一人応援団長のブログ -2ページ目

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10Dec
- 久々のスポーツ観戦！
  左目のOPEから数週間がすぎました。視力は0.05程度でしたが、起床時は0.01ぐらい・・・。やはり安定はしておりませんでした。身体所見として、髪の毛：1本1本が細く薄い顔色：薄黒い舌：右半分が口内炎皮膚：固く関節が曲がる限界がある爪：割れて正常な爪が生えてこない糖尿病：継続してインスリンの皮下注右目：0.0両眼：極度のドライアイ、眩しさを感じる慢性GVHDに侵され、そのような状態でも、2017年1月息子のスポーツの応援のため、父母の付き添いのもと、滋賀県を訪れました。1年半ぶりのスポーツ観戦でした。観戦といってもはっきり見えることが出来ませんでしたが、ボールをとらえる時の音に、私は息子の成長を感じ取ることができましたね。おかげさまで、息子は近畿を制することができ、その瞬間に私がその場面にいられた。涙が出てきました。って、涙腺がつまっているので実際涙は出ません(^^;息子が優勝したことも嬉しかったのですが、あらためて助けていただいたみなさんに感謝したからです。私の趣味は、「一人応援団長」として、頑張っている子どもたち全員を応援することです。そこに敵や味方はありません。「苦労なくして、栄光なし」仕事でもよく子どもたちに言っております。人生なんのために生きているのか・・・？こたえは人それぞれであるけれど、私は常に夢に向かって努力しています。そこに、感謝という二文字は決して忘れてはいけないことであると。「夢は追い続けるものではない、夢とは自らの努力によって掴むものである」これが、私の生きる理念です。m(_ _)m
- 白内障の治療後！
  ２日間暇ができたからといって、記憶を遡っては投稿しています。来週からマジで忙しくなりますので、ってこのように仕事ができていることにまずは感謝ですね。しかも、今となっては好きな仕事を楽しくできるなんて。そうですね〜、８５歳までは仕事をしたいですね〜と思いながらも、来週からまた頑張って働きます(^^)で、真っ暗であった左目はどうしたのか？12日の夕方早々に就寝しました。何せすることがありませんでしたから・・・。いえ、しようにも出来なかったからが本当の理由です。13日に入って深夜のこと、何気なしに目が覚めました。あれ・・・？目が見えるぞ！マジか？暗い病室でも少しは見えることができました。0.01よりは確かに見える。マジかー(^^)ナースコールを押しました。喜びで押したのではなく、トイレの付き添いで押しました(^^;トイレの様子が少しはっきりとは言いませんがなんとなく見えました。その時間から早朝まで眠ることが出来なかったことも覚えております。「嬉しさのあまり」(^^)翌朝10時診察後に退院しました。若干、白く濁って見えるのですが、合併症もなく順調に回復いるそうです。0.05はあったでしょうか？あとは時間の経過をを見ながらの治療ですね・・・。とのお言葉を頂き、夕方より仕事に入りました(^^)2016年12月13日、そのころも忙しい日々を送っておりました。現在は、2017年12月10日、午前3時40分になります。あれから1年がたちましたm(_ _)m
- 白内障の治療！
  この数か月間仕事が忙しく過去をさかのぼる時間がありませんでした。やっと、落ち着く２日間ができましたので、ここぞとばかりにキーボードを打っております(^^)2016年12月11日午後1時大学病院に入院しました。簡単に病棟の説明を受けることになりましたが、以前も入院していたことにより拒否ってしまいましたね。だってね、昭和の古びた耐震補強がされていないと思う病棟になんの変化もありませんでしたから(^^;簡単なバイタルサインの測定のあと、左目の診察があり、異常なしと診断されたのが午後3時ぐらいだったでしょうか・・・その日はこれで終了！これが、前泊！意味がるのか、ないのか、私は指示に従うだけ。翌12日午後1時OPE室に入りました。主治医が近くにいてくれたのですが、見えないことにより「○○先生、近くにおられますかぁー？」「横にいますよ」「あっ、失礼しました」といったやりとりで少し笑いが周囲を和ませたことを覚えております。私の趣味には程遠いBGMが流れていた記憶もありますね(^^)OPEが開始されOPE室を出るまで30分程度だったと思いますが、一瞬で事はすみました。