にきび治療~世代別
10歳前後
この世代のにきびのほとんどが
「小さな白にきび」です。
肌がまだ若くピチピチ
なので、
正しい洗顔と規則正しい生活
を送るだけでも改善しやすいです。
大人と比べ肌がまだ未熟(皮膚が薄い)
いわゆる 「にきび用化粧品」
はかえって刺激になる(肌が過剰に乾燥したり剥ける)
こともありえますので
試し過ぎはおすすめできません。
13~19歳(ティーンエージャー)
思春期!
皮膚の構造がまだ完全に大人に
なりきっていない一方で
皮脂の分泌量が増え、かなり不安定。
白にきび+赤にきび+黄色にきび
”三役そろい踏み”。
診察していて一番診ごたえがあります。
部活で流す汗を手の甲で拭く、等
こだわりの髪型、
親との関係性、
未来への漠然とした不安
からのモヤモヤ
に囲まれて…。
ご本人の「にきび治したい度」によって
洗顔方法、日常生活、塗り薬の塗り方などを工夫します。
限定的に内服薬を使うことも。
20代以降~大人ニキビ
就寝時間、ストレスのコントロール
が治療の肝。
飲酒や喫煙も影響していると思われます。
食べ物は…それほど神経質にならなくて
よさそうです。
外用と内服(漢方薬は効果的)、
無理をしないことが肝心。
ニキビ痕
軽微なものであれば 年月を経て
目立ちにくくなります。
保湿を継続することは重要です。
短期間で積極的な効果を期待される方は
レーザー治療も視野に入れてみても
よいかもしれません。
私見ですが…
レーザー治療などの積極的な治療で肌がきれいになる人は
もとの肌がかなり丈夫(レーザーなどの外部刺激に打ち勝つ能力が高い)
であるように思います。