Nコンブログ【NHK全国学校音楽コンクール合唱ファンブログ】 -336ページ目

【NコンH15中・高】平成15年度NHK全国学校音楽コンクール中学校・高等学校の部

たまには最近のコンクールに戻って。
私が好きな「あしたはどこから」の年、
平成15年度はどんな曲が歌われたか見てみます。
といっても、私のブランク時期なので、
よくわからない年でもあります。
審査講評も簡素なものですが、
要約を掲載しておきます。
あと「あしたはどこから」の作詞者が
課題曲の演奏をどう見たか?も
掲載しておきます。

中学校の部

■課題曲
「白いページ」

(作詞:竹内香織、作曲:小椋佳、編曲:横山潤子)



【金賞】
◎東京都小金井市立緑中学校
■自由曲
アポリネールの詩による四つの無伴奏混声合唱曲「白鳥」より「露営のともしび」
(原詩:G .アポリネール、訳詞:堀口大學、作曲:高嶋みどり)
■審査講評
・自由曲は深い表現力で、
初演をした私(審査員)には衝撃だった。



【銀賞】
◎島根県出雲市立第一中学校
■自由曲
無伴奏同声合唱のための「梟月図」 より「人魚」
(作詞:宗左近、作曲:鈴木輝昭)
■審査講評
・課題曲も自由曲も正統で美しい流れがあり、
内容の表出のバリエーションが豊富だった。



【銅賞】
◎北海道札幌市立あいの里東中学校
■自由曲
混声合唱とピアノのための「ひみつ」より「ひみつ」
(作詞:谷川俊太郎、作曲:鈴木輝昭)

■審査講評
・生命ある演奏で、迫力と鋭さもあり、

感動できだった。



◎熊本県熊本大学教育学部附属中学校
■自由曲
混声合唱組曲「三つの不思議な物語」より「44わのべにすずめ」
(原詩:ダニエル・ハルムス、訳詞:羽仁協子、作曲:木下牧子)
■審査講評
対比を大きく取ったメリハリある演奏だった。
特に自由曲を楽しく仕上げた。



【優良賞】
◎愛知県名古屋市立高針台中学校
■自由曲
合唱組曲「風の夏」より「夏」
(作詞:鳥潟朋美、作曲:松下耕)



◎兵庫県武庫川女子大学附属中学校
■自由曲
「詩篇第150番」/「Daemon Irrepit Callidus(忍びよる悪魔)」
(作曲:ゾルターン・コダーイ / ジョルジ・オルバーン)



◎埼玉県秩父市立秩父第二中学校
■自由曲
「NIGHT(夜)」
(原詩:ベネイ、英訳:ヨゼフ・カライ、作曲:ヨゼフ カライ)



◎宮城県仙台市立長町中学校
■自由曲
「カンテムス!」/「夕暮れの滝」
(作詞・作曲:バールドシュ・ラヨシュ / 作詞:サンドバーグ、作曲:ヨゼフ・カライ )



◎愛媛県愛媛大学教育学部附属中学校
■自由曲
「夏がきた」
(作詞:工藤直子、作曲:松下耕)



◎群馬県群馬大学教育学部附属中学校
■自由曲
混声合唱とピアノのための「はだか」より「きみ」
(作詞:谷川俊太郎、作曲:鈴木輝昭)



【全体講評】
・自由曲は舌を巻く上手さでも、
課題曲が退屈になってしまう団体があった。
・難易度が高いと感心はするが感動はしない、
という考え方の審査員もいる。
・今回ほど票が割れたのは初めてで、
1位を決めるのに相当の時間がかかり、
2位も全員の票が割れた。





高等学校の部

■課題曲
あしたはどこから
(作詞:平峯千晶、作曲:三枝成彰)



【金賞】
◎宮崎県宮崎学園高等学校
■自由曲
女声合唱のためのコンポジション「日本の民謡 2」より「会津磐梯山」
(福島県民謡、作曲:松下耕)
■審査講評
・いつもの美声に、安定と上手さが加わった。



【銀賞】
◎福島県立橘高等学校
■自由曲
二群の女声合唱のための「朗詠譜」より「越殿楽」「更衣」
(作曲:鈴木輝昭 )
■審査講評
・成長株。自分たちの音と音楽ができつつある。



【銅賞】
◎兵庫県武庫川女子大学附属高等学校
■自由曲
女声合唱のためのコンポジション「日本の民謡 2」より「日向木挽唄」
(宮崎県民謡、作曲:松下耕)
■審査講評

・人間味ある歌が心を惹く。



◎宮城県立宮城県第三女子高等学校
■自由曲
合唱組曲「三界節考」より「夜明け」「道行き」「雷雨」「夕映え」
(新潟県民謡、作曲:柳沢浩)
■審査講評
・成長して安定してきた。さて、次の一歩は?



