これはとっても楽しみにしてたんですが、「期待し過ぎちゃったみたい
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とにかく変化の激しさやギャップや、驚きが有り過ぎました!!
チャッピーの成長していく様子、ギャングの極悪ぶりとママっぽさぶりとか。
ヒュー・ジャックマンはどんな役なんだろうと思ってたら珍しくワルな役で、かつ、マッドな極悪ぶりだったり。
でもそれらの中に人間社会の色んな問題がきっちり描かれていたところが単なるSFではなく、深みのある作品に感じられた一因だと思います。
人工知能AIについての是非とか問題提起というのが一番分かりやすいテーマのように見えますが、例えば育てられる環境によって善悪の感覚はどうにでもなる事だったり、貧困と犯罪の関係だったり、企業の利益追求の弊害とか、実社会とリンクして考えさせられる内容が盛りだくさんでした。
それと同時に、例え極悪に見えるギャングでも子供に対する愛情や正直さだったり、危険を顧みず自己犠牲もいとわない、人を想う気持ちを持っているという事もきちんと入っているところが救われたような、正解がさらに遠くなったような気がして色々考えてしまいます。
ニール・ブロムカンプ監督の前作「エリジウム」ではラストがあんな感じでコロっといっちゃったので、今回も”あの扉が破られたらバンッ!と撃たれてあっけなく終了なんぢゃないか”とドキドキしながら観てました。
でも今回はそうではなくて予想外な展開でした(;^_^A
特に意識をアップロードしちゃうという「トランセンデンス」的なネタが鍵になってましたが、チャッピーの電池切れの事など、最悪のラストを覚悟していただけに、ホッとするようなラストでした。
それと同時にボロ泣き
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実はこれを観た日に知人の相方さんの訃報を知ったばかりだったので、これを観たらどう感じるんだろう等と考えずにはいられませんでした。
例えば現在の技術でどのくらいの事が出来るのか等も凄く気になりましたが、意識の保存はともかくとして、細胞や臓器の修復、交換というのは近い将来実現しそうな気がします。
延命や長寿も素敵な事には違いないんですが、最近「死に時」についてよく考えたりします。
最も分かりやすいのは尊厳死や安楽死についてですが、例えば腎臓がコンビニで買えて交換出来るほどの時代になったとして、100人が100人とも、200歳でも300歳でも生きたいと思うものなのか?というのが疑問だったりします。
人それぞれ「ここで終わるのがベスト」というタイミングが有るような気がするんですが実際どうなのかは分かりません。
そういう事を考えていると、いわゆる「寿命」がそれなのではないか、とも思うし。
いつか技術が進歩してそういった問題にも明確な答えを出せる時が来るんでしょうか。
等など、色々考えさせられた作品でした。
チャッピー
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