痛みもなく、記憶に残っていることは変なBGMのことばかりでした(^^;夕方の診察までベッドで安静。その後診察室へ移動となりました。0.01でも一人で歩くことができておりましたが、その時はガーゼでおおわれておりましたので、歩く恐怖がすごかった記憶があります。緊張しながらガーゼを取り除きそっと目を開けました。「ガーン、やってしまった、目の前が真っ暗、ヤバい」それが、私の本当の気持ちでした。しかしDrは、「合併症もなく順調ですね」が第一声でした。マジで？そんなわけない！だって、真っ暗！でも、Drには「ありがとうございました」といって診察室を妻とともにあとにしました。病室に戻っても不安ばかり・・・。だって、真っ暗の中に私がいる。今後どうしたものか・・・。不安ばかりでしたが、することもなくベッドに横になっておりました。仕事、どうしよう！マジでヤバいよな！ヤバい、ヤバい、！そんなことばかり考えている2016年12月12日の出来事でしたm(_ _)m
- 白内障に対するOPEが決定！
  2016年11月の外来診察においてDrに申し出たことがありました。以前よりDrに相談していたことですが、私の目の病気は、まずキラーT細胞に攻撃を受けての事でした。痛みから始まり、視力の低下がおこり、そして次第に皮膚へと移行したものでした。その時点での視力は、0.05程度でした。皮膚への攻撃から腎臓へと移行したときの治療の副作用で、視力が0.01になりました。これは、単に攻撃により低下したわけではなく、白内障になってしまったもので、深い霧の中にポツンとたたずんでいる感覚でした。よって、白内障のOPE適用ということになるのですが、そのころの身体の状態がOPEに耐えられるのか、そこが問題でありました。「先生、そろそろどうでしょうか、OPEはできますか？」「そうですね、身体は大丈夫？「はい、大丈夫です」「では、来月白内障のOPEを行いましょう、ただし左だけですが」OPEをしたからといって元の視力にもどることはありませんが、今よりは見えるようになるでしょう、との説明を受けておりましたので、少し希望が持てたというのが11月の出来事でした。ちなみに右目は、穿孔により角膜移植がメインになりますので、現在もOPE不適合だそうです。m(_ _)m
07Nov
- 視力0.01とは！
  私の場合の視力左0.01とは、1ｍ以内の物がなんとなく見える程度で、白く濁っているためはっきりとは見えない。ムーンフェイス状態も、子どもたちに「太りましたね〜」と言われるものの、鏡で確認することもできず・・・。光を眩しいと感じるため室内でもサングラス状態。白色の物は全く見えない。黒色の物はかろうじて見える。そのような状態でしたが、入院しているわけでもなく、常にプラス思考で生きている喜びを味わっておりましたね。右は0.0ですので全く見えませんが、光がまぶしいと感じることはできたのです(^^)しかし、実際目が見えないということは本当につらい・悲しい・ひきこもりになります。自分で何かをする気持ちはあるのだけれど、それができない。かといって、生きていかなくてはいけない。ということは、人生頑張るしかないのですね。いろいろ考えても、とにかく病に勝つこと。まだまだやりたいことが山のようにあります。私は、90歳までは生きるつもりでいています。という、2016年11月の左目の状態と生きる気持ちでしたm(_ _)m
06Nov
- 2016年11月の外来診察！
  白血病になって血液内科専門で治療を行ってきましたが、2016年11月の外来診察はまず採血→糖尿病センター→眼科→皮膚科→循環器・腎臓・代謝内科→血液内科といった順序で、朝から夕方まで院内を右往左往する状況でありました。白色の杖をついてゆっくり歩いては息切れで立ち止まり、またゆっくり歩いては休憩する。さすがに0.01の視力に高血圧・頻脈は手ごわい相手でした。インスリンの皮下注に関しては、弱視でも音で打つ量を確認できておりましたので、一人でも針に注意しながら打っていました。高血圧に関して、降圧剤を処方されましたので、すぐに正常値になりました。頻脈も改善されましたね。皮膚の硬化はなかなか・・・といった具合で保湿剤では・・・。腎臓の血管炎は徐々に改善されておりましたがまだまだ血尿+++。血液内科での診察は「異常なし」・・・これが一番うれしかったです(^^)この頃の肝心な眼科での診察は、まったく進歩無し。白内障で真っ白・・・。いやはや、どのくらいこの状態と付き合えばよいのか？日々いろんなことを考えましたが、結論として「この身体をひとつずつ治していく」に至りました。幸いにも、キラーT細胞の攻撃は一休み状態です。眼→皮膚→腎臓の順で攻撃されましたが、現在は休戦状態といった2016年11月初旬の外来診察の結果でしたm(_ _)m
