凪沙(武田健二)   草彅剛
桜田一果        服部樹咲
瑞貴(野上剣太郎)  田中俊介
キャンディ       吉村界人
アキナ        真田怜臣
桑田りん       上野鈴華
桑田真祐美    佐藤江梨子
桑田正二       平山祐介
桜田早織      水川あさみ
洋子ママ       田口トモロヲ
片平実花      真飛聖
 
映画の予告編を見た時から、草彅さんのその表情に魅了されてしまい、すごく観たい思った映画です
観始めると、一果を演じる女の子の姿に心が奪われました
最初、ほとんど無口で、目が不満をたたえている
素人のような女の子なのに、バレエを踊りだすと違う子になる
凄いんです
 
特に凪沙が働くお店で踊るシーン
スーパーで購入したような服を着ているのに、踊る一果は驚くほど美しい
 
自分の性に違和感を持ち、世界の片隅で生きなければならない凪沙
母に育児放棄され、凪沙の元で暮らすことになった一果
世界の片隅に生きる2人の共同生活
 
凪沙の一果を見る目が、だんだん優しくなり、母の顔になる
 
同じバレエ教室に通う友達りんちゃんの最後
華やかな屋上でのパーティー
イヤホンをつけてコンクールで踊る一果と一緒に華麗に踊る
最後は、まるで空を飛ぶようなダイブ
驚きとともに彼女の苦しみが悲しい
 
凪沙は一果に出会った事で人の為に生きる喜びを感じていたと思う
 
それでも本当の母にはなれない
身体を女性に変えたのに・・・
最後、海の場面は悲しくて涙がこぼれる
 
ラスト、一果は海外に奨学金をもらい留学する
 
真っ赤なパンプスを履き、前をまっすぐに向いて歩く後ろ姿
凪沙かと思った
 
無口で笑顔もなかった醜いアヒルの子だった女ん子が、白鳥になる瞬間
凪沙に見せてあげたかったな

 

 

 

吉岡エリカ:シム・ウンギョン

杉原拓海:松坂桃李

杉原奈津美:本田翼

倉持大輔:岡山天音

関戸保:郭智博

河合真人:長田成哉

神崎千佳:宮野陽名

都築亮一:高橋努

神崎伸子:西田尚美

神崎俊尚:高橋和也

陣野和正:北村有起哉

多田智也:田中哲司

 

第43回日本アカデミー賞作品という事で観てみました

 

主演のシム・ウンギョンさん、演技力があり引き込まれます

日本の女優さんではないという事で、変なイメージがなかったように思うんです

 

内容は、日本の国で行われている私たちがあまり知らない裏の世界を見せられているような気がしてしまいます

本物を見ている感じ

確かにニュースで、隠ぺいをさせられた官僚などが自殺してしまったというニュースを何回か見たことがあります

自殺のニュースを見るたびに、トップではない人がなんで死なないとならなかったんだといつも思ってました

 

若手エリート官僚を演じた松坂桃李

子供が生まれるというのに、新しい家族が出来るというのに、この事件の真相を明かすためにのめりこんでいく

カメラのアングルを見ていると、誰かが杉原と吉岡を監視しているように見える

証拠の写真を撮る場面

彼がやっている事は国を正すために、良い事だとは思うけど

もうやめてと

国を相手にして、無傷でいられるとは思えない

自殺した神崎の二の舞になると

 

ラストがハッピーエンドになっていれば、見終わった後の感想も違っていたと思う

でもあの終わり方・・・・

奥さんは生まれたばかりの子供は・・・

 

あまりのリアルティーがあり、見終わっても心がザワザワした

 

 

 

 

山音麦:菅田将暉

八谷絹:有村架純

羽田凜:清原果耶

水埜亘:細田佳央太

 

始まりは終電

「何かが始まる予感がして、心臓が鳴った

好きな物が一緒で、こんな偶然ってあるんだと思う

3回食事をして、誘わなければただの友達になってしまう

 

2人は考える事も一緒

終電までに告ろう・・・

 

付き合い始め、麦の部屋に入り浸る絹

お陰で就職活動が出遅れて、面接で嫌な思いをして

 

それなら一緒に住もうと同棲生活が始まる

 

ベランダから多摩川が見える2人の家

絹はアルバイト

麦はイラストレーターを志す

 

学業を終えてフリーターの2人の生活が始まる

バイト終わりの絹を駅まで迎えに行ってスタバを飲みながら帰る日

美味しい焼きそばパンのあるお店

楽しい毎日が続いていたけど

 

