ここで高音出る方法として紹介した人のチャンネルのぞいてみたら…
こんな動画あった。
いまだにこんなことやっているの?シリーズ第10弾!
一回まとめておくと第何弾か分かりやすくていいね。
何がかというと、1つめの「1日3回腹式呼吸をする」ってやつ。
いまだに腹式呼吸推奨しているボイストレーナーがいたとは。
オペラ側でさえ腹式呼吸は不十分だという考えがあるし、モダン・リベラル・アーツさんも腹式呼吸を否定しています。
そんな時代によくもまあ堂々と腹式呼吸を習慣にしろなんて言えるなと。
だから高音出なかったのか。そりゃあそうだ。
まだあります。2つめ。「あくびを定期的にする」。
そんなことしたら、歌うときに無意識にあくびが出てしまいます。
そうなると、どうなるか?音程は乱れるし、歌詞も聞き取りにくくなります。
つまり、下手に聞こえてしまいます。ダメですよね?
あくびは生理現象。したくないときに出てしまうやつですよね?それを習慣にしてしまうと、余計にしたくないときにあくびが出てしまいます。
他もついでに見てみるか。
3つめ。舌をたくさん動かしまくる。これはまあ良いかな。
日本語であまりしない舌の動かし方をすることにより、外国語の発音も良くなりそうです。
もちろん、日本語にも良い影響があって、「あいうえお」5種類だけじゃなく、「え」寄りの「あ」とか、細かく言葉を使い分けられるようになります。
「え」と「あ」の発音を混ぜたらなんとなく「え」寄りの「あ」を発音できそうですが、舌がかたいと上手くいきません。
なので、舌を動かしてみるのは良いかと思います。
4つめ。首の力みやこりをとる。
力みって取れないよ。力みを取ろう取ろうと思うと、逆に力が入ってしまう。
それこそ、注射とかでもしない限り、力みは取れないものだと思った方がいいのかもしれません。
5つめ。足の裏、足の指を意識しながら過ごす。
これね。歌に全く影響しないから
やっちゃダメってこともないんだけど、歌が上手くなりたいためにやるんだったら無意味かな。
やり過ぎると死にたくなってくるので要注意。
メンタル強い人向けかな。あ、もちろん歌が上手くなりたいだけであれば、別にやる必要ないよ。
6つめ。適度な筋力と柔軟性をつける。
どこのだよ。
動画は腕でやっているみたいだから、腕の筋力と柔軟性かな?
それも5つめ同様、歌にあまり関係ないよ。
こんなことしている暇があるんだったら、課題曲の練習する方がよっぽど歌が上手くなります。
7つめ。頬とアゴの力みをほぐす。
頬とアゴのマッサージかな?
力みは取れないけど、マッサージ程度なら良いかな。
力みをほぐすというよりは、マッサージして柔軟に動くようにする方かなと。
力み取って、肝心な時に動かせないようにしたらダメですよ。
腕や足と違って、ここは地味に歌に影響してきます。
8つめ。普段からリズムを取りまくる。
そうですね。これは3つめと並んで良い練習かと思います。
ただ、歌は音程
あってのリズム
なので、リズム
だけの練習というよりは、曲の伴奏等からリズム
を感じる練習の方がより実践的かなと思います。
曲をよく聴いていると、ベースの音程が違ったり、コードが変わったりと強弱を感じられて面白いです。
そう。ポップスではこの強弱こそがリズムですからね。
まだ腹式呼吸の動画あった。
本当、ひろこクラブは腹式呼吸が大好きなんですね。
横隔膜の上下でなんで息のコントロールが身に付くの?
吐くことで横隔膜や呼吸筋が鍛えられるのはなぜ?
一定量の息を吐き続けるようにはならないのでは?(腹式呼吸じゃなくても一定量の息を吐き続けられますよね?腹式呼吸で一定量の息を吐こうとすると苦しくなります)
腹式呼吸は筋トレ。もし筋トレ
であれば、息のコントロールがしづらくなる筋トレ
ですね。
横隔膜の動きをコントロールするの?あれ?話違くない?
看護師さんが読むサイトかな?なんか難しそうなサイトに書かれていたんだけど、図2ですね。下のひも、吸うときは引っ張っているけど、吐くときは離しているよ。手を離した状態でコントロールってできないよね?
それから
通常はどちらか一方ではなく、外肋間筋と横隔膜、両方の働きによって呼吸運動が行われています。
って書かれていたよ。
言葉難しいけど、言い換えると、通常は胸式呼吸と腹式呼吸両方の働きで呼吸が行われているんだって。
ということは、腹式呼吸だけというのは不自然な呼吸だよね?