24Oct
- 2016年10月の身体所見！
  2016年10月22日の退院後の身体所見として、顔色：さらい黒くなりました顔の形：ムーンフェイス（満月様顔貌）髪の毛：細く薄い舌：半分が口内炎皮膚：浅黒く硬化している爪：凸凹状態関節：曲がりにくい血圧：高血圧ぎみ（150ぐらい）脈拍：頻脈（120ぐらい）視力：左0.01　右0.0（光は感じるが見えない）腎臓：回復傾向　血尿+++糖尿病：1回の食事前に打つ量　40単位生活面：住み慣れた自宅では、目が見えなくても何とか生活できる状況。仕事面：物がどこにあるかは記憶にあるが、記憶にあっても肝心な教えることができない。趣味：スポーツの応援なんてとてもできない。N○Kののど自慢を聴くこと。そのような状態でありました m(_ _)m
23Oct
- 糖尿病と白内障との闘い！
  2016年8月の下旬、血管炎の治療方針としてステロイドを3クールにわたって点滴を行うと主治医から説明を受けました。　皮膚の硬化がありCVの挿入を勧められましたが、24時間ステロイドを注入するわけでもなかったので、IVで行うようにお願いしました。　しかし、硬化により先生たちも四苦八苦の状態で、私も何度も刺されては痛みをこらえ、1/5の成功率等次第に穿刺個所をDrに注文するようになっていました。ステロイドの静注するにあたり副作用の説明もありましたね。　白内障や糖尿病等色々説明を受けましたが、現在の記憶はそこまでです。点滴が始まりすぐに表れたのが、血糖値の上昇でした。例えば、コーラやファンタといった糖分多めの炭酸飲料を飲んだ後の血糖値は400を軽く超えていました。　食欲がない時、野菜の補給として野菜ジュースをがぶ飲みしたとき、500を超えていた記憶があります。　糖尿病センターの医師が、インスリンの投与の数値が決めれないと嘆いていました。　病院から提供される食事のみを摂取していればDrも決めやすかったでしょうけど、私はそんな水分を飲用していましたので・・・いやはや、申し訳ございませんでした　^^;次にあらわれた症状として白内障でした。　治療を受けるまでは、両眼0.05程度でしたが、治療後は両眼0.02程度で、いわゆる見える物に対して白く濁った状態でした。2クール終了した時点で、左0.01右0.0で光は判別できるものの全く見えないほどの極度な白内障になってしまいました。3クール目を行う前に主治医に相談しました。　糖尿病に関しては何も申し上げることはありませんでしたが、目に関してはこれ以上白内障が進行すると全く見えなくなるので、本当に働くことも何もできないと。　0.01とは1ｍ先が見えない。　1ｍまでは見えても白く濁っている。　何とかこれで終了できないかと・・・。　主治医は部長に相談されました。　「いいですよー」と軽い返答が部長から頂きました。　血管炎は順調に回復していたからの返答でありました。　腎臓は回復しました。　そこは本当にありがとうございました。しかし、0.01は本当にキツイ！何も見えないほどではありませんが、生活面も仕事も厳しい状態で2016年10月22日退院となりました。マジで！　どうしよう？白色の杖をネットで購入してもらいましたが、そんな問題なのか？不安ばかりの日々のスタートでした　(-_-;)
17Oct
- 顕微鏡的多発血管炎との闘い！
  2016年6月頃にはおかげさまで皮膚の痛みは消失しました。　しかし、皮膚の硬化は継続状態でしたので、肘が曲がらない・膝が曲がらない深呼吸ができない・視力0.05等で生活に支障をきたしていましたが、なんとか仕事も出来る状況でありました。8月にはリオのオリンピックが開催されていましたので、テレビは見れない状況でも、声を聴きながら選手たちを応援していました。　レスリングの終盤での逆転劇！涙はでないものの、一人泣いていた記憶があります。ちょうどその頃、両下腿に浮腫が認められ、倦怠感を催した時期でありました。　8月22日の血液内科の外来診察時に、立ちくらみを覚え、座って診察待ちをすることができず、横になって待っていては、歩くことで息切れ状態になったことをはっきりと覚えています。診察の結果、極度の貧血状態でまたもや緊急入院となりました。