【優良賞】
◎香川県立坂出高等学校
■自由曲
「ヤコブの息子たち」
(作曲:コスティアイネン)
■審査講評
・マイペースが良い。



◎神奈川県立多摩高等学校
■自由曲
混声合唱とピアノのための四つの日本民謡「北へ」より「俵積み唄」
(青森県民謡、作曲:松下耕)
■審査講評
・爽やかで私(審査員)には好印象。



◎愛知県立岡崎高等学校
■自由曲
混声合唱組曲「宇宙への手紙」より「ふるさとの星」
(作詞:谷川俊太郎、作曲:三善晃)
■審査講評
・一人ひとりの自由さが楽しい。



◎埼玉県埼玉栄高等学校
■自由曲
無伴奏混声合唱組曲「源氏絵巻」より「若紫」
(源氏物語、作曲:鈴木輝昭)
■審査講評
・一歩一歩前に向かって進んでいる。



◎北海道札幌旭丘高等学校
■自由曲
「永遠の循環から」
(作曲:エベン)
■審査講評
・難曲を高いレヴェルに仕上げていた。



◎島根県立松江北高等学校
■自由曲
混声合唱とピアノのための組曲「宇宙の果物」より「曙」
(作詞:宗左近、作曲:鈴木輝昭)
■審査講評
・次への一歩にあと一歩。



【全体講評】
・課題曲の「闇の中から」の出だしは、
金賞校以外はもう一歩だった。
出だしが大切なのだ。
・テンポの設定も少し遅く感じられたのは、
出だしの気迫がもっと欲しかったからかも。
・指揮の技術も問われる時代である。
・子音での音楽表現のための声作りに
研究の余地がある。



課題曲の作詞者・平峯千晶さんが聴いた「あしたはどこから」

・私の「つぶやき」が三枝さんによって「歌」となり、
高校生の皆さんによってあの「空間」が生まれたと思うと、
畏怖にも似た喜びがあった。
・私はもともと混声合唱が好きだが、
今回女声の統一された発声の力強さに魅力を感じた。
・特に金賞校は全員がピッタリ合って、終始乱れることなく、
音圧はまこと山のごとくだった。
・舞台性も合唱の要素になるのかもという気がした。
振り付けのあった学校(坂出)は楽しかった。





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【NコンS58小】昭和58年度NHK全国学校音楽コンクール小学校の部

初出場校が初の最優秀校に

 

第50回記念大会で、一般公募の詞の「時間」が課題曲でした。
一部の先生方からは、「課題曲としてふさわしくない」という声もあったようです。


ちなみに金竜小学校が最優秀ですが、Nコン初参加&初めての三部合唱で、出場の夏にコンクールに出たいと生徒たちが校長先生に頼みに行ったのだとか。
昭和55年度最優秀校の八名川小学校でも顧問だった川上彌榮子先生は前年に赴任され、いきなりの優勝に驚かれたようです。

生徒のポテンシャルに加え、やっぱり顧問の先生の力は大きいですね。

 

映像が残っていますが、この歌声は本当に心地よいです。
こういう歌声、最近あまり聴けてない気が。

 

昭和58年度NHK全国学校音楽コンクール小学校の部審査結果

 

 課題曲

「時間」
(作詞:前田祐美子、作曲:若松正司)

 

 

 全体の審査講評

 

▲昭和58年審査講評(若松正司・山本直純・小山章三)

 

 

  🥇最優秀校

 

東京都台東区立金竜小学校

 

 

 自由曲

少年少女のための合唱風土記 組曲「城下町の子ども」より

「五百羅漢さん」

(作詞:こわせたまみ、作曲:岩河三郎)

 

 

 審査講評

  • 2曲とも何とも明るくのびのびと歌い上げている。
  • 全校生徒で月2回サンバを踊るそうで、それが課題曲にピッタリだったのかも。(休み時間にこの曲も踊っていたのだとか)
  • 自由曲では少し感傷的なところもあったが、すっきりと気分の切りかえができていた。
  • 文字通り“子どもらしい”合唱だと感じた。

 

 

 

 

  🥈優秀校

 

福島県二本松市立二本松南小学校

 自由曲

「東北の讃歌」より

「かまくら幻想」

(作詞:宮沢章二、作曲:湯山昭)

 

 

 審査講評

  • 2曲ともソツのない演奏。
  • 優等生スタイルで、きちんとしすぎていて子どもらしさが少し乏しい。

 

  🥉優良校

 