麦の親から仕送りがストップされ、イラストレートーとしてもうまくいかず

絹は簿記の資格を取り病院で働き

麦も正社員になる

 

ここから2人、微妙に心がずれ始める

 

でもね、学生時代みたいにのんきではいられないよ

生きていくにはお金も必要だし

麦は仕事に忙殺されてしまう

恋人同士だったころの、同じ価値観を持ち、笑い転げた毎日はもうない

 

2015年に出会い2019年に別れ話をする

もう少し2人が大人だったら、もっといろんな経験をしてから出会っていたら

もし同棲をしていなかったら

別れないで家族になれたかもしれない

 

別れ話をするファミレス

あの席に、昔の自分たちとそっくりの男女が会話をしている

 

切ないね

 

私は、同じ経験をしたことがあるわけではないのに

なんだか昔の自分を観ているような懐かしさを感じる

 

あの日にはもう戻れない

 

きっと見る人の年齢により感じ方は違うだろうな

2020年、麦と絹、それぞれの恋人とデート中、偶然同じカフェで遭遇する

 

最後、背中越しに振り向かないでお互いに手を振る場面

2人は幸せになって欲しかったなと

私、一人つぶやく

 

久しぶりに素敵なラブストーリーを堪能しました

 

 

 

キダ - 岩田剛典(幼少期:島田裕仁)

マコト - 新田真剣佑(幼少期:宮下柚百)

ヨッチ - 山田杏奈(幼少期:豊嶋花)

リサ - 中村アン

安藤 - 石丸謙二郎

宮澤社長 - 大友康平

川畑 - 柄本明

 

複雑な家庭環境で育ったキダとマコト

そこに同じ境遇の転校生のヨッチも加わり、家族のような大切な仲間になる

ところが20歳の時、ヨッチは2人の元からいなくなってしまう

 

自動車修理工場に現れた女性リサ

車を修理して欲しいという

車検もなく身分証明もなく、お金は出すから修理してと

 

マコトは彼女を食事に誘うが、住む世界が違うと断られる

2年後、キダはマコトを探すために裏社会に潜り込む

そして2人は再会する

 

マコトはリサにふさわしい人間になるために死に物狂いで金を稼ぐ

キダも協力をする

なぜそこまでするのか、見ている私にはわからない

映画の画面では過去と現在が交互に現れる

 

クリスマスイブの夜、マコトはキダの力を借りてリサにプロポーズを決行しようとする

 

実はこれは復讐だった

ラスト20分

命をかけた壮大な復讐劇に言葉が出ない

 

2人の日本中を巻き込んだ計画に悲しさしかなかった

 

 

 

  • 田代壮介:舘ひろし(学生時代:岩永ジョーイ)
  • 田代千草:黒木瞳
  • 浜田久里:広末涼子
  • 山崎道子:臼田あさ美
  • 鈴木直人:今井翼
  • 工藤元一:ベンガル
  • 山下正美:清水ミチコ
  • 山下良夫:温水洋一
  • 桜田美雪:高畑淳子
  • 田代ミネ:岩崎加根子
  • 川上喜太郎:渡辺哲
  • 山崎麻衣:野澤しおり
終わった人って、なんとも嫌なタイトルである
地元ではエリートだけど会社では出世コースをはずれてしまった男の定年のカウントダウンから映画が始まる
 
なんとも寂しい定年の日ではあるが、かっこいい舘ひろしが演じていると、それほど悲壮感はない
定年であってもダンディーで素敵です
 
奥さんは美容師
これからは好きに生きてと言われても
趣味などないからないから退屈な毎日
 
再就職をしようと思っても高学歴が邪魔をする
恋でもすればと奥さんに言われて、ちょっと気になる女性に出会い恋の予感を1人感じるも、勘違いだとわかり撃沈
 
スポーツジムで知り合った新興のIT企業社長との出会いによって、思わぬ人生の転機が訪れるも、これも大変な事に巻き込まれてします
 
舘さんと黒木さんが演じるからこそ、老いぼれとか貧乏くさいとか感じない定年後の生活
奥さんは美容院を立ち上げるし
舘さんは、実家に帰って友達の手伝いをしたりと、その先に進んでいく
 
夫婦も卒婚で、2か月に1度会う関係に
 
ダンナが定年になったら自分たちはどんな生き方を選択するのだろうか
 
そんな事を考えながら見た映画でした