毛を容れる袋の炎症~毛嚢炎or毛包炎(もうのう⁻えんorもうほう⁻えん) | ひふみのへや ~narimasu-hifuka~皮膚科専門医の葛藤雑記帳〜

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皮膚科専門医(皮膚診=ひふみ)です。日々の診療で患者さんたちから学んだこと、主に「肌」・「皮膚」(ときどき「推し」)をテーマに綴ります。溢れる情報に溺れそうな時代ゆえ、信頼性の高いサイトも紹介します。
必要に応じ加筆/訂正することがあります。

毛嚢炎or毛包炎

 

毛を包むため

袋状になっている部位に

細菌や真菌(カビ)などが

感染し炎症が生じます

 

毛穴が赤く腫れたり

熱を持ったり

痛みが出たり

時間が経つと中から膿が出たり

します

  

「炎症を伴うにきび」は

毛嚢炎の仲間

とも言えます

 

 

 

炎症が比較的浅いものを

毛嚢炎or毛包炎

と呼び

 

炎症が深くまで及ぶと

 

(せつ)

 

2つ以上の毛孔ごと範囲を広げて

炎症が及ぶ場合は

 

(よう)

それぞれ病名が変わりますが

根幹は同じです

 

症状の度合い

患者さんの年齢・体力

生活習慣などにより

治療法を組み立てます