NAVI旅 vol.4 ② ~桑田神社~ | NAVI彦 ~つつがなき神さまめぐり~

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神社めぐりをしています。
その土地ならではのお話も、
さくっとまとめてます。

わたくしNAVI彦が、
これまで訪れた神社を
ご案内する『NAVI旅』、

その
第4弾のつづきです。

保津峡(ほづきょう)の
入口の川辺にある
桑田(くわだ)神社に
行きました。



亀岡(かめおか)には、
 

出雲(いずも)族と

秦氏(はたうじ)が
手を組んだ形跡が
おおく残っているといいます。

 



たとえば、

川向うの
請田(うけた)神社では
工事を請け負い、

鍬山(くわやま)神社で
鍬を造ったそうです。

徳(のり)神社では
談合をしていたといいますが、

これは
「宣る(のる)」に由来して
いるのでしょう。 



桑田神社は、
掘削をはじめた地
だといいますが、

これはもしかすると、
鍬を立てた地や
企てた地から
「くわだ」というのかも
しれません。



また、
出雲大神宮
国常立尊(くにとこたち)の

磐座には

『丹波の桑田の宮に
天の御舎を立てた』
とありましたから、

とても
重要な地なのでしょう。



いまでも、
この保津峡をせき止めれば
亀岡盆地は水に沈むと
いわれています。



祭神は、
市杵島姫命(いちきしまひめ)
だといい、

配神として
大山咋命(おおやまくい)
大山祇命(おおやまつみ)が
祀られているといいます。



これは
松尾(まつお)大社

祀られている神様で、

秦氏の勢力が
強かった地のようです。


ここでは、
桑を植えた養蚕にも
力を入れていたといいます。



本殿の装飾も
非常にこまやかで
とても美しかったです。

 



ほかには
摂末社として

地主神社
五社神社
天満宮
水神宮

が本殿脇にありました。

 



また
拝殿の手前には
祓戸宮があり、

拝殿の奥には
九頭龍大神
がいらっしゃいました。

 



保津峡の
まがりくねった川を
龍に見立てたのかも
しれません。

保津川のすぐ隣の
高台にあるので、

保津川や
亀岡トロッコ駅の
眺めも良いです。

 


昨年末の台風の影響か、
本殿の周囲は、
木々が倒れて

土がむき出しになっていました。

しかし

本殿の神域には
被害はなかったのか、
無傷そうにみえました。

そんな境内からさらに、

背後の御山に

登ってゆけるようでした。

 

山道の前には
秋葉宮がありました。



秋葉神社の祭神は
場所によって違うのですが、

愛宕山にも近いここは
軻遇突智(かぐつち)という
火の神さまかもしれません。

 

京都でいえば
深泥池貴船(みどろがいけきふね)神社でも
祀られていました。

火と水の対比が

興味深いですね。

さてさて、

桑田神社の神紋は
ナマズだといいます。



これは
保津峡工事のさい、

川に落ちて溺れた神様を
2匹のなまずが救ったことに
由来するそうです。。

だからこの地では、
ナマズを食べないといいます。

それにあやかって
手水舎もなまずでした。



ただし、
この手水舎
お水が出ていません。

裏にまわってみると
開栓のつまみがありましたので、
ひねってみたところ……

 

 


想像以上の水量に
悲鳴があがりました。



その名も
なまずの滝だといいます。

 


 

桑田神社にきていたのですが、

川向こうの請田(ウケた)神社に

なってしまいました。

どうぞみなさまも、
開栓のさいは
ご注意くださいませ。

さて、
今回も笑いの絶えない
素敵な旅となりました。



ラストは京都駅にて、
和ろうそくを模した
京都タワーを
京都駅の屋上から眺めました。

 

 

どうぞ

次回のNAVI旅も

よろしくお付き合いくださいませ。

 

 

NAVI旅 vol.4 ~終~

 

 

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『NAVI旅のご案内』

わたくしNAVI彦が、
これまでにまわった神社を
みなさまに案内いたします。

第5弾は、
2019年9月29日(日)
奈良の
大神神社(おおみわじんじゃ)
行きます。

↓詳しくはこちらをお願いします。
NAVI彦のNAVI旅 vol.5(大神神社)

参加費は
3,000円
(別途 交通費・軽食代など)
となっています。

参加ご希望の方は、
メッセージかメールをお送りください。

よろしくお願いいたします。