真田幸村 ＜真田信繁＞

チャンネル銀河の真田太平記もいよいよオーラス楽しませて貰ってます

既にドラマでは大坂夏の陣で散ってしまいましたが戦国武将いちの人気武将で今更紹介するまでもない

あの泗川城攻防で八千の兵で八万の明国軍を撃破し、関ヶ原においては前代未聞の「敵真っ正面への退却」を成功させ”鬼島津”の異名で畏れられた島津氏をして「日本一の兵(つわもの)」と舌を巻かせたこの方

『真田幸村(さなだゆきむら)』殿にご登場願いました

『真田太平記』では｢源二郎(げんじろう)｣｢左衛門佐(さえもんのすけ)｣と呼ばれて出てきています。

実名は「真田信繁(さなだのぶしげ)」。一般には「真田幸村(さなだゆきむら)」の通り名の方が有名ですね

実際には「真田幸村」と名乗った資料は現存しないそうですが、

「猿飛佐助」などの「真田十勇士」といった講談などで使用されていたため、こちらの方が有名になっています。
講談からといえば～隻眼でないのに隻眼の剣士として名高い「柳生十兵衛(やぎゅうじゅうべえ)」なんてのもいますが･･･

↑眞田の赤備え。

大坂の役では本家に遠慮して眞田の六文錢を旗印としては使用せず、替わりに部隊の色を赤で統一した。

※眞田信繁(さなだのぶしげ)＜真田幸村＞

信濃上田城主眞田昌幸(さなだまさゆき) の次男。長兄は真田信幸(さなだのぶゆき) 。

慶長５年(1600)の関ヶ原の役の際、西軍大谷吉継 の娘を妻にしている縁から
兄信幸 と別れ父昌幸 とともに西軍に参じ上田城に立て籠もった。

その上田城にて徳川秀忠 率いる東軍36,000余を釘付けにし関ヶ原の決戦に遅参させる大殊勲をたてるも
石田三成 ら西軍が主戦で敗北したため降伏し、昌幸ともども高野山へ配流される。

慶長１９年(1614)豊臣秀頼が徳川幕府に対し挙兵するとこれに参加。

京都出陣などを献策するも尽く退けられたと伝わる。
大坂城南に眞田丸を構築しこれに籠もり徳川方の越前松平勢・加賀前田勢に大打撃を与え東軍を動揺させた。

元和元年[正確には７月１３日までは慶長２０年](1615)５月、大坂夏の陣に参戦。

５月５日、国分で徳川軍の出鼻をくじく為出陣するが間に合わず、後藤又兵衞を見殺しにしてしまう。

しかし正午到着すると、伊達政宗 の軍勢と交戦し大損害を与える。

頃合いを見て鮮やかに撤退し、この時「関東軍百万候え、男は一人もなく候」と言い残したという。

５月７日、茶臼山に陣取った信繁は大野治長 と軍議し、

自分がおとりになる隙に、明石全澄を家康 の背後から奇襲させる策を提案し、はじめて受け入れられる。

この時秀頼の出馬を提案し了承されたという。

作戦自体は成功しなかったが、眞田勢は敵中突破に成功、

家康本隊を潰走せしめるも家康を討取るまでは至らなかった。

その後休息しているところを越前松平勢の西尾仁左衞門に襲われ討たれた。享年４９歳。

薩摩藩主島津家久はその書状の中で、

「五月七日に御所様の御陣へ眞田左衞門佐かかり候て、御陣衆追いちらし、討捕申候、

御陣衆三里ほどづつ逃げ候衆は、皆々いきのこられ候、三度目に眞田も討ち死ににて候、

眞田日本一の兵、古よりの物語にもこれなき由、惣別これのみ申事に候」

と眞田勢の奮戦を絶賛している。

真田太平記とかのドラマや「戦国無双」「戦国BASARA」なんてゲームでは

いつも快男児然としたキャスティングをされてますが、

奈良本辰也氏の著書に

”実際の人物は普段は温和な人で、禿げ上がった額に二・三寸ほどの傷跡があったことを除けば

穏やかな表情の村夫子然とした武将だったと伝わっています。

荒々しい貫録が無いばかりに淀殿から「牢人の分際で」と軽んじられ意見が通らなかったのかもしれません”

との記載があり、伝わってる肖像画を見て～成る程さもありなんと思いました

もしもクレオパトラの鼻が・・・ではないですが、

もしも左衛門佐の顔が草刈正雄だったら歴史は変わった～なんちて

その他の真田信繁＜幸村＞記事にいく

戦国武将ものしり事典/奈良本 辰也
￥2,100　Amazon.co.jp

真田太平記 第壱集 [DVD]/渡瀬恒彦,草刈正雄,遙くらら
￥30,240　Amazon.co.jp

真田太平記 第弐集 [DVD]/渡瀬恒彦,草刈正雄,遙くらら
￥30,240　Amazon.co.jp