ああ、そうだ。息のコントロールについても書かれていた。
肺を動かすのは、肋間筋と横隔膜(おうかくまく)です。これらは延髄の指令を受けて動くと同時に、実は大脳半球の命令でも動きます。
大脳半球は、人間の意識と関係があり、呼吸はある程度、意識的にも操れます。ただし、それは長くは続きません。自分でいくら息を止めようとしても、すぐに限界がきて、呼吸が始まりますね。これは、しばらくすると延髄から命令が下りて、「大脳半球からの命令を撤回せよ」と迫られるからです。
うーん。わからん
生物苦手なりに解釈しました。
まず、この延髄というやつはコントロールできない無意識の呼吸を司る役。
だから、呼吸のコントロールは大脳半球というやつで行うらしい。
大「脳」半球っていうぐらいだから、これは「脳」だよね?
ということは、息のコントロールは横隔膜でも呼吸筋でも腹式呼吸でもなく、脳でやられているってことだよ。
息のコントロールは脳でやるので、別に腹式呼吸じゃなくてもいいよね?
歌っていて声がブレる、喉声、声が薄い人は呼吸の見直し。
やってはいけません
いや、なぜかはもう明らかですよね。
声がブレる人が呼吸の見直しなんかしてしまったら、整体とかがその呼吸についていけなくなって余計声がブレ
るようになるし、喉声はどこに力
を入れているかの問題なので、呼吸は関係ない。声の薄さも呼吸法というよりは、歌っている時にどれだけ息を漏らしているか(これも脳でやるんだよね)の問題だから呼吸法ではない。
横隔膜や呼吸筋が勝手に歌に活きてくるイメージ。
まあイメージだから「つもり」でいいんだけど、普段から不自然な呼吸の練習ばかりやるのはおすすめできないかな。というのも、他の日常生活とかに影響が出ないかなと。
通常は胸式呼吸と腹式呼吸両方の働きで呼吸が行われているからね。それで胸式呼吸がしにくくなって通常と違う状態になって不利益とか、ありそうなんだよね。
例えば、看護師さんが見るようなサイトにあんなことが書かれていたってことは、医療の現場では胸式呼吸と腹式呼吸両方の働きで呼吸が行われているのが通常なわけじゃん。でも胸式呼吸しにくくなって何か病気になったら、その通常じゃない状態になるから、治療が難しくなるとか、あるんじゃないかなって。
うわー
効果がないトレーニングどころか、間違った情報流して健康に悪い情報流しているよ。
最悪だな、ひろこクラブは。
そりゃあ、逆効果になるわけだ。
こんな動画も見つけた。
ひろこクラブと顔が似ているような…髪型だけかな?
まさかの一番上の動画と歌が同じ
地声で高音を出すには「ブッ」で音階→歌でやるとよいだとか。
なんか似たようなのを昔やった記憶があります。
整体が息を支える特訓になるってどうして言い切れるのでしょうか?これも「つもり」なんじゃないでしょうか?
地声の高音強化には繋がらないよ。だって高い音って整体を伸ばすからね。仮に整体で息を支えられていたとしても、整体が伸びなきゃ高い音にはならないよ。
スタッカートで横隔膜が鍛えられるという根拠も無いですね。
ただ、このぐらいだといまだにこんなことやっているの?シリーズには該当しません。基準があるからね。
いまだにというよりは、ただの歌が上手くならない方法ってだけです。
ひどいのはここから。
これ。
オペラっぽい発声のやつですね。
息漏れ声の改善か。
簡単に改善できる。まあそうですね。
喉を開く練習。
出た!!!
いまだにこんなことやっているの?シリーズ第11弾!
まさかこんな簡単に出てくるとは。
口を開く話。
口を大きく開けると喉痛くなるし、音程もズレるよ。
響く空間が少ないって話してますが、響く空間が広くなると音程が下がり
ます。理由はここに書いてます。
口に指2本入れていくやつ。あーこれね。古典的なやつね。オペラとかでも指導されているのかな?
それで声出してみましたが、咳き込みました。やはり口を大きく開けて発声することは身体に悪いようです。
星稜声量うんぬんどころか、咳き込みですからね。咳き込んでいるので、楽じゃないですよ。
喉を開けることが大事なのはオペラであって、ポップスではそこまで大事じゃないよ。
たしかに歌声が変わっちゃうのは間違いない。でもオペラっぽい声になって、ポップス歌うにはちょっと…ってなるよ。
うん。当たり前だけど、これは効果ないね。声が低くなっちゃう。
え?じゃあ、息漏れ声の改善どうしたらいいかって?
簡単簡単。ダミ声ですよ。
はい。いつものBEAMトレーニング受けてみてくださいはじまったー
でもダミ声は息漏れ声の改善になるんですよ。(汚い声だけど)ただ、それで高音出そうとすると、張り上げみたいになっちゃうんですよね。
いや、それでも、ダミ声はBEAM固定しやすいから音程も良くなるので、息漏れ声で悩んでいる人はダミ声の練習すると良いと思います。
ちなみに夏夫は逆に息漏れなさすぎなので、ダミ声の練習を禁止されており、芥川龍之介トレーニング
がんばっています。