NAVI旅 vol.4 ① ~出雲大神宮~ | NAVI彦 ~つつがなき神さまめぐり~

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神社めぐりをしています。
その土地ならではのお話も、
さくっとまとめてます。

わたくしNAVI彦が、
これまで訪れた神社を
ご案内する『NAVI旅』です。

第4弾は、
京都・亀岡(かめおか)の
出雲大神宮
(いずもだいじんぐう)へ
行ってきました!!



お天気にもめぐまれ、
最高の参拝日和です。

まずは
神饌田(しんせんでん)から
ご案内しました。



田畑のひろがる
亀岡盆地は、

かつて巨大な
湖だったといいます。

波がたつと
土に混じっていた
丹(に)色がにじんだので、

丹の波から
丹波(たんば)と
呼ぶようになったといいます。

 



その湖の水を抜いて
肥沃な土地を手に入れたのが、

出雲大神宮で祀られる
大国主(おおくにぬし)だそうです。



山向こうの
松尾(まつお)大社に祀られる
大山咋(おおやまくい)とともに

山を蹴り裂いたという
蹴裂伝説が残っています。




これは、
亀岡に住んでいた
出雲族(いずもぞく)と

葛野(かどの)に住んでいた
秦氏(はたうじ)が
手を組んで、

保津峡(ほづきょう)を
掘削したことだといいます。

 



亀岡は水が抜けて
肥沃な土地を手に入れ、

荒廃していた嵐山は
土地が潤ったそうです。

だからこの地は、
田庭(たにわ)や
谷端(たには)といわれ

転じて
丹波(たんば)になった
ともいわれています。



そんな
大地を潤す水が、

ご神体山である
御蔭山(みかげやま)から
湧いています。



真名井(まない)の水

といわれる名水で、
おおくの方が

汲みにいらっしゃいます。

それにしても、
こんなに湧いているものでしょうか爆  笑



「出雲」といえば、
島根の出雲大社ですが、

島根のほうはかつて
杵築(きねつき)大社
といわれており、

亀岡の出雲大神宮こそが
「出雲」という言葉の
発祥地であるとして

「元出雲」とも

いわれています。



かつて湖だったこの地は、
「霧の都 亀岡」というほど
湿度がたかく、

それが出雲や
八雲・八重雲に通じている
のかもしれません。



本殿では、
そんな出雲の神様である

大国主(おおくにぬし)と、
后の三穂津姫(みほつひめ)が
祀られています。

 



このミホツ姫の名が
保津川(ほづがわ)や
保津峡(ほづきょう)の

由来になっているといいます。

 



出雲大神宮が
聖地だといわれるのは、

御神体山に

原初の神さまである
国常立尊(くにとこたち)を祀る

磐座(いわくら)があるからだともいいます。

ミホツ姫さまは
その御霊をこの地で
お祀りしていたようです。

だた、
ホツマツタヱによると
系図はこうなります。



古事記・日本書紀では
大己貴(ナムジ)が
大国主といわれていますが、

ホツマツタヱでは、
子のクシヒコが
大国主といわれます。

ですから、
出雲大神宮で祀られているのは、
クシヒコさまのようです。


境内には

そんなヒントが

たくさん散らばっていました。

 



さて、
それでは本殿裏の
御山ははいってゆきます。

 

 

春日社(かすがしゃ)は

春日大社の神さまを祀る

磐座ですが、

 

山向こうの

大原野(おおはらの)神社

かつては出雲大神宮の

飛び地境内だったといいますから、

ゆかりはとても深いようです。

 


そしてこちらは

本殿裏の

禁足地にある磐座です。
 



ここは本当に、
素晴らしい場所です。

空氣がまるで違います。

 



祝詞をとなえると、
綿毛がまいあがり
黒揚羽やオニヤンマが

飛び交いました。
 

その幻想的な光景に
みな心を奪われました。



この磐座のおくには
古墳もあります。

 

亀岡は古墳もおおく

太古より栄えていたのでしょう。



こちらの滝も、
大好きな場所です。

 

いつまでも

魅入ってしまいます。

それでは、
国常立尊をまつるという
御蔭山へ登ってゆきましょう。

 


 

登るといっても、

10分程度です。

 

 

前回来たときには、

参拝できなかった磐座に

おのずと胸も高鳴ります。

 

 

巨大な磐座ではなく、

いくつかの岩からなる

磐座群でした。

 

その姿はやはり

古墳のようでもありました。

 

 

一帯に満ちる

やわらかな空氣に、

 

まるでおおきなものの

懐に抱かれているような

安らぎがありました。

 

 

祝詞を唱えると、
ぐんと意識がクリアに

なってゆくような気がします。

 

不思議と腕まで

痺れたような感覚がありました。

 



なにやらたくさんの情報を

分け与えてくださっていたようです。

 



神社めぐりは

もうすこしつづくのですが、

 

ここでひとまず

亀岡駅までもどって

ランチにしました。

 

 

亀岡の名店、

ダイコクバーガーさんです。

 

おしゃれで雑多な店内は

とても居心地が良いです。

 

ここは、

「こち亀」で有名な

秋本治さんの漫画

「ファインダー」に出てくるそうです。

 

 

パラパラとひらいた

その漫画が、

 

ふしぎにこれからの展開とも

重なってゆくのでした。

 

 

NAVI旅 vol.4 ② へ つづく

 

 

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