや気になる。
・自由曲はこのような静かではったりのない曲を選ばれた
指揮者の並々ならぬ意欲に感服。
・しっかりした下声部のハーモニーが色鮮やかに変化し、
その上をソプラノが淡々と歌う。まさに一幅の絵。
・今年は銀賞だが、それほど後退と受け止める必要はない。
もっとも、この指揮者はその程度は覚悟して選曲し、
審査員の反応を試されたのかもしれない。
◎北海道岩見沢市立光陵中学校
■課題曲
A「ミスター・モーニング」
■自由曲
「ひとつの朝」
(作詞:片岡輝、作曲:平吉毅州)
■審査講評
・大胆なアゴーギクがあった。
・時々聴こえるヴィブラートが難点。
・女声のトレーニングがやや欠ける。
◎千葉県松戸市立新松戸南中学校
■課題曲
A「ミスター・モーニング」
■自由曲
「旅の途の風に」より「訣別の時」
(作詞:須田貢正、作曲:佐藤敏直)
■審査講評
・若さが躍動していた。
・パートのピッチが1つになって、
透明感の出る箇所があり、
よく通るpが使えれば幅が広がる。
【銅賞】
◎長野県長野市立柳町中学校
■課題曲
A「ミスター・モーニング」
■自由曲
「風紋」より「あなたは風」
(作詞:岩谷時子、作曲:石井歓)
◎島根県島根大学教育学部附属中学校
■課題曲
A「ミスター・モーニング」
■自由曲
「雷鳥の歌」
(作詞:村山二永、作曲:金光威和雄)
◎徳島県美馬郡半田町立半田中学校
■課題曲
A「ミスター・モーニング」
■自由曲
「日曜日~ひとりぼっちの祈り~」より「朝」
(作詞:蓬莱泰三、作曲:南安雄)
◎静岡県藤枝市立広幡中学校
■課題曲
A「ミスター・モーニング」
■自由曲
「寒馬よ雪原に嘶け」
(作詞:清水暢夫、作曲:黒沢吉徳)
◎兵庫県甲南女子中学校
■課題曲
A「ミスター・モーニング」
■自由曲
「27の合唱曲」より「家畜まじないの歌」「さよなら!」
(作曲:バルトーク)
合唱好きが集まるブログはここ
にほんブログ村
【NコンS58高】昭和58年度NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部
文字がぎっしりのメモ紙を見ながらなので、
もしかしたら間違いがあるかもしれません。
■課題曲
「みぞれ」
(作詞:伊藤民枝、作曲:野田暉行)
【最優秀】
◎島根県立松江北高等学校
■自由曲
「季節へのまなざし」から「のびる」
(作詞:伊藤海彦、作曲:荻久保和明)
■審査講評
・非常に安定した響き。
・女声と男声のバランスが良い。
・自由曲は「よくハモる」
この団の特徴をよく生かした。
・選曲も上手く、高校生の魅力が出ている。
・「譜読み」の深さを課題曲にも。
(数箇所、音が外れていた。)
【優秀】
◎鹿児島県鹿児島市立鹿児島女子高等学校
■自由曲
無伴奏女声合唱のための「南島歌遊び」より その1 「版画」
(作曲:福島雄次郎)
■審査講評
・瑞々しい、明るい声。
・ソプラノは輝いて艶やかである。
・メゾソプラノは厚みがあって安定している。
・アルトは南国らしく柔らかで深い響き。
・硬い響きなのが良い。
・自然に手を組み、神を招ぶ仕種で歌いだす
自由曲の出は良い演出。
・前年に「コダーイ合唱コンクール」でも
上位入賞を果たした実績が出ていた。
【優良】
◎福島県立安積女子高等学校
■自由曲
「三つの抒情」より「ふるさとの夜に寄す」
(作詞:中原中也、作曲:三善晃)
■審査講評
・行き届いた言葉の配慮。
・不明瞭な言葉は一つもない。
・「みぞれ」の作詞者は東北出身なので、
共感は格別だったのか、深い音色で良い演奏。
・この「彫りの深い歌い方」が
自由曲では成功していない。
・1つ1つの言葉は確実に発声されているが、
それが曲を重いものにして、曲が流れない。
・課題曲と自由曲の音色の変化があっても良いのでは?
