日本空手道 葉隠塾東京本部 瞬機必殺の理 -365ページ目

武士道とは

武士道が日本国民に迷惑をかけたとしたら、
先の大東和戦争が最期だったのではないでしょうか。


ではなぜ、武士道は戦いの時に利用されるのか。
それは戦いや、勝敗を決する時に必要なものが内臓されているからです。


武士道とはまさにサムライの道です。
サムライは主君に仕えお国を守ることが代一義でした。
それが全てだったと云えましょう。


武士道の根幹は『義』と『仁』に寄って成り立っています。


義とは目的全般を指します。上に挙げました
「主君に仕えお国を守ることが代一義」それです。
その為に先ず行われるのが「専制」です。
権力に寄って為すべき事を為す正義ですが、
それは権力者の側から見た正義です。
人間は都合の良いもので、自分が権力者側であれば、
それは正義ですが、端からはそうは見えません。


さらにその為すべき正義を実行に移すには、
もっとも恐ろしい「生殺与奪」が行使される事です。
生殺与奪とは書いて字の通りです。


戦争が始まった。勝たねばならない。それには兵がいる。国民から兵を募る。
日本国民であれば、国を守って死んで当たり前。国の善意で国民は一家を構え、
生活を営むことが出来るのだから、必要な時にはそれを捨て死ぬのが正義。
それが生殺与奪なのです。生かし、殺し、与えて奪う。それです。


「専制」「生殺与奪」が武士道が生んだ実行力の”核”となったのです。
第一次世界大戦の折に、
与謝野晶子さんが、『ああ弟よ』と云う反戦の詩を発表しました。


皆様も「君死にたもうことなかれ」と云うフレーズは聞かれたことがあると思います。


与謝野晶子さんの時代はサムライや士族がまだ横行していた時代でもあり、
与謝野晶子は商人の子が戦で死ぬ事はない。
商人は商人らしく生きるべきだと主張したのです。
職業軍人だけが戦い、後は戦い以外で国を守れば良い。
それは確かで、勇気ある発言だと思います。


だけど、国はそれを許しませんでした。


第二次世界大戦の時もそうでした。
結局国家が採ったのは専制であり、生殺与奪の権限だったのです。
そこら辺りから武士道に対する庶民の目は冷たく冷えて行ったのです。


同時に親戚関係にある愛国心も忌み嫌われて行きました。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの諺通り、日章旗も、君が代も肩身が狭くなりました。


戦いの時には都合が悪いので追い出される武士道の徳目があります。

それが「仁」なのです。

戦いや目的達成のみに役立たせる武士道は仁を失った不具な思想に過ぎません。


現在(災害後の)人々が目を向けてくれる武士道は
仁が先で義が支えになっている本来の武士道だと僕は思っています。


次回はもう少し仁とは何かをお伝えしたいと思っております。



葉隠塾  成嶋弘毅


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価値感

ブログの記事を含め、ご紹介しておりますものの大半が僕の独断と偏見による
価値感の下にやっております事、お断り致しておきます。


僕は男女別、自己評価の場合、男性のケチは嫌い
ます。

ケチと守銭奴、吝嗇とは、倹約や質素を好む勤倹の徳とは別物です。


そこから受ける印象は、ただただエゴイスティックな慾から出た
損得感情を否定出来ないからです。


それに引き換え、勤倹の徳には物を大切にし、無駄を嫌う美しささえ感じ、
それが少し行き過ぎても嫌悪感は湧いて来ない美徳です。


何故ならば、倹約はそれをする人間に取って不便を来すからです。
心地よくむさぼるものでは決してありません。


なお、女性の意地悪にはほとほと困り果てます。
すべて彼女が積み上げた徳があっても、
一瞬にしてその徳をご破算にしてしまうからです。


女性特有の陰険さで、暴力で叩きのめす訳にも行かない
虐めに合った方は数え切れないのではないでしょうか。


その行為は正に百害合って一利なし。反対から見れば暴力に訴えられない女性だから
こその対抗策だ。そう思われるのは大きな間違いです。
100人の人間が集えば、最低でもその半分は義を見て、
為すべき事を為す人であると信じます。信じましょう。


男のケチと女の意地悪を成嶋弘毅の独断で切らせて頂きました。


葉隠塾  成嶋弘毅


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若者達へのメッセージ It's now or never

時は人を待たず。光陰矢の如し。時は金なり。少年老い易く、学なり難し。


等々、It's now or neverがあちらこちらに散らばっていますが、
これは悩ましい問題で、言葉は理解してもその年が来なければ実感はありません。


僕が云い切ります。自分がそうだったからです。
浦島太郎を知ってますよね。竜宮城でついうつつを抜かし、気が付くと既に老人。
それは竜宮城に行かなくても味わえることです。


60歳を過ぎた頃、写真を見て、これ俺じゃない。
久々に旧友と逢う機会に恵まれ、そこを訪れると、
何か知らない自分よりかなり年の爺が微笑んで来ます。

エッ!誰。まさか。

そう、そのまさかが相手も自分を見て感じる思いなのです。


時は思った以上に早く過ぎて行きます。
今がそのとき、その時が今の気持ちで時間を大切にして下さい。
事実、遊びは年を取ってからでも遅くはありません。
今やらねば出来ない事があります。