静岡県静岡市立宮北小学校

 自由曲

「東北の讃歌」より

「かまくら幻想」

(作詞:宮沢章二、作曲:湯山昭)

 

 

  その他

 

新潟県長岡市立新町小学校

 自由曲

「菜の花」

(作詞:竹内てるよ、作曲:大中恩)

 

 

愛媛県愛媛大学教育学部附属小学校

 自由曲

組曲「どろんこのうた」より

第三曲「つくる」

(作詞:野村学園のこどもたち、作曲:池辺晋一郎)

 

 

北海道札幌市立北野台小学校

 自由曲

「駿河のうた」より

「空と樹海と湖と」 ─ 富士山のうた ─

(作詞:宮沢章二、作曲:湯山昭)

 

 

熊本県熊本市立帯山小学校

 自由曲

「コタンの森の熊まつり」

(作詞:泉かずお、作曲:滝本泰三)

 

 

鳥取県東伯郡三朝町立西小学校

 自由曲

「佐渡の四季」より

「海と星とお地蔵さんと」<夏>

(作詞:中村千栄子、作曲:岩河三郎)

 

 

滋賀県滋賀大学教育学部附属小学校

 自由曲

組曲「日曜日」より

「朝」

(作詞:蓬莱泰三、作曲:南安雄)

 

 

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【NコンS57小】昭和57年度NHK全国学校音楽コンクール小学校の部

この年は、課題曲の作曲の坂田晃一さんが、
審査講評で小学校の部に
あえてと断りを入れて、
苦言を呈していたのが印象的でした。


◎コンクールが子ども不在になっている。
◎子どもらしさのある演奏は少数派で、
そういう演奏は全国に残れない。
◎不自然な歌わせ方が多い反面、
基本がなおざりになっている。
◎コンクールが目的であってはならない。
◎大人びた発声が良いという審査員がいて驚いた。


といったようなことを残し、
心残りとなったようです。
今にも通じる感想かもしれません。
これが翌年以降の審査方針に
少なからず影響があったように思えます。



■課題曲
光の中へさあ君と
(作詞:柴田陽平、作曲:坂田晃一)



【最優秀】
◎愛媛県愛媛大学教育学部附属小学校
■自由曲
「月と良寛」より「月のうさぎ」(3部合唱)
(作詞:宮地廓慧、作曲:大中恩)

・課・自ともに音楽的に美しく整理され、

自然の中で音楽的表出が成功。

・自由曲は作品の主張がよく伝わった。

・声が子供らしく素直で美しい。

・欲を言うなら、二部音符・全音符などの

長音の際に、音自体の豊かな表情を。

・レガート唱法にもう一歩の工夫を。



【優秀】
◎新潟県新潟市立新井小学校
■自由曲
少年少女のための合唱風土記 組曲「城下町の子ども」より「祭り」(3部合唱)
(作詞:こわせたまみ、作曲:岩河三郎)

・二曲とも児童たちがリズムに乗っているのがすばらしい。

・皆が音楽を正しく理解し、リズムを正確に把握している結果。

・明るく素直な発声で、快いリズムと融合。

・自由曲ははつらつとした雰囲気が

合唱団のアンサンブルと一致して好演。



【優良】
◎山口県下関市立安岡小学校
■自由曲
「富士山」より「百年たったある日の朝」(3部合唱)
(作詞:峯陽、作曲:小林秀雄)

・透明な美しい声に支えられたアンサンブル。

・この声質はなかなか得がたいもので、

合唱団の誇りのひとつともいえる。

・リズムのよさも子供らしく軽やか。

・欲を言えば、この透明な声にもう一歩伸びのある響きを。



【その他】
◎愛知県蒲郡市立三谷小学校
■自由曲
「海の若者」(3部合唱)
(作詞:佐藤春夫、作曲:金光威和雄)



◎東京都練馬区立光和小学校
■自由曲
「四国の子ども歌」から「四国ばやし」(3部合唱)
(作曲:湯山昭)



◎宮城県仙台市立金剛沢小学校
■自由曲
「東北の讃歌」より「南部うまっこ唄」(3部合唱)
(作詞:宮沢章二、作曲:湯山昭)



◎福岡県北九州市立熊西小学校
■自由曲
「東北の讃歌」より「南部うまっこ唄」(3部合唱)
(作詞:宮沢章二、作曲:湯山昭)



◎大阪府大阪市立長居小学校
■自由曲
「佐渡の四季」より「海と星とお地蔵さんと」<夏>(3部合唱)
(作詞:中村千栄子、作曲:岩河三郎)



◎北海道教育大学教育学部附属旭川小学校
■自由曲
「鮎の歌」より「雉」(3部合唱)
(作詞:関根栄一、作曲:湯山昭)




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