CTや採血・採尿等の検査から、腎臓の周辺に「バリア」ができていると主治医から説明を受け、数日後血液内科から循環器・腎臓・代謝内科にベッド移動となりました。診断を確定するため、背中から針を突き刺し腎臓の細胞を直接採取する処置を6回受けました。　麻酔で痛みはありませんでしたが、処置後の止血作用で、ベッド上で背部に砂嚢を置き6～8時間程度仰臥位の状態で、ずっと同じ姿勢を保つことが非常に苦しかったことを覚えています。　寝た状態で尿をとってもらう時の力の入れようが難しくて、なかなかすんなりと事は進みませんでしたね。細胞診の結果、診断名は「多発血管炎」ということで、難病指定を受ける事になりました。なぜ？どうして？こうなるの？多少の睡眠不足はあったものの・・・どうしてここまで・・・そのような考えで日夜悩んでは、仕事の段取りをしたり、同室のおじいさんと友だちになって笑っていた2016年8月の出来事でした m(_ _)m
12Oct
- キラーT細胞との闘い！
  2016年2月には眼の痛みは消失していましたが、ちょうどその頃より皮膚の痛みが発生してきました。　チクチク刺すような痛みで、特に肘関節内側や足関節内側に痛みがあり、次第に膝関節等に波及していき、全身の皮膚が硬化しいわゆるかさぶた状態に陥りました。血液内科からの紹介で院内の皮膚科を受診しました。　視診・問診のあと全身を写真撮影。　その後は、左脇下の皮膚の細胞を5ｍｍ程度採取されました。　　保湿剤とステロイド入りの軟膏を処方されしばらく様子見となりました。様子を見ても痛みは治まらず、あまりに痛みが激しい時は、ロキソニンを服用する日々が3〜4ヶ月続いた記憶があります。日時は経過して、その後の皮膚科の外来診察で、どうやら「キラーT細胞」が攻撃しているとのことでした。　骨髄提供者の白血球が私を敵とみなし攻撃していると説明を受けました。　眼の病もそこからきているのではないか？という結論に至りました。視力は0.05程度で変化なし。　皮膚の痛みが継続するといった2月〜5月の状態でした。
06Oct
- 角膜穿孔との闘い！
  2016年2月初旬の眼科外来を受診。　涙が出たことにより高揚感はありましたが、視力の低下がありましたので少々の不安を抱きながら検査に挑みました。　検査後の診察で、医師の苦悶の表情から察知しましたが、「緊急入院」と告げられました。　診断名は「角膜穿孔」でした。　いわゆる、角膜に穴が開いて眼球の水分が漏えいしているとのことでした。元救急救命士であったため、多少の医学知識を持っていたのですが、眼の病気についてはそれほど勉強してなかったので、自身の状態について安易に喜んでは崖から突き落とされた気分でした。現在の仕事のことが気になっていたのですが、仕事より先に病気を治すことを優先しなくてはいけないもどかしさと葛藤しながらも、しかたなく入院となってしまいました。　受験生にはこれからが本番というときに・・・。　今でもあの時のことを申し訳なく思っております。その日の夕方の再診察において、「緊急の角膜移植」を提案されました。　処置の内容は、漏えいを防ぐためのコンタクトレンズの装着と点眼、さらにガーゼによる固定並びに絶対安静との指示を受けました。　翌日の診察では、もう少しこの状態で治療しましょうとの別の医師の見解から、しばらく様子を見ることになりました。　次の日もまた次の日も、様子を見る。　これは、状態が悪化していないから移植をせずに様子を見るという理由からでした。安静・正確な時間の点眼から穴が次第に小さくなっていきました。　完全にはふさがっていない状態でしたが、「もう大丈夫」とのことで3週間後に無事退院させていただきました。これはいったい何だったのか？　白血病と関係あるの？　GVHDの因果関係は？いろんな疑問を抱きつつも、まったく解決しないままの退院となりましたが、仕事ができる喜びのほうが本当にうれしく、そして感謝しておりました。裸眼で0.05程度の視力でしたが、見えないわけでもなかったので幸せいっぱいの2016年2月の出来事でした m(_ _)m
05Oct
- 眼の痛みとの闘い！
