ヴェルサイユ宮殿を見学した後は、パリ市内で
ランチをとって、ルーヴル美術館へ
じっくり見ようとすると数週間もかかるといわれている
こちらの美術館、滞在時間はわずか1時間半
ガイドさんに連れられ、おすすめだけをつまみ鑑賞
地下の駐車場から入っていくと・・・例の逆ピラミッドが
お出迎え
こちらの美術館は、天井から、柱から、美しい装飾で
いっぱいなので、何を見たらいいのか分からないくらい
気になったもののみを厳選してご紹介します
まずは古代ギリシア彫刻の部屋
ミロのヴィーナス
ちょっと冷たい表情もなんだか美しいです
後ろへ回ってみると、衣服を挟む両足の様子が
よく見えるのですが、体重のかけ方なんかが
絶妙に表現されていることが分かります
そして、とても大理石でできているとは思えない、
背骨や筋肉の質感豊かな表現も見事
お次は、階段踊り場におかれた、サモトラケのニケ
こちらは、船の舳先へ舞い降りたところなのか、これから
飛び立つところなのか、と大きく2つの説に分けられるよう
ですが、私には、その力強く美しい姿が、今まさに大空へ
羽ばたく瞬間であるかのように感じられました
タイタニックの、舳先で両腕を広げるあのポーズも、
確かこれがモチーフだったのでしたっけ
そして、中世ヨーロッパ絵画の部屋
ラファエロ作の美しき女庭師
わが子の行く末を案じ憂う聖母マリアと、それ以上に
深い眼差しで母親を見上げるイエス
聖母の静けさと、幼児二人の躍動感
(ちなみにイエスともう一人は聖ヨハネだそうです)
しばし見とれました
最後は、イタリア彫刻
カノーヴァ作 アモルとプシュケの接吻
プシュケがアモルを包み込む腕のやさしい表現
全体に漂う甘い空気と、大理石の質感の美しい調和に
思わずうっとり
アモルは、いわゆるキューピッドのことで、
誤って自分の胸に矢をさしてしまい、人間の女性に
恋し、その女性を死の眠りから接吻で目覚めさせると
いう・・・だいぶ端折りましたが、そんなお話があります
そして、ちょっと残念だったのが、モナリザの絵
防弾ガラスに守られているので、絵の質感までは
ちょっと分かりにくかったのと、人が多すぎてのんびりと
鑑賞することができず
でもでも、どの角度から見ても、目が合っているかのような
不思議な感覚
そして、柔らかい微笑はとても素敵なものでした
美術館間を後にして、次はツアー観光ラストプログラム、
セーヌ川クルーズです
旅程
初日:パリ着、観光無し(記事は主に機内の様子です★ )
3日目:モン・サン・ミッシェル(★ )
4日目:オンフルール(★ )ルーアン(★ )ジヴェルニー(★ )
5日目:ヴェルサイユ宮殿(★ )ルーヴル美術館(★ )セーヌ河クルーズ(★ )
7日目:パリ発、観光無し(記事は主に機内の様子です★ )