それを今知って下さい。


君達は大切な時間を低いお金で売ってはならないのです。
お金に換えられないものの価値を知って下さい。
バイトは考えながらすべきです。


今しか出来ない事が山ほどあります。
運動もそうです。
学問もそうです。
柔らかい身体だからこそ、柔らかい脳味噌だからこそ、今の内なのです。


今だからこそを、その今に判って欲しいのです。
お金が後で出来ても時間は買い戻せません。


これらは僕に口を酸っぱくして語った爺達の思いでした。


今それを僕が君達に語ります。



葉隠塾  成嶋弘毅


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『男達の美学』

『男達の美学』

今回は、2010年の4月に我々の心に残る試合を刻み、
総合格闘家としては引退されて行かれた柔道家の吉田秀彦氏のお話です。


引退後のテレビ出演で、選手時代の思いを語り聞かせてくれました。
その中から試合へ望む心構えをピックアップして見たいと思います。


『全ての格闘家がそうであると思うが、
終わった(引退)後、生きていて良かったと思った。』
と語ったのが印象的でした。


更に、『対戦の都度恐ろしいと思い、
自分が恐ろしいのであれば相手はもっと恐ろしいのだと信じて臨んだ。』
その後、番組のホストから
”ならば、何故それをやるのか”と云う質問がありました。


吉田氏はそれに対し興奮とか刺激と云うような
答え方をしていたように記憶しています。
しかし、僕が思うに、吉田氏も無意識に誘われる男の性、
格闘家の習性に従ったのでしょう。


それは、決して金だけでもなく、
また名声だけでは更に出来ない命を懸ける挑戦する男の美学。
その思いが試合に駆り立てたのです。


空手家、ボクサーなどの選手を目指す皆さんも
その美学にいずれ魅せられ、引き込まれて行くのです。
例え、そこにどんな結末が待っていようが、止まらないのです。



これは、対象が格闘に限らず、何にでも挑戦する男達すべての美学です。





葉隠塾  成嶋弘毅


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僕の、自主トレ内容

皆さんは、練習のルーティーンをどのくらいのサイクルで変更してますか。


僕が指導をする時は、殆どその都度内容を多少変え、行います。
理由はパターン化することを避けるためです。


勿論、基本や型は当然変えることはなく、前後の入れ替えとかを工夫します。


指導を任せる時も、自主トレしながら見守る嫌な師範です。


これから紹介するのは、
あくまでも冬の季節入りした僕だけのルーティーンです。


自主トレは、先ず柔軟ですが、それも僕のは筋延ばしの、
いわゆるストレッチとは異なり
間接を動かすことを中心にした運動です。


それが終るとビッグバッグに前蹴りを打ち込みます。
バッグの下部に底足を突き刺すように体重をかけての蹴込みで、
直角に当てる感覚と、体重を乗せるタイミングです。
うまい当て方ですとバッグは上に上がり、
回転する事も、揺れるようなこともありません。


80回辺りで筋肉にパンプを感じ、100回でまた回復します。
さらに20回の蹴りで通算120回の前蹴りで終了します。


同じ感覚で、次に膝蹴りを繋ぎます。
交互にこれは30回×2セットで行い、
弟2セット目は跳んで蹴り込み終ります。


その後、決まって行う蹴りの練習は、下段の回し蹴りです。
基本的に水平に左右50回打ち込みます。
最初の50回は足の甲を当て、後の50回はスネを力任せに蹴り込みます。
これは部位鍛錬を兼ねたものとも云えますが。インファイト
には欠かせない蹴り技です。


この後、時間に余裕のある時は踵を使った蹴り技を重点的に反復練習します。
踵技は書いての説明は出来ません。


以上を終らせ巻き藁(畳を固定したもの)に
正拳50回、縦拳50回、鎖骨への突き50回、
さらにカギ突きを50回で終了します。これは右左、交互に50回です。
従って打ち込み合計回数は200回となります。


一息つき、ビッグバッグに戻り、今終えた巻き藁突きをバッグで繰り返します。
回数も同じですが、今度はワンツーの連続打ち25回を追加します。


打ち方は先ず、脱力しスピードで打ち抜きます。
拳の内を締めるのは当てる瞬間だけです。
あ立ち方は、浅い前屈か、ナイファンチまたは三戦で行います。
一発、一発入魂です。


上記が一通り終るのに約45分かかります。


その後、14~5才の男子と、
女子迄を反撃なしで受けてやりながら攻撃の指導をします。
約25~30分。


型を少々、動きの確認程度に行った後、ウエイトに入ります。


僕のウエイトは少しユニークで、3種類をワンセットとし、
それを6セット行います。
パートナーと二人交互にやるのでそれが休憩になります。


例:ベンチでプレス+フライ+スタンディング.プレス それがワンセットです。


自主トレの所要時間はウエイト迄含め、約90分から120分程度になります。



ウエイトでレップ数の多いのは40回とかもあります。
最低重量はダンベルで8Kgからで
9、10、11、12、13Kgと6回ほど上げて行きます。
これは筋肉のスタミナを育てます。


高重量を使用の場合はダンベル13、15、20Kgまで使用します。


内容はご要望があれば次回ご紹介させて頂きます。




葉隠塾  成嶋弘毅


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