  2015年夏は順調と申しましょうか、血液検査も特に気になることもなく、平和に仕事にスポーツの応援に日々を過ごしておりました。　GVHDとの闘いは継続中です。10月も下旬に差し掛かったころ、自家用車の運転中に両眼の痛みを催しました。　眼の奥の痛みがあり、近医を受診したところ点眼で様子をみてくださいとのことであった。光の眩しさやドライアイは移植後から改善しておりませんでしたが、痛みはありませんでしたね。　常に痛みを感じたわけではなく、6時間程度のスパンで痛みを訴えておりました。点眼するもますます症状が悪化し、常に痛みを感じ視力の低下もあり近医対応困難との理由から、11月中初旬にかかりつけの大学病院の眼科に紹介されました。　レーシックを施しておりましたので、両眼裸眼で1.2の視力が0.05程度まで視力低下が進行しておりましたが、大学病院でも点眼以外の治療はありませんでした。数日がたって診察を受けるも痛みを常に訴えるようになり、その対応として、ロキソニンを飲用することと、患部を氷で冷やすように指示されました。　患部を冷やしながらロキソニンを飲む。　痛みが２時間続けば２時間は痛みなし。　ロキソニンを飲んでは２時間後痛みが消失、といった状況の繰り返しでした。そのような状態が3～4ヶ月続いたのち、次第に痛みが消失し、視力も両眼裸眼で0.2程度まで回復してきました。2016年2月初旬に、突然右眼から涙があふれてきました。　抗がん剤の副作用で涙腺が閉じているので涙は一滴も出ない状態なのにどうして・・・？　「やったー！」「涙がでるようになった」と家族に電話報告しては喜んでいました。極度のドライアイでしたので、点眼は常日頃から欠かすことのできないアイテムでした。数日後の眼科外来の診察で・・・。次回の投稿とします　m(_ _)m
04Oct
- 敗血症との闘い！
  2015年5月のある日、呼びかけに全く反応しなくなった私をみて家族は・・・。すぐさま大学病院に受診依頼の電話を入れたとのこと。　その後、家族の呼びかけに対し徐々に意識をとりもどしたらしいです。私は家族とのやりとりで、「病院に行くのがつらいから薬だけもらってきて」といった記憶があります。　しかし、家族の勧めで自家用車に必死で乗り込んだあとは記憶にありません。病院到着後、家族に車いすに乗るように促されたところからの記憶は鮮明に残っておりますが、気づけばすぐに眠るといった状況で、午後9時すぎに診察になったと思います。ストレッチャー上でバイタルサインの測定。血圧：測定不能・脈拍：頻脈・意識レベル：JCS30〜100程度。　医師がショック状態だ！と叫んで慌てていた場面を覚えております。胸部単純X線写真やCT/MRといった検査を行われたらしいですが、その辺の記憶がありません。　右の鼠蹊部からの血ガス検査を痛いから断っていたと、後に家族から聞かされました。しばらくして気が付いたときには、血液内科の重症室のベッド上でした。　時間は記憶にないのですが、0時はすぎていたように思います。　これも後に聞いた話ですが、元職場の同僚に大学病院の検査技師から電話があって、「会うなら今夜が最後かもしれない」と連絡があったらしいです。　家族には、医師から今夜が峠です！と宣告されたと聞きました。処置といえば点滴ぐらいで、とにかく水下痢が激しく起きてはいけないとのことでしたので、人生初のおむつを履かされた状態で、3日3晩寝たきりが続きました。寝たままの状態で、CVを挿入されて食事もとれない日々が続きましたが、次第に状態は改善し、6日後には何もなかったように退院しました。　診断名は「敗血症」でした。　副鼻腔に菌があると部長に言われた記憶がありますが、私は今でもあの時の状態は「熱中症であった」と勝手に診断しては誤解しております。　前日の車内での大量の汗。とにかく三途の川を渡ることなく現世に戻ってこれました。肺炎や敗血症には気を付けなくてはいけない知識はあるのですが、どのようにしたら予防できるのか？　なかなか患者にとっては難しい問題です m(_ _)m
03Oct
- 移植後３年のある暑い日のこと！
  2012年4月の移植から約3年、2015年5月の暑い日のこと。当時私はマイクロバスを所有（仕事で使用）しておりました。給油の際に、クレジットカードを使用し、その後自宅内でカードの紛失に気付くのでした。2時間はバスの中を隅々まで探していました。5月といっても晴天の暑い日でしたので、汗だくになったことをはっきり覚えております。カードは結局バッグの底で発見　^^;その日は普段通りに仕事を終え、深夜の0時に夕食・入浴・少々仕事、午前2時に就寝したように思います。　普段からこれが私の生活のリズムで、元気な時は午前2時から4時ごろまで撮っているビデオを観ることが一つの楽しみでもありました。午前10時ごろ目が覚めたとき、異変に気付きました。　過呼吸がすごくて過換気症候群におちいっておりました。　