【その他】
◎香川県高松市立第一高等学校
■自由曲
「北の祭」より「菱の実祭」
(作詞:萩原貢、作曲:池辺晋一郎)
◎東京都立目黒高等学校
■自由曲
「日曜日~ひとりぼっちの祈り~」より「朝」
(作詞:蓬莱泰三、作曲:南安雄)
◎愛知県名古屋市立北高等学校
■自由曲
「コタンの歌」より「アツシの歌」
(作詞:和田徹三、作曲:湯山昭)
◎和歌山県立田辺高等学校
■自由曲
混声合唱組曲「光の幻想」から「停電小僧」
(作詞:まえだ純、作曲:新実徳英)
◎埼玉県立浦和第一女子高等学校
■自由曲
女声合唱のための三章「愛の河」より「誕生」
(作詞:和田徹三、作曲:湯山昭)
【全体講評】
・発声・音楽的表現ともに向上。
・「聞かせ方」が適切でない団体があった。
・課題曲よりも自由曲で差がついた。
・審査の票は極端に散り、
順位の決定にかなりの議論があった。
合唱好きが集まるブログはここ
にほんブログ村


【NコンS58中】昭和58年度・昭和59年度NHK全国学校音楽コンクール中学校の部
昨日の更新
で、根城中学校の自由曲の
作曲者を「尾形敏幸」としていましたが、
正しくは「萩原英彦」でした。
すみません・・・
まずは昭和58年度中学校の部です。
根城中学校
が初めて全国優勝した年です。
※審査講評は入賞校のみです。
※1校漏れています・・・
■課題曲
「心の馬
」
(作詞:三石真弓、作曲:中田喜直)
【最優秀】
◎青森県八戸市立根城中学校
■自由曲
日本民謡による「四つの女声合唱曲」から「おぼこ祝い唄」
(青森県民謡、作曲:間宮芳生)
■審査講評
・何より透明なクリスタル・ヴォイスが印象的。
・純度の高い、硬質の響き。
・アンサンブル・リズムの処理が見事で、
ここまで仕上げるのは大変な努力があるはず。
・課題曲の最後のハミングはもうひとつ余裕を。
・自由曲は全身的共感のもと、
各フレーズがたっぷり歌われている。
・ソプラノの頭声が美しいが、
時々フラット気味になりそうな予感を与えるのが惜しい。
(もちこたえているのはさすが)
・説得力の強い表現だった。
・明るい音色の良さと、
アルトの深い響きが優れている。
【優秀】
◎東京都調布市立神代中学校
■自由曲
「消えた八月」
(作詞:栄谷温子、作曲:黒沢吉徳)
■審査講評
・さわやかな歌いぶりで、発音が美しい。
・詩の内容の表現は抜群である。
・自由曲の中間部のレチダントの
テンポの速いところで、
鋭いリズムの切込みが鈍ってしまった。
・後半になって疲れが見え、フラット気味に。
・仕上がりは見事であった。
◎長野県長野市立柳町中学校
■自由曲
「消えた八月」
(作詞:栄谷温子、作曲:黒沢吉徳)
■審査講評
・音楽の構成をしっかり見据え、見事なバランス。
・自由曲では、一つのフレーズの中で、
いろんな表現がされていた。
・音楽の遠近法がよく捉えられている。
・男声の発生が柔らかで無理のないのは良いが、
このフォームの上に更に強いスピントを。
・フレーズの切り上げにも注意を。
【その他】
◎和歌山県和歌山市立紀伊中学校
■自由曲
「写真」
(作詞:高田敏子、作曲:岩河三郎)
◎島根県島根大学教育学部附属中学校
■自由曲
「美しいものについて」
(作詞:高田敏子、作曲:鈴木行一)
◎鹿児島県鹿児島市立甲南中学校
■自由曲
「機織る星」
(作詞:村上博子、作曲:高田三郎)
◎香川県高松市立屋島中学校
■自由曲
「あこがれ」
(作詞:???、作曲:???)
◎愛知県名古屋市立守山西中学校
■自由曲
「樹氷の街」
(作詞:竹岡範男、作曲:矢田部宏)
【全体講評】
・無茶な作品カットがあったのは驚いた。
・男子が上手くなった。
・中学生にふさわしい作品の選択を。
・選曲がパターン化・マンネリ化している。
・無理に難しい曲にせず、歌いやすい曲で音楽的表現を。
・神代と根城が大変良く、最優秀2校でも良かったかもしれない。
昭和59年度の中学校の部も見てみます。
楽曲リストは先日取り上げた
ので、
今回は審査講評を。
最優秀の根城中学校のみ審査講評を
紹介しておきます。
【最優秀】
◎青森県八戸市立根城中学校
■自由曲
「天使と羊飼い
」
(作詞:大熊進子、作曲:ゾルターン・コダーイ)
■審査講評
・ここ数年の根城中学校は、人がより
人間らしく生きようとするときに見せる
強靭な精神を感じさせる。
・充分にアーティキュレーションを示した
6小節のピアニズムと、それを受けて
「何になろう」と問い、「鳥になろう・光になろう」
と応唱していく音楽に、遥かな願いを感じさせてくれた。
・重厚な美しいトーン、音量調整の行き届いた
ヴォイス・コントロールで歌われた自由曲は、
まさに完璧と言っても過言でない。
・中学生としての品格と感応が豊かな印象。
・発声・発音・表現とも芸術的である。
・ずば抜けて高度な技術と音楽性を備えている。
・男子生徒が一人参加していた。
合唱好きが集まるブログはここ
にほんブログ村