ゆっくり呼吸をし精神統一をすることによって次第に症状は改善しましたが、シバリング（全身の震え）がひどく、体温を測定すると37.5℃ぐらいだったのでとにかく厚着をしてまた横になりました。時間は記憶にないのですが、むかつきで目が覚めたと同時にゴミ箱に数回おう吐を催しました。また横になってはおう吐、そのような状態が午後7時ごろまで続きました。その日は仕事がお休みでしたので、１日中寝ては吐く寝ては吐くの繰り返しでした。午後8時、呼びかけに全く反応しなくなった私をみて家族は・・・。ここからは次回に投稿します。記憶をたどりながら書いておりますのでご容赦願います　m(_ _)m
02Oct
- 第２の人生の始まり！
  2013年3月に退職するまでの数か月間は、本当に一人悩みましたね。しかし、退職を決めてからは前向きにどんどんつっぱしりました。何故なら、家族を養わなくてはいけませんから・・・。現役だった消防士の頃より、第２の人生像を描いていたためすんなりと今の職業に進むことが出来ました。そのころの身体症状は、前回の記載通りですが、抗がん剤の影響で歯茎が細くなりかぶせている銀歯はもろくも崩れ落ちました。　近医の歯医者に通い始め現在も通院状態です。　上も下も総入れ替えといった状態です。あまり気にならないのですが、耳鳴りが少々出現してきたように思います。この状態も現在は変わりません。耳に集中すれば耳鳴りが気になるのですが、他に集中している時は全く感じない程度であります。通院回数も、2週間のスパンから1ヶ月になったり、その後は6週間になったりと間隔が徐々にあいてきました。慢性GVHDと付き合いながらも仕事は楽しくすることができました。教える立場でありながら逆に児童・生徒から当たり前のことを当たり前に教わることもありましたね。これも現在進行形といったところでしょうか？2014年はこれといった症状の急変や悪い意味での進行もなく平和に過ごすことができました。好きなスポーツの応援も勉強の応援も楽しみながら日々を過ごさせていただいておりました。2015年5月、突然・・・。この話は次回に投稿します m(_ _)m
01Oct
- 退職！
  2012年夏、退院後から現在（2017.10)も通院中です。当時の身体症状は、頭髪「1本が細くて真っ直ぐに生えている」、顔色「黒ずんでいる」、舌「左半分が口内炎」、爪「なかなかまともに生えてこない」といった状態でした。血液データは残っておりませんが、徐々にではありますが平均値にもどってきた記憶がありますね。飲み薬は、ネオーラル・プレドニンがメインだったと思います。免疫が低いせいか、冬にはインフルエンザにかかってしまいましたが、1週間程度で回復しました。インフルエンザに関しては、この5年間で3回付き合っております。予防接種も受けているのですが・・・、っといった具合です。白血病になった当初は自家移植でしたので、退院半年後には飲み薬もなくなっておりましたが、今回の再発では姉の骨髄を移植（フルマッチ）しましたので、やはりGVHDがチクリチクリと攻撃してきました。移植後すぐに表れたのが、光の眩しさを感じるようになったことです。これがやっかいで、室内でもサングラス状態が結構何年も続きましたね。常に倦怠感等もあり、本当に本当に、すごく悩みましたが、2013年3月消防士を引退・救急救命士を引退・退職となりました。気持ちだけは強気で押しておりましたが、身体がゆうことをきいてくれませんでしたね。人を助けることが出来なくなったら、消防士であってはいけません。消防士とは、住民の生命・身体を守ることが消防法の第１条です。当時は、めちゃくちゃ残念でなりませんでした。誇りを持って働いてきましたから・・・。22年間の消防人生でしたが、今ここで・・・。あっぱれー！！！を贈呈します(^^)職場の皆様お元気ですか？その節は大変お世話になりました　m(_ _)m
28Sep
- 感謝！
  「抗がん剤をうったら人生観が変わる！」　このような言葉を聞いたことがありませんか？消防士を拝命し、男ですから常に出世のことばかりを考え、家庭を顧みず仕事に没頭していた若かりし頃。　今となっては、「男・・・」「家庭を・・・」　この部分は間違いではないでしょうが、あまり良い言葉ではありません、と私は考えるようになりました。そんな時代をつっぱしておりましたので、「人に感謝する」ことを考えて生きておりませんでした。2008年2月に急性骨髄性白血病になって、治療のために抗がん剤を４クールうった記憶があります。　その後の闘病中に、私の人生観が変化しました。「人は一人では生きていけない」「人を敬い感謝する気持ちを持つ」ことを第一に考えるようになりましたね。2012年2月の再発、治療、退院。そして生活をして行くにつれ、「感謝」という気持ちがうすれてきたように思います。今一度自身を見つめなおし、たくさんの方々のおかげで現在生かせていただいていることに感謝したいと思い、先ずは書かせていただきました。家族・病院関係者・その他たくさんの方々、本当にありがとうございます m(_ _)m
26Sep
- 続編！「生きています！」
  ２０１２年４月１１日に移植して、５年半がたちました。おかげさまで、現在楽しく日々を過ごさせていただいております。「完」でしめくくっていたこのブログを、今続編とのテーマで書いていいのでしょうか？自分なりの葛藤がありますが、この５年間の私自身の病気との触れ合いを書こうと思い、今日にいたります。時間を見て、記憶を遡りながらゆっくり書いていきますm(_ _)m
08Jul
- 闘病日記　154日目（後編）退院！
  本日の天候は晴れ時々曇り。私は、快晴です。いよいよホームストレートに入りました。スタンドの皆さんも総立ち。このような状況の中、私一人が注目を浴びて良いのでしょうか？いいんですよね。私の『戦い』で、『闘い』であったのだから。学生時代の近畿大会の長居陸上競技場を思い出しますが、こんなに様々な方からの応援、本当にありがとうございます。涙・涙で前がはっきり見えません。移植前処置の時も今となっては良き？悪き？思いでですが、胃痛・口内炎・咽頭痛等副作用に悩まされました。奈良USJジュニアソフトテニスクラブの子どもたちに言ってもわかりませんが、常に『強気』と言う想いを頭にそして心に言い聞かせながら一歩一歩前を向いて走っていました。今だから話せるのですが、実は『弱気』になった事が一度だけあります。移植後の合併症の時は最後まで強気でしたが、前処置の後の副作用時、『もうダメだ。苦しい。我慢・我慢・辛抱・辛抱も限界。今後の更なる副作用や合併症の事を考えると、お父さんもうダメかも知れない』と考えてしまいました。ブラインドは閉ざされ、部屋は暗く、布団をかぶって毎日横になっているだけ。妻や家族との会話もしんどくて出来ない。しゃべる元気がないから、そっとしてほしかった。でも、そんな弱気を払ってくれたのは、主治医のK氏でした。まだまだ若いK氏は私にこう言いました。『頑張らなくていいじゃないですか。我慢しないで下さい』ってね。『他に薬は一杯ありますから、鎮痛剤を使いましょう』と。私はとたんに涙が瞼に溢れ、下を向いてごまかしました。K氏は私の涙に気がつかれたかもわかりません。気を遣って頂きそっと部屋を後にされました。片の荷が降りたと申しましょうか、主治医のお言葉を頂いてからは『強気』がよみがえってきたのですね。私は消防士であり救急救命士でありますので当然のごとく救急車に乗って現場に向かうのですが、現場ではまず一人の人間として傷病者に接しております。人と人。次に心と心。そして病気に接触いう形をとっております。それが良いのか悪いのか？答えは傷病者が決めてくれたら良いことなのです。主治医のK氏は、私の心の部分を見てくれていたのです。ほんとに嬉しかったですね。この病院の血液内科の先生はそんな人ばかりなんですよ。お世辞でものを言ってる訳ではありません。本当に人間として素晴らしく、病気を見る前に心の部分を見てくれています。だから周りの看護師や看護補助・スタッフ全員がまとまりチームとして最高のモラルを患者さんに提供する事が出来るのですね。21年救急車に乗って病院にお世話になっていろんな先生方を見てきました。はっきり言ってどうしようもない先生方も数多く見受けられました。でもね、そんな先生方も医者になった当初は純粋な気持ちややる気で、朝早くから夜遅くと言うか、病院に泊まってばかりいたんじゃないでしょうかね。常に患者さんの事を考え、その純粋な気持ちがやはり大切だと私は思います。このブログ上で常にペタッて頂きましたレッシュドクター様。私は先生を勝手にセカンドオピニオンとさせていただいておりました。色々と勉強させて頂き、ここぞとばかりの的確なコメント。そして何よりあいちゃんには癒されました。本当にありがとうございました。そして、私に日夜勇気と生きる希望を与えて下さった皆様、心の底から感謝申し上げます。皆様のおかげで間もなくゴールテープを切ることが出来ます。やはりテープをもっているのは、天にめされた元上司ですね。おぉ～笑顔で微笑んでくれるのですね？すいませんがまだまだそちらには行けませんので悪しからず。何故か病院のスタッフ全員の方々もテープの向こう側におられるではありませんか。離れるのは寂しいけれど、私の居場所はここではないです。ありがとう。みんな、みんなありがとうございました。皆様、涙・涙で前が見えません。2012年7月8日10時00分・・・目を閉じてのガッツポーズでゴールをしました。正直長かったなぁ～！正直ほんとしんどかった！正直よくぞここまで！あとは２週間に1回の外来通院開始！完治まで5年！人生のゴールは88歳！まだまだ折り返し地点！努力・努力・常に努力！そして、何より身近で支えてくれた、妻や家族全員に感謝します！ありがとう。いつまでも仲良く暮らそうな。姉さん！二人きりの姉弟。次は私が助けてあげるぞ。子どもたちよ！小さくまとまるな。大きな心の持ち主になれ。決して楽を覚えてはいけない。大人になったらいくらでも出来る。今はソフトテニスを通じて世界を目指せ！そして最後は・・・・・自分自身を"リスペクト"する。フルマラソン : 記録 154日（世界最遅記録）　　　　　　　　　　　Android携帯からの投稿
07Jul
- 闘病日記　153日目（中編）
  本日の天候は雨のち曇り。私は、曇りでした。只今、第３コーナーを曲がり始めました。ほんとにいろいろな事を思い出します。皆様の一人一人の顔が浮かんで来ると、もうダメですね。目に潤いは良いのですが、涙で文字が見えなくなります。2012年2月6日、大学病院の8階個室クリーンルームに面会謝絶にて入院しました。前回の入院生活より変わったところは、空調設備が新しくなり、大部屋でもクリーンルームなっている事にびっくりしました。神戸のある病院は、その階自体がクリーンルームとなっており、重症の患者でも歩く元気があればいつでも部屋を出れるらしいです。これはほんとに凄いこと。患者にとっては最高の環境ですね。あの個室から何週間も出れない状態は、私は経験がないのですが牢獄と同じくらいの苦しみと考えます。これからの日々の状況、身体所見、採血データ等を投稿するにあたり、そして何より生き抜く目標をもつにあたり、この闘病生活を好きなマラソンに例えました。バーチャルであるものの、私には最高のsituationとなりました。スタートのピストルの合図を同じ病で天にめされた元職場の上司に例えました。人生の先輩も退院はされましたが、闘病開始後1年で逝ってしまいました。お亡くなりになった当日の自宅での安らかなそのお顔は今でも鮮明に覚えております。是非とも約束したかった。私はまだまだそちらに逝くことは出来ませんってね。『お前なんかくそくらえ、まだまだここに来るな』ってね。入院までの間に署長にブログのことを話して入院しました。署長は会議の場でブログのお話をなさったそうです。私は自身の病を隠すつもりもなく、かといって自分から白血病と告白する気もなかったので時間任せにしておりましたが、消防学校の初任科の同期がお見舞いに訪れてくれた時はびっくりしました。思い出したらまたまた文字が見えなくなってきました。いろんな方からのメッセージやメールでの励ましの言葉。ブログ上でのコメント、本当に励ましとなり、生きる勇気となり、生きる希望となりました。持つべきものは友達ですね。ありがとうの言葉だけでは失礼ですが、お一人お一人に感謝申し上げます。私は皆様からいただきました勇気と希望という武器を闘いから戦いに変えてマラソンのゴールを目指しました。強い強い気持ちを持つためにあえて『戦い』を選びました。1回目の抗がん剤治療が始まりました。治療中に今後の治療方針が決定され、姉のHLAの適合もこの段階で判明しました。兄弟の適合率は1/4出そうで、全くをもってあてにはしておりませんでした。結果、フルマッチを主治医から聞いたときはほんとに嬉しかったです。しかしながら、逆の立場の患者さんの気持ちを考えると率直に喜んで良いのか？自身との葛藤がありました。素直に現実を受けとめ、治療に専念し、このマラソンのゴールを目指し一歩一歩ですが進み始めました。胃の痛みが最高に苦しかったです。ブルドーザーに例えたと思いますが、胃の切除を望んだ記憶もあります。何回も言いますが、本当に辛かった。なんとか耐えに耐え、リセット退院までの40日間を乗り切る事が出来ました。【後編に続く】ゴールまで残り100mAndroid